【ノクドゥ伝~花に降る月明り~】3話・4話のネタバレ感想。ノクドゥは男であることがドンジュにバレてしまったものの、彼女は告発せずに秘密にしてくれます。そんな中、次々にハプニングが起こりノクドゥは再びピンチに……!? この記事ではストーリーの詳細と感想をお届けします。
Licensed by KBS Media Ltd. © 2019 KBS. All rights reserved
動画配信:[U-NEXT] (PR) [Prime Video](PR)
【ノクドゥ伝】3話のネタバレ
正体バレる!
ノクドゥは、倒れ込んだ衝撃で無意識に“男“の叫び声を出してしまいました。
男だと気づいたドンジュは、ノクドゥにハサミを向けます。
するとノクドゥは「都で男装していたことを行首にバラすぞ」とプチ脅迫。
そこへ、ノクドゥを追っていたムウォル団の隊長と チョン行首が、男の叫び声を聞きつけて部屋に入ってきました。
ノクドゥはドンジュに、助けてくれと目で合図。
すると、ドンジュは「散髪の途中で耳を切られてしまった」と傷を見せ、男の叫び声を再現してみせます。
「あなたの声だったのね」と納得した行首たちは部屋から出て行きました。
2人きりになると、ドンジュは牢獄で一緒になった時から尾行してきたのか?と問い詰めます。
ノクドゥは偶然だと答え、「思い人の女性とここで会う約束をしている。会えたら出ていくからそれまで置いてほしい」と噓をついてこの場をしのぎました。
ドンジュはその日からノクドゥを見張り、舞の稽古にも同行させます。
舞が不得意なドンジュを楽しそうに眺めていたノクドゥでしたが、途中で抜け出して村に戻りました。
すると、自分の人相書き(男姿)が配られていました。
ノクドゥは「人相書きの男に襲われた」と嘘をついて人相書きを書きかえたあと、男は隣町に逃げていったと話をでっち上げます。
望まないこと
数日前に信女一行が寡婦村にやって来た際、本来ならば入れないはずの男たちが同行していました。
ノクドゥは、その中の誰かが家族を襲った刺客の頭領かもしれないと予測します。
刺客たち(ムウォル団)の会話から察するに、彼女たちは頭領の命令に従っているだけで何も知らないようでした。
ともかく頭領を突き止めるためには、ムウォル団の女性に近づくしかないと考えたノクドゥは、彼女たちの薪割りの作業に同行します。
少し離れた場所で作業をしていると、力みすぎたせいで盛大に衣が破れてしまいました。
男だとバレては困るため慌てて隠れますが、すぐ近くでムウォル団の隊長 スクが自分を探しているようでした。
折よく現れたドンジュに助けを求めると、彼女は手を引いて川のある場所まで連れていってくれます。
2人は川に飛び込み、沐浴しているフリをして破れた衣に気づかれないようにし、追いかけてきたスクたちの目をごまかしました。
スクたちが去り、衣を乾かしている間、ノクドゥはドンジュに舞を教えることにします。
「舞を習ってたの?1回見ただけでしょ?」
「普通は1回見たら覚えるだろ?」
ノクドゥはそう言うと舞を教え始め、バランスを崩したドンジュを抱いて支えました。
ドキドキした空気が流れる中、ノクドゥは「妓生には向いてないな。他の道を探したらどうだ?」と冗談まじりに言います。
するとドンジュは「妓生になりたくなんてない。でも、望まなくてもせざるを得ないこともある」と強い口調で返しました。
ノクドゥは謝罪した後、自分も同じで望むことも望まないことも何もできずに生きてきたと打ち明けます。
2人が村に戻る途中、王の甥ユルムと遭遇しました。
ユルムは2人が川に落ちたと聞いてもドンジュだけを心配し、ひたすらにドンジュだけを気遣います。
ドンジュの水揚げ
皆が探している人相書きの男がノクドゥだと気づいたドンジュは、「殺されるわよ。出て行って」とノクドゥを追い出しました。
