【秀麗伝】35話と36話のネタバレ感想。建武帝(劉秀)の誕生!

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秀麗伝しゅうれいでん~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~】35話と36話のネタバレ。大軍に囲まれた長安は落城寸前となり、劉玄の時代が終わろうとしていました。そんな中、劉秀はついに意を決して即位します。この記事では、ストーリーの詳細と感想をお届けします。

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【秀麗伝】35話のネタバレ

苦渋の床入り

劉秀は、配下から「万一の時のために世継ぎを残しては?」と進言され、過珊彤かさんとうの母にも同じことを言われます。

そのうえ劉秀の後を追おうとして過珊彤が自害を図ったことを知った劉秀は、意を決して過珊彤のもとを訪れると、苦渋の表情で床入りをしました。

しかし、眠っている間に「麗華」と口走ったのを、過珊彤に聞かれてしまいます。

ショックを受けた過珊彤は後日、麗華という妻がいるのを知りながら嫁がせた母親に恨み言をぶつけに行きました。

劉秀の軍から逃げている赤眉軍が、長安に迫ってきていました。

そこで麗華は、鄧奉とうほうの手を借りて丁柔を長安から脱出させることにします。

無事に脱出できた丁柔は、洛陽の地で馮異と再会を果たしました。

風前の灯火

都の長安に赤尾軍が迫り、劉玄のもとから多くの臣下が去っていきました。

そんな中、劉玄を見限った張卯ちょうぼうが謀反を起こし、兵を率いて長楽宮に乗り込んできます。

麗華は劉鯉りゅうりや劉玄、そして趙姫を守りながら宮殿から脱出しました。

逃げのびた劉玄は王匡に反撃させようとしますが、趙姫の父親が独断で王匡の腹心を殺害したため、これに怒った王匡までもが敵に回ってしまいます。

劉玄の権勢はもはや崩壊寸前となり、馮異ふういは今が即位するチャンスだと劉秀に勧めました。

しかし劉秀は、劉玄のもとで人質となっている麗華の身を案じて聞き入れませんでした。

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【秀麗伝】35話の感想

劉秀が過珊彤をないがしろにしすぎるのも良くないけれど、かと言って、いざ床入りとなると複雑な視聴者も多いことでしょう。

しかも、劉秀があんなに嫌そうな顔をするものだから、ますます直視できませんでした。

一方の劉玄は、そろそろ退場でしょうか。

次々に臣下が離れていき、とうとう大軍に長安を包囲されてしまいました。

おそらく、麗華が文で劉秀に伝えたのは「今が天子となるチャンス」という内容だと思われます。

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【秀麗伝】36話のネタバレ

建武帝の誕生!

「今こそ天子になる時」と書かれた麗華からの文を読んだ劉秀は、ついに皇帝になることを決意しました。

西暦25年、劉秀は建武帝として即位し官職の授与をおこないます。

ところが、馮異を慕う一部の者たちは官職の振り分けに納得がいきませんでした。

「大きな軍功を残した馮異殿が、単なる諸侯だとは割にあわん」

馮異はそんな配下たちをなだめ、今こそ団結して劉秀を支えるべきだと諭します。

その後まもなく、過珊彤が劉秀の子を出産しました。

劉秀は過珊彤にいたわりの言葉をかけたものの、生まれた子を抱き上げることはせずに「政務がある」と言ってすぐに去ります。

劉玄の末路

長安はすでに赤眉軍に包囲されている状態でしたが、麗華は趙姫だけを置いて逃げるわけにはいかないという理由でまだ宮殿に留まっていました。

そんな麗華を案じる劉秀は、「長安が落ちたら劉玄を帰順させて麗華を守れ」と馬武に命じます。

一方、劉玄の臣下たちは、赤眉軍と戦うか投降するかで言い争っていました。

劉玄が徹底抗戦を主張すると、臣下は誰1人として従わず劉玄から離れていきました。

いよいよ長安は落城し、劉玄、麗華、趙姫、琥珀らは宮殿を逃げ出しますが、赤眉軍に見つかってしまいます。

劉玄は赤眉軍に降伏し、命拾いをした一同は小屋で休息をしました。

しかしその矢先、張卯が兵を率いてやってきたため、劉玄は麗華たちを小屋の裏口から逃がし、自分1人だけが残って足止めをします。

劉玄は槍に体を貫かれても、最期の瞬間まで扉を死守しました。

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【秀麗伝】36話の感想

1つの時代が終わりました。

劉玄は、劉秀に帰順していればきっと命も助かったはずなのに、意地でも劉秀だけには降伏しない様が彼らしかったです。

印象に残ったのは、絶体絶命になった時に劉玄が大切な人だけは守ろうとしたこと。

人間は窮地に陥ったときこそ本質が見えるものですが、彼が最後に見せた本質は「大切な人を守る姿」でした。

皇帝になってからは、その座に執着するあまり良心がかすんでいましたが、もともとは人並みの愛情や正義感も持ち合わせていたのでしょう。

人間というものは、善一辺倒でもなければ 悪一辺倒でもありません。

善悪が入り混じった劉玄という人物は、このドラマで1番人間くさいキャラクターだったように思います。

そんな彼が退場し、次の悪役ポジションとなるのは、おそらく過珊彤を含めた周辺人物でしょう。

それにしても劉秀は、生まれた子を抱くことすらしませんでしたが……。

たとえ過珊彤を愛していなくても、自分の意志で床入りした以上は責任がありますし、子だけでも愛してあげるべきでは?と思ってしまいます。

*次回37話と38話のネタバレ感想は(こちら)から。