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【慶余年】19話と20話のネタバレ感想。脇を固める国家一級俳優たちの存在感がすごい!

歴史 / 時代劇
©Tencent Pictures Culture Media Company Limited ©New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
*この記事にはプロモーションが含まれています

【慶余年~麒麟児、現る~】19話と20話。林珙殺害の容疑が晴れた范閑は、宰相から娘婿になるよう言われます。その際、林家の富をすべて与えるかわりに、林家一族を守ように「取り引き」を持ちかけられますが、范閑はその取り引きを断り……。この記事ではネタバレ感想をお届けします。

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【慶余年】19話のネタバレ

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一部 シーンが前後している部分があります。

慶帝に呼び出された范閑は、北斉の猛者である程巨樹を倒したことや、密偵の司理理を捕らえた功績により“太常寺協律郎”の役職を与えられました。

范閑は始終、怯むことなく飄々とした態度でふるまい、すべての受け答えにおいて率直な物言いを崩しませんでした。

しかし帰り際に、言動が芝居がかっていたことを慶帝に指摘され「朕に直言の臣下だと印象づけようとしたか」と言われたため内心焦ります。

次に宰相(林婉児の父親/林若甫)に会いにいくと、庭で長男の大宝が遊んでいました。

どうやら大宝は子どもの心のまま成長したらしく、林珙が死んでしまったこともよく分かっていないようです。

肝心の宰相は、林珙を殺したのは范閑かもしれないと疑っていました。

もしも范閑が自分を殺そうとした黒幕が林珙だと思っているならば、范閑には林珙を殺す動機があったことになるからです。

それを確かめるために、宰相は配下に司理理を尋問(拷問)させていました。

しかし、その配下によれば司理理は林珙の名前を范閑に教えていないとのことでした。

范閑への疑いを一旦解いた宰相は、范閑を部屋に呼んで家族のことを話し始めます。

長男の大宝には知的なハンデがあること、娘の林婉児は隠し子であるゆえに屋敷に戻すこともできないこと、だから林家の未来を一身に背負っていたのは林珙なのだと。

「私は仕官して以来、死罪を言い渡されたときでさえ絶望したことはない。昨夜、林珙の死を知るまでは」

続けて宰相は、林婉児との婚礼を早く挙げるようにと言い范閑に取り引きを持ちかけました。

「娘婿になれば林家の富と人脈をすべて与える。その代わり、私の亡きあとは一族を政敵から守ってほしい

しかし范閑は、林婉児を娶るのは取り引きのためではなく、愛ゆえであると言葉を返しました。

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【慶余年】19話の感想

ようやく范閑と慶帝が対面しました。

意外と慶帝のほうが緊張していたのか、范閑が現れてからしばらくの間 隠れていたのが可笑しかったです。

范閑は「慶帝を直視するな」と言われたのにガン見したり、触るなと言われた弓矢をいじったりと、怖いもの知らずな言動にはハラハラさせられました。

でも結局、范閑の言動の裏までもを見透かしていた慶帝のほうが上手うわてだった気がします。

そして范閑は、宰相とも対面。

さすがの范閑も、林婉児の父親である宰相の前ではすこし恐縮しているように見えました。

宰相にとって林珙は、一族の未来を担う愛する息子だったわけですから、林珙の死には悲しみと絶望しかないでしょうね。

血のつながりもない初対面の范閑に一族の未来を託さざるを得ないなんて、宰相は一体どんな気持ちだったのでしょう。

「一族を守ってくれ」という宰相の言葉には嘘がないように見えたので、きっと本質は愛情深い人なのではないかと。

林珙のしたことは許せることはではないけれど、林珙を亡くした林家の人たちの苦しみを思うと、范閑が林珙を殺さなくて良かったと心から思います。

やはり復讐というものは、どこかで断ち切らないと誰かが苦しむことになるのだということが胸にのしかかる19話でした。

とても重い話でしたが、范閑の最後のセリフがとてもよかったです。

林家一族を守るのは取り引きではなくて、林婉児への愛ゆえであると。

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【慶余年】20話のネタバレ

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娘婿に決めた理由

宰相(林若甫)が范閑を娘婿にすると決めたのは、大宝への態度が決め手でした。

屋敷の使用人でさえ大宝を蔑む目で見ているというのに、范閑は心からの笑みを浮かべていたのです。

娘婿の范閑を支えることに専念しようと決断した宰相は、林珙を悼む気持ちを断ち切るために、林珙の書いた書を范閑の目の前で燃やしました。

そして、もしも皇太子がこれからも范閑を敵視しつづけるようならば、皇太子をすげ替えるつもりだと話します。

部屋を出た范閑は、まだ林珙の死を知らない大宝に声をかけ「林珙は遠いところへ行ったからしばらくは会えない」と教えてあげました。

すると大宝は、自分が飼っていた動物と同じように死んでしまったこと、そして将来、自分もそこ・・へ行って林珙や動物たちと再会するんだということを彼なりに理解した様子です。

范閑は、大宝にまた会いにくると約束して屋敷を去りました。

院長との対面

王啓年から「皇太子が司理理を再審理しようとしている」と聞いた范閑は、慌てて鑑査院へ向かいます。

もしも司理理が范閑を裏切って本当のことを言えば、范閑はたちまち林珙を殺した犯人だと疑われてしまうからです。

鑑査院に到着すると、朱格と言若海が皇太子の行く手を阻んでいました。

そこに鑑査院長(陳萍萍)も登場し、皇太子を止めます。

しかし皇太子が強行突破で鑑査院に入ろうとしたため、王啓年がひそかに短剣を投げ皇太子を狙ったフリをします。

すると院長はすかさず、皇太子を刺客から守る名目で皇太子を宮殿に護送しました。

その連携を目にした范閑は初めて、王啓年が院長の配下であることに気づいたのです。

院長は范閑と2人きりになると、范閑の亡き母親の話を聞かせた後、林珙の件は自分がどうにかすると約束しました。

その後。

王啓年は欺いていたことを范閑に謝罪し、これからもそばで仕えたいと申し出ます。

范閑は、まだ許していないと言いながらも笑みを浮かべました。

慶帝に呼び出された范閑が宮中へ赴くと、宰相と皇太子と二皇子が来ていました。

そこに登場した鑑査院長は、林珙を殺したのは東夷城の四顧剣スー・グージエンだと発表します。

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【慶余年】20話の感想

さっそく娘婿の范閑を守ってくれようとする宰相は素敵なイケおじで、かなり心強い後ろ盾になりそう。

イケオジといえば、久しぶりに登場した院長も外せません。

さすが国家一級俳優なだけあり、登場した瞬間から存在感が半端なかったですし、演技にも深みがあります。

ちなみに、慶帝を演じるチェン・ダオミンや、宰相役のユー・ヤンも国家一級俳優として知られています。

この3人が集結したラストシーンはいつも以上に重厚感がましましでしたが、范閑もそれに負けない存在感があるあたり、さすがは主役です。

https://twitter.com/tuki527/status/1482617957310398467

国家一級演員とは。

中国のエンタメ業界や舞台・オペラ・演芸などの分野で貢献と活躍が認められ、最高レベルとされる人だけに贈られる称号のこと。

個性的な登場人物ばかりなのも本作の魅力ですが、新しく登場した大宝も愛されキャラになりそうな予感。

范閑も、大宝を愛おしく思っているのが表情からありありと伝わってきました。

それが宰相にも伝わったからこそ、范閑を娘婿に決めたのでしょう。

「慶余年~麒麟児、現る~」©Tencent Pictures Culture Media Company Limited/©New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.