『なつぞら』13話では、なつが十勝に来て8年後が舞台になっていました。
なつは高校生となり、柴田家では本当の娘として育てられていたのです。
山田家の土地開拓はどうなったのか。
今日も彼女の笑顔が北海道の大地を明るく照らします。
ドラマ『なつぞら』
13話あらすじ
8年後、なつは十勝農業高校畜産科の3年生。18歳になっていました。
柴田家では、本当の娘のように育てられなっちゃんではなく”なつ”と呼ばれ、妹にも「なつねえちゃん」と呼ばれていました。
泰樹や富士子、剛男を「お母さん、お父さん、じっちゃん」と呼び、以前のように”気を遣う”家族ではなくなっていたのです。
剛男は農協に務めるようになり、柴田牧場も大きくなっていました。その日の朝は、牛の出産があり、なつは気になって様子を見に行きますが、なんと逆子。
このままでは母牛の命も危ないと、泰樹は母牛の命を優先しようとしましたが、なつは子牛も助けるというのです。
子牛の足のロープを巻き付け、力いっぱい引きだしましたが、子牛は息をしておらず泰樹は「息してなきゃダメだ」と諦めたのでした。
しかしなつは諦めません。学校で習った”人口呼吸法”をしたり、肺を広げたりと必死で命を助けようとしたのです。その甲斐あって、子牛は命を吹き返して立ち上がったのでした。
学校には遅刻したものの、担任教師や生徒たちがなつが遅れた理由に興味を持ちます。
なつは、牛の出産を手伝ったこと、子牛の命を救った方法を友達を使って再現すると、先生や同級生は大喜びでなつを称えたのです。
『なつぞら』13話の見どころ
子牛を助けるために行た人工呼吸。詰まっている水を吸い出し、前足を大きく開いて持ち上げながら肺を開くという方法でした。
牛にも人工呼吸ができるのだと初めて知った方も多いと思います。
泰樹でさえ、そこまでしなくともと思った様子でしたが、なつは戦争で両親を失っているので、命の重さを良く知っているので諦めたくはなかったのでしょう。
どんな生き物にも命はある。命の大切さという、当たり前のことを改めて教わったような気がします。
なつの人工呼吸のシーンや、なつが柴田家の本当の娘のように育ってきた様子は13話の見どころのひとつ。
山田家の土地開拓もうまくいったようで、広い畑に沢山の野菜が実っている様子が描かれていました。
なつの成長と共に、天陽の成長した様子も伺え、いまでもいい関係を保っていることが分かります。
『なつぞら』13話の感想
十勝の大地とどこまでも広がる青空は、本当に美しい景色でした。何より、なつがなつらしくいられているような気がしました。
当初は、怖い雰囲気を醸し出していた泰樹も、なつのおかげで”笑顔”になることが増えています。
酪農や農業を本当に楽しんでいるなつの笑顔が、みんなを笑顔にしているんだろうと……。
ただ、現時点では東京にいるであろう兄と妹の消息は不明とのことで、なつの気がかりになっているはず。
今後は、兄が東京で働いていることを知り、東京に行く流れになるようなので、兄妹の再会シーンも楽しみになりますね。
13話以降は、なつ役は広瀬すず、山田天陽役は吉沢亮、なつの幼馴染・佐々岡信哉役は工藤阿須賀、なつの兄・咲太郎役は岡田将生など、さまざまな人物が登場するのも楽しみのひとつです。