【秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~】19話と20話のネタバレ。劉家の仲間たちは、劉縯の敵討ちをしようとしない劉秀から離れていきます。それでも劉秀は、仲間たちを守るために劉玄への服従を装い続けるしかできませんでした。この記事では、ストーリーの詳細と感想をお届けします。
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【秀麗伝】19話のネタバレ
孤立
劉秀の仲間たちは、謀反の罪を着せられた劉縯の仇をうつべきだと誰もが復讐心に燃えていました。
しかし、劉秀が少しでも劉玄への反逆心を見せれば、朱鮪らが待ってましたとばかりに謀反の罪を着せてくるはずです。
そうなれば、劉家や仲間たちも皆殺しになってしまうため、劉秀は復讐したくても今は耐えるしかありません。
そこまで考えが至らない仲間たちは、仇を討とうとしない劉秀に失望し彼から離れていきました。
理解してくれる者
劉秀の服従心が見せかけだと疑う劉玄や朱鮪たちは、監視や挑発を繰り返して本心を探ろうとしますが、劉秀には少しも綻びがありませんでした。
朱鮪はそれでも劉秀への疑いが消えず、「劉縯の遺体を運ぶ日に、劉秀を宴に招き挑発してみます。少しでも乗ってきたら殺しましょう」と提案します。
しかし、その宴の席でも劉秀は挑発に乗りませんでした。
*
駆け落ちした馮異と丁柔は、劉秀の住居で共に暮らし始めました。
ある日 馮異は、劉秀が監視の目を気にせず生活できるようにと、最低限の従業員だけを残して他は追い出します。
そして「従順なフリをしていても、いつかは綻びが出る。疑い続ける奴らを信用させるためには、この時期に劉縯の喪に服さず妻を娶ればいい」と助言しました。
劉秀は、自分を理解してくれることに感謝しながらも、妻を娶る件については相手の家に迷惑がかかるからと聞き入れませんでした。
劉縯の棺
劉秀のことを理解しているのは、馮異だけではありませんでした。
別院で引きこもっている麗華もまた、彼が劉玄に従順なのは仲間を守るためだと分かっていました。
何も知らずに劉秀の悪口をいう鄧奉や陰興に、「彼はそんな人じゃない」と言って聞かせます。
そんな中、兄の陰識に連れ出された麗華が馬車から降りると、劉縯の棺が運ばれているところでした。
麗華は棺に駆け寄りますが、伯姫に引き剥がされてしまいます。
【秀麗伝】19話の感想
劉秀がどれだけ挑発されても劉玄に従順なのは、劉家や仲間たちを守りたいから。
しかし仲間がそれに気づかずに、劉秀から離れていってしまうのが何とも悲しい展開です。
そんな中で、麗華と馮異だけが劉秀の本心を分かっていて安心しました。
一方、劉玄がいつまで経っても妻を皇后にしないのは、“いつか麗華を皇后にしたい”からかもしれません。
そうだとしても、きっと麗華は劉玄には嫁がないでしょう。
本当の兄のように慕った劉縯を殺した相手なのだから。
【秀麗伝】20話のネタバレ
劉玄は麗華を娶るための下準備をしていました。
そのことを知った馮異はすぐに劉秀に報告し、劉玄よりも先に彼女を娶るべきだと助言します。
なぜなら、いくら麗華が嫁ぐことを嫌がったとしても、皇帝を相手に拒否することはできないからです。
「それに、もしも後宮に召されれば、麗華の気性からして相討ちするに違いない」
馮異にそう言われた劉秀は、劉玄よりも先に麗華を娶るべく縁談を申し込みにいきました。
すると、麗華の身を案じる陰識の猛反対にあいます。
しかし、麗華は陰識の反対を押し切って結婚を承諾しました。
麗華の強情さに陰識も折れて結婚を許しますが、侍女として琥珀をつけることにします。
これに不満なのが陰興でした。
琥珀を好いている彼は、琥珀が自分から離れて麗華の侍女になることが嫌で「娶る」と言い出します。
しかし、琥珀は「滅相もない」と言ってやんわりと拒みました。
婚儀当日。
麗華が輿に乗り込もうとした瞬間、旅から戻ってきた鄧禹が登場します。
麗華の結婚にショックを受ける鄧禹をよそに、麗華は嫁いでいきました。
【秀麗伝】20話の感想
これまでずっと家族を守りつづけてきた陰識からしてみれば、皇帝に目の敵にされ明日の生死もわからないような男(劉秀)に妹を嫁がせたくないのは当然です。
だから2人の結婚はまだまだ先になるかと思いきや、陰識は麗華が嫁ぐことを許してくれました。
大きな戦も一段落ついたことですし、ここからは新たな波乱の幕開けかもしれません。
もう1組の注目カップルである琥珀と陰興は、残念ながら離れ離れになってしまいました。
琥珀は陰興の従者だった時はずっと男のような格好をしていたけれど、今回、侍女姿に変身した彼女はとても綺麗でした。
*
今回つい笑ってしまったのが、鄧禹の登場タイミング。
2話で旅に出て以来、1度も出てこなかった彼の“満を持した再登場“が、よりにもよって麗華の婚儀当日だなんて不憫すぎてつい笑いを誘われました。
*次回21話と22話のネタバレ感想は(こちら)から。