海外ドラマ『タイムレス』4話あらすじと感想。ワイアットが抜ける?チームに暗雲の予感!?

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海外ドラマ『タイムレス』シーズン2第4話では、すでに死んでいるはずのジェシカが生存していたことで、ワイアットの心はルーシーからジェシカに……。

愛するワイアットとの別れに傷つくルーシー。しかしジェシカはなぜ生きているのか?そこにはリッテンハウスの巧妙な策略が隠されていたのです。

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シーズン2第4話あらすじ

1692年9月22日。マサチューセッツ州セイラム。当時セイラムでは、魔女と疑われた者は火あぶりではなく絞首刑されていました。その日は、アリス・パーカーが魔女として絞首刑されていたのです。

【現在】

ジェシカが生存していることで戸惑うワイアット。ジェシカによると、何も言わずに家を出たまま、2ヶ月が経過していると言います。

ワイアットは色々と話したかったものの、ジェシカが務めるバーが忙しいということもあり、とりあえずあとで話しをすることに……。

ジェシカが生きていたとワイアットからの電話で知ったルーシーは、今は任務よりジェシカを優先するよう言い、任務に向かおうとしました。

しかし、1692年といえば魔女裁判で白熱している時代。ルーファスとルーシーだけでは危険だということもあり、兵士としてフリンが同行することになったのです。

タイムトラベルした先で、アビー・フランクリンという女性を出会ったルーシーたち。アビーは、後に生まれてくるベンジャミン・フランクリンの母。

ベンジャミン・フランクリンとは、後にアメリカ合衆国建国の父と称えられる人物で、奴隷廃止を唱えた近代的人間像を象徴する人物です。

アビーは、魔女を処刑するなんておかしい。彼女たちは、普通に暮らしているだけで、周りと違うからと魔女に仕立て上げられてる、これはただの殺人だと声をあげたのです。

これまで8人の女性たちが魔女と告発されており、処刑を食い止めるためにアビーは立ち上がったのでした。

しかし、魔女裁判を仕切るジョン・ホーソーン判事は、9番目の魔女として処刑が認められたとアビー・フランクリンの名を出したのです。

アビーは、9番目の魔女として処刑直前まで牢に入れられてしまいます。アビーが処刑されたら、ベンジャミン・フランクリンが生まれなくなる。

ルーシーとフリン、ルーファスの3人は、アビーを助けるために事を起こそうとしました。しかし、ルーシーの母キャロルがルーシーは魔女だと声を上げ、牢に監禁され一緒にいたルーファスも捕えられてしまいます。

そして処刑の時間、最初にアビーの首にロープが掛けられましたが、フリンが手に入れたライフル銃で処刑を阻止。

判事や観衆が逃げ惑うなか、ルーシーとルーファスは手首に巻かれたロープを切り、魔女として捉えられている女性たちを解放したのです。

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シーズン2第4話の解説

ジェシカはなぜ生きているのか?

ワイアットの妻ジェシカは、6年前に殺害されているはずでしたが、リッテンハウスにより歴史が書き換えられ、生きているという形になりました。

ワイアットにとっては空白の6年であり、ジェシカの中にある記憶はワイアットにはありません。元々、ワイアットがタイムトラベルに協力するようになったのは、ジェシカを生き返らせるために歴史を変えるという事でした。

ただ、タイムトラベルを繰り返していくうち、歴史を変えることは危険だと悟ってからは、歴史を変えるのはやめたのです。

ではなぜ今回、ジェシカは生きているのか。ワイアットが何度も変えようとしたのに変えられなかったのになぜ?それは、リッテンハウスの策略が絡んでいたからでした。ジェシカが殺害されたのは1980年のサンディエゴ。

母船の記録を辿ると、前回の1961年以外に1980年に1時間ほど母船が滞在していたことが分かりました。

歴史を変えようとするには1時間という時間は短すぎます。実は、その1時間の間にリッテンハウスがジェシカを殺害した人物を殺していたのです。これによりジェシカは被害に遭うことなく生存することになったのでした。

ワイアットはチームから外れるのか?

リッテンハウスはなぜジェシカを生かそうとしたのでしょうか。それは、ジェシカが生きていればワイアットはタイムトラベルのチームに参加しないと踏んだからです。

ワイアットは兵士であり、頼りになる存在です。もしワイアットが抜ければ、ルーシーとルーファスの2人を阻止するのは簡単なこと。

ジェシカがいることにより、ワイアットは彼女の元に戻るはず。リッテンハウスは、ワイアットをチームから外すためにジェシカを生かす計画にしたのです。

ワイアット以外の仲間はそれに気づいているものの、今のワイアットはジェシカの離れた心を取り戻すことに必死で任務どころではありません。

それが彼らの狙いだったのです。ただ、フリンが脱獄していることまでは知らなかったようで、今回フリンが1692年に居たのを見てキャロルは驚いていました。このままワイアットはチームから離れてしまうのか……。

救命艇は3人しか乗れません。兵士としてはワイアットはとても役に立つ人物ですが、今後はワイアットではなくフリンが乗船する可能性が高いような気がします。

リッテンハウスの標的がルーシーに?

フリンがルーシーたちとタイムトラベルしたことが、キャロルからニコラス・キーンズに伝えられます。キーンズもフリンの事は知っているようで、危険視、重要人物として知っているようでした。

フリンも危険なのは確かですが、ルーシーもことごとくリッテンハウスに反発する者として、まずはキャロルに何とかさせようとしていましたが、今回キャロルは失敗。

なぜなら、キャロルはルーシーの母親なので自らの手で娘を始末するなんてできません。それならばと、キーンズはルーシーの件からキャロルを外すことにしたのです。

これによりキャロルは、ルーシーを守ることも出来なくなりました。ルーシーは、前からリッテンハウスに狙われていたものの、キャロルが何だかんだ理由をつけて守っていましたね。

しかし、キャロルが外されてしまった以上、更に命を狙われる確率が高くなったと考えていいでしょう。ルーシーを守るのはワイアットか、それともフリンか。現状で言うと、フリンの方が有力かもしれませんね。

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シーズン2第4話の感想

ワイアットはやはりジェシカを選びました。ルーシーと心が通い合い、深い関係になったのにも関わらず、彼女の気持ちも考えないでただ真っすぐジェシカの元に戻るなんて。

確かに、ワイアットはジェシカを愛しているし、取り戻したいと思うのは無理はありませんが、ルーシーに対しての配慮が欠けています。

前夜は一緒に過ごしたのに、翌日になってバイバイとは……。ルーシーの気持ちになるとやるせない感が溢れてきますね。

それにしてもキーンズという男は、冷酷かつ残酷な人物であることが更に明らかになりました。自分の想い通りに行かない者は、たとえ子孫でも関係ないという感じです。

邪魔者は排除するというのは、血縁だろうが娘や孫だろうが関係ないという印象でした。自分の思う完璧な世界を創るため、思い通りになる人物がいればいいという考え方のようです。

そもそも、過去の人間が現代で生きているわけですが、それも計画のうちなのか?なぜこの時代に来なければならなかったのかは謎です。キーンズが生きていた時代では出来ないという事なのかもしれませんね。

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