『白衣の戦士！』

『白衣の戦士！』2話のあらすじ

ナースとして働き始めたはるか。1週間が過ぎても、指導係の夏美からはダメだしされる毎日。そんなある日、同期の新米看護師の光が早くも採血をさせてもらっているところを見かけます。

自分もやらせてほしいと夏美に頼むも、夏美からは「私が合格を出したらやらせてあげる」と右腕を差し出されました。

その結果は散々で、絆創膏だらけの腕になってしまった夏美はカンカン！はるかは採決の許可をもらえることができませんでした。

ムカつきながら仕事帰りに近くのスーパーに寄ると、夕飯の買い物をしている光と会います。文句を言いつつ、光の買い物かごのなかを覗くと、夕飯のメニューは鍋であることに気づくはるか。色々理由をつけて光の部屋で鍋をごちそうになることになりました。

調子に乗ってお酒が進んだ二人。翌朝はるかは光のベットの中で目覚めます。記憶が途中で途切れ、覚えていないはるかは、光となにかあったのかも……と焦るのでした。

そんな中、四季総合病院へ入院してきた杉野真理子。実は、真璃子は光の大学時代の同期で元カノでした。真面目そうな真璃子でしたが、仕事関係での悩みから病気が治ることを恐れて思わぬ行動にでます。

一方、結婚に向けて順調に進んでいた夏美。見合い相手の里中からプロポーズを受けるも”結婚したら仕事を辞める”という選択に気持ちが揺らぎはじめていました。

料理が苦手なはるかは、「1人で鍋を食べるのは寂しいだろうし、付き合ってあげてもいいよ」と半ば強引に光の部屋で一緒に夕飯を食べることにしました。

バスケ部のキャプテンだったという光に「すごい！アタマ張ってたんだ!!」と尊敬なまなざしのはるか。なかなかヤンキー感覚が抜けないようです。

お酒で盛り上がった2人でしたが、翌朝光と同じベットで目覚めたはるか。

「私、まさかーーーー!!」と焦ります。

そんな中、光の大学時代の同期の杉野真理子が入院してきます。真理子が、光の元カノだった聞き、なぜだか動揺するはるか。

2人の間には何もなかったとはいえ、はるかはちょっとずつ光を意識していくのかな？という感じがしました。しかし、光は鈍感なタイプなので、今後この2人がどう進んでいくのか見守りたいですね。

夏美に密かに思いを寄せる看護師長の本城。夏美から話があると飲みに誘われましたが、夏美の目的ははるかの愚痴をいうことだったと分かり、少しがっかりします。そこへ、偶然見合い相手の里中が同僚とやってきて複雑な気持ちになる本城。

「うちの三原がお世話になってます。」と、夏美を自分サイドの置こうとする本城が可愛かったです。

里中と食事をしながら今後の事を話す夏美。寿退職を夢見ていた夏美でしたが、仕事を辞めることが現実化してきて複雑な気持ちが湧いてきていました。

里中と結婚する＝看護師を辞めるという現実に直面した夏美が出した答えは、なんと結婚よりも仕事でした。

せっかく見つけた理想のお相手をあっさり切ってしまった夏美。今後、本城がどのようにアプローチしていくのか？が楽しみです。

入院患者の真理子が、深夜に突然苦しみだします。真理子は薬を飲まずに捨てていたのです。
希望の銀行に就職した真理子。

しかし、入社してみると優秀な同僚たちの中で仕事についていけず悩んでしました。退院するとまた仕事に戻らなけらばならないので、それが嫌で真理子は薬を捨てていたのでした。

そんな中、真理子の会社の上司がお見舞いにきました。心配して、体を気づかう上司でしたが、真理子は銀行を辞めると言います。

「急いで結論を出す必要はない」と言われた真理子でしたが、上司が帰った後、自分の行員証をゴミ箱に捨ててしまいました。

同僚ナースの小野からそのことを聞いたはるかは、ごみ集積所の大量のゴミの中から行員証を探すのです。

このはるかの行動に呆れる夏美でしたが、本城からはるかが看護師を志望した動機を聞かされ、夏美もまた看護師としての仕事の素晴らしさを再認識するのでした。

はるかがようやく探し出した行員証を受け取った真理子は、喜ぶどころか戸惑う顔を見せます。そこへ夏美がやってきて、自分も先輩に何度も怒られたこと、白衣を同じように捨てたことがあること、など自分の体験を語ります。

それを聞いた真理子は、きちんと治療して銀行に戻り、もう少し頑張ってみる事を決めたのでした。

新人は、慣れるまでは新しい環境の中で大変なことがたくさんあります。ブラック企業でいつまでも働き続けることは勧めませんが、真理子の場合は、誰しもが経験する苦しい時期だったようなので、夏美からのアドバイスは真理子にとって良い方向へ向かえるきっかけになったはずです。

リアリティ重視の医療ドラマが増えている中、医療関係者からはツッコミどころ満載なコメディタッチが濃いドラマと話題になっています。

”演出が古い”という感想もありますが、裏を返せば、ベタベタな展開で安心して見れるドラマであるということです。

それでも、途中ドキドキする場面もあるし、感動させる名言なども組み込まれていて、捻りに捻ったストーリーにちょっと疲れたと感じる方にはお勧めの作品です。

2話視聴率は9.3%でした（ビデオリサーチ調べ、関東地区）