その会話をこっそり聞いていたムウォル団のドゥルレは、始末するべく短剣を取り出したものの、島でノクドゥと対峙したときのことを思い出し、1人では倒せないと判断して助けを求めにいきます。
しかし、その道中で何者かに捕らえられました。
一方のノクドゥは、寡婦村を出て行かずに醸造所に侵入し、ムウォル団の会話を盗み聞きしていました。
「今夜のターゲットはこの男だ。誰が殺る?」
「私がやるわ」
ムウォル団の1人がそう言って、服を着替えようと押し入れを開けました。
中に隠れていたノクドゥは見つかってしまい、殺されそうになったため自分がその仕事をやると申し出ます。
ちょうど人手が欲しいと思っていた隊長スクは、ノクドゥにやらせることにしました。
その頃。
(1話で幼い妓生を連れ帰ろうとしていた)貴族男が、ドンジュを水揚げするために妓楼に来ていました。
チョン行首は何とか思いとどまってもらおうとしますが、男が引き下がる様子はありません。
行首に多大な恩があるドンジュは、もしも水揚げを拒めば妓楼に迷惑がかかると考え、貴族男に従うことにしました。
その後、男の屋敷に到着したドンジュが挨拶をすると、暖簾の奥から出てきたのは男姿のノクドゥでした。
「今日から俺は、お前の母親だ」
【ノクドゥ伝】3話の感想
ドンジュのとっさの男声の演技が、やけに高クオリティで笑えました。
でもそのお陰で、ノクドゥはピンチから逃れることができて一安心。
ドンジュは普段は気の強い女性ですが、ノクドゥが男だと知っても密告せずに助けてあげるとは根は優しいようです。
1つ解決すれば1つ問題が起きるこのドラマ。
今回は、ノクドゥの衣が盛大に破けるといった笑えるハプニングから、ドンジュの水揚げといったシリアスな問題まで盛りだくさんの内容でした。
ノクドゥは最後、なぜか貴族男の屋敷にいましたが、もしかすると殺すターゲットがこの男だったのかも?
ただそうだとして、「今日から俺はお前の母親だ」というセリフはどういうことなのか??
謎の残るラストシーンが気になりますが、きっと次回明かされるでしょう。
また今回は、ノクドゥがドンジュに舞を教えるといったときめきシーンもありました。
彼は普段は女装をしているけれど、ドンジュといる時にだけ見せる“男性的な雰囲気”にはドキドキさせられます。
【ノクドゥ伝】4話のネタバレ
水揚げから救う方法
ドンジュが貴族男の屋敷に到着すると、なぜか現れたのはノクドゥでした。
実はノクドゥは、水揚げの話を聞いてすぐにチョン行首に会いに行き、大金(金のカエル)を払ってドンジュを養女にしていたのです。
そうすれば、ドンジュは妓生をやめることができ、水揚げもしなくて済むからでした。
ノクドゥの素性が分からないと心配する行首を安心させるため、ノクドゥは「寡婦村で暮らすから」と約束しました。
そうして養女の件を承諾してもらった後、貴族男の屋敷に先回りし、ドンジュの前に現れたというわけです。
そこまでして助けた理由を聞かれたノクドゥは、「恋人に会うために寡婦村にいたいからだ」とつい噓を口にしてしまいました。
少しすると、ユルムがドンジュを迎えにきます。
どうやらユルムが貴族男を始末したらしいと察したノクドゥは、“ただの料理好きな男ではないな”と彼の素性に疑問を持ちはじめました。
3人で寡婦村に戻る途中、スクの尾行に気づいたノクドゥは、2人を先に帰らせてスクと対峙し弁解します。
「殺しの仕事は先延ばしにしてしまったけれど、ドンジュを放っておくわけにはいかなかった」
するとスクは、下手なことをしたら命はないと忠告した上で、今回だけはノクドゥを見逃しました。
狭い1室での同居生活
妓生をやめたドンジュは、ノクドゥと妓楼を出て隣の寡婦村に移り住みました。
そこは烈女団の3人が暮らしている場所で、今は1つしか部屋が空いていないのだといいます。
狭い部屋で一緒に住むことになった2人は困惑しつつも、まずは買い出しに出かけることに。
買い出しの途中で、ドンジュはヒヨコを手にとって嬉しそうにしていました。
その姿を見たノクドゥは、のちに購入してヒヨコをプレゼントします。
戻れない過去
ムウォル団につかまったノクドゥは、次の仕事(とある屋敷のお宝を盗む)を強制されました。
このことを秘密にしておきたいノクドゥは、ドンジュには「漢陽へ行って恋人を見てくる」と嘘をついて寡婦村を出発します。
一方のドンジュは、ノクドゥのことが気になって仕方ありませんでしたが、それを認めたくないので漢陽に行くための理由を無理やり作って己に言い聞かせました。
「そうよ!武器を作るための金具を買いに行かなくちゃ!漢陽に!行くのは嫌なんだけどね!」
そうして、ノクドゥを追いかけるような形で漢陽に到着したドンジュは、昔住んでいた屋敷へと足を運びました。
しかし、中に入ろうとした瞬間、家族が惨殺された光景を思い出して座り込んでしまいます。
その時、なぜか中からノクドゥが出てきました。
実は、ノクドゥがお宝を盗む屋敷はこの周辺にあるため偵察をしていたのです。
「どうしてここに?なぜ泣いている?」
知られたくないドンジュは適当にごまかし、またノクドゥも屋敷にいた理由をごまかしました。
翌日。
モノ作りが得意だというドンジュに磁石性の弓を作ってもらったノクドゥは、それを使ってお宝を盗むことに成功します。
その頃。
再び屋敷に足を運んだドンジュは、勇気を振りしぼって中に入りました。
するとユルムが来ており、ドンジュが来たときのために屋敷を美しく保っていたのだと言います。
ユルムは、ドンジュを「ウンソ」とかつての名で呼び、婚約者同士だった頃の思い出話をはじめました。
「婚儀の話がでた時、私はそなたを見に来た。気に入らなければ取り消してもらおうと思ったが、そなたを見て父上に婚礼を早めてほしいとせがんだ」
ドンジュは過去に戻ることはできないと言い、この場を去ります。
屋敷の外では、本物のキム(ノクドゥは寡婦村でキムに成りすましている)の乗る輿が通り、ノクドゥがキムを救出していました。
それを見たドンジュは、キムをノクドゥの恋人だと勘違いし、複雑そうな表情を浮かべながら素通りします。
ところが、正面からスクが歩いてきたため慌てて戻り、男姿のノクドゥに隠れるように合図しました。
キムは屋敷に隠れ、ドンジュとノクドゥは輿に隠れますが……。
【ノクドゥ伝】4話の感想
ノクドゥの「母になった」というセリフは、ドンジュを養女にしたという意味だったようです。
おかげでドンジュは妓生をやめることができ 水揚げされずに済みました。
誰も傷つかない最善の策を瞬時に思いついたノクドゥがお見事!
それに彼は、何事も1度見れば覚えるという天才的な一面もあり、ただの凡人ではないように見えます。
もしかすると、生まれてすぐに死んだことになっている王の子どもこそがノクドゥなのかもしれません。
一方、貴族男が激怒しないかと心配ではありますが、会話から察するに、どうやらユルムが始末した模様。
彼はドンジュのために一途に尽くしていますが、気持ちが報われそうになく、健気であればあるほど胸にせまるものがあります。
一方のノクドゥとドンジュは、近いうちにドキドキ同居生活が始まりそうな予感。
すでに2人は無意識下で惹かれあっているように見えますが、ノクドゥは「恋人に会うためにここに居る」と噓をついているので、それが障害となって2人の仲はなかなか進展しないかもしれません。
*
ドンジュの回想シーンを見るに、どうやら彼女は令嬢だったようです。
しかも、王族のユルムと婚姻関係だったことから、かなりの良家だったと思われます。
だとすると、ドンジュの家族が惨殺されたのは権力争いが原因かもしれません。
*次回5話と6話のネタバレ感想は(こちら)から。