【成化十四年~都に咲く秘密~】14話・15話・16話。心臓を抜き取る連続殺人犯にドュルラが連れ去られてしまいました。唐泛と隋州は調査の末に、群王の馬引きの男が怪しいと目星を付けますが……。この記事では、あらすじとネタバレ感想をお届けします。
Writer:kino
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【成化十四年】14話のネタバレ
唐泛と隋州は、朱大善人(群王)に会いに行ったものの手がかりを得られませんでした。
そこで、ウユンが落ちた崖へ行ってみると、心臓殺人事件の殺害現場と同じような足跡(片足を引きずっているような足跡)がありました。
それを見た唐泛は、ウユンを崖から突き落とした者こそが連続心臓殺人犯に違いないと推測し、その犯人にドュルラも連れ去られたのだろうと確信します。
その後、皇太后から余家の娘との縁談をすすめられた隋州は、余家の長男に会うため妓楼へ。
すると、汪植を恨んでいるらしい長男は、店で酔って暴れて汪植に悪態をついていました。
*
唐泛は冬児に、過去20年間の行方不明事件ファイルを調べさせました。
すると、冬児は被害者がすべて15歳から25歳までの異民族女性であることを突き止めます。
同じころ隋州は、朱大善人の御者(馬引き)が足の不自由な男であることを突き止めていました。
その御者こそが犯人だろうと推測した唐泛が群王府へ向かうと、なぜか薬で眠らされ ドュルラと同じ檻に閉じ込められます。
目が覚めた唐泛は、そこで初めて朱大善人が真犯人であることに気づきました。
自分に利がないのに唐泛を助けた汪植は、もうすでに唐泛を友人だと思っているのかもしれません。
それにしても、朱大善人はなぜ心臓を抜き取っているのか?
被害者が異民族女性だけというのも気になる点です。
【成化十四年】15話のネタバレ
隋州は唐泛を探すために群王府(朱大善人の屋敷)に押し入るも、何も見つけられませんでした。
一方、唐泛が目覚めると朱大善人がドュルラを殺そうとしていたので理由を問います。
すると、朱大善人は以下のように話しました。
かつて、春華という女性と恋に落ちて父親の反対を押し切り駆け落ちをしようとしたが、約束の時間になっても彼女は現れず、やってきたのは父親の配下だった。
その時 朱大善人は、自分を売ったのは他でもない春華だと気づいた。
さらにその数年後に町で彼女とすれ違ったが、彼女は顔色ひとつ変えなかった。
なぜ自分だけ心が痛むのか、、、心が張り裂けそうだった。
過去を語り終えた朱大善人は
「ドュルラには彼岸花の汁を飲ませたから、心臓を抜き取ったあとも脈をうつはずだ。それでこそ魂を得られる」
と言ってドュルラを殺そうとしました。
その時、汪植の側近である賈逵が現れ 朱大善人を捕らえます。
そのおかげで、ドュルラも唐泛も助かりました。
その後。
汪植は皇帝に心臓殺人事件の報告をしたものの、「皇室の面目を保て」と命じられたため朱大善人を罪には問えませんでした。
代わりに、御者の蛇三を犯人に仕立てることにします。
それに納得がいかない唐泛は、自ら蛇三の審理をすることにしました。
審理の場には朱大善人も来ています。
唐泛は大衆が見ている前で、朱大善人の本当の父親が蛇三であることを暴きました。
すると、蛇三は慌てて「すべての殺人は自分がやった」と罪をかぶって自害し、朱大善人も後を追って自害します。
そうして、結果的に皇室の面目を汚してしまった唐泛は皇帝の怒りを買います。
朱大善人の動機がよく分かりませんでした。
ただおそらくは、異民族の女性を春華に見立て、彼女への恨みを晴らそうとしたのでしょう。
そして同時に、被害者女性の心臓を抜き取ることで、得られなかった春華の心(魂)を得ようとしたのかもしれません。
しかしどれだけ心臓を抜き取っても、春華の魂ではないのだから朱大善人の心が満たされることはなく、ゆえに幾度も幾度も犯行を重ねたのではないかと。
今回は結末も面白く、まさか蛇三が朱大善人の実父だとは予想外でした。
【成化十四年】16話のネタバレ
皇帝を怒らせ通州に左遷となった唐泛は、通州の姉(唐癒)の嫁ぎ先を訪れます。
すると、彼女は夫の賀珙や義父母からひどい扱いを受けていました。
見かねた唐泛は、姉と息子の澄を連れ出し、通州で間借りした家で一緒に暮らし始めます。
その家には、都からやってきた友人医師の裴淮や冬児、ドュルラとウユンも来ていました。
一同が平和に暮らしていたある日、義父母が澄を連れ去ってしまいます。
澄を取り戻すために唐癒が役所へ訴えにいくと、ちょうど勤務中だった唐泛が証人として付き添ってくれることに。
しかし、裁判官はこたびの件において、たとえ離縁をしても同意がなければ子どもの親権は得られないといいます。
そこに賀珙が現れて、「離婚してやるが澄は渡さない」と断言。
唐泛はそれでも離縁するべきだと唐癒を説得しますが、唐癒は子供のために別れないと言い張るのでした。
*
ある日、隋州が余府を訪れると一家が惨殺されていました。
末娘の秀蓮(隋州の婚約者)だけは命をとりとめていたものの、意識は不明のまま。
一方、余府の長男と確執のあった汪植は、他の重臣から疑いの目を向けられます。
しかし、皇帝は「汪植のやり方ではない」と言って汪植をかばいました。
唐泛が通州に左遷させられたために、隋州との同居生活が終わってしまい残念。
しかしそんな中、萌えるシーンもありました。
それは、冬児たちが会いに来たときに、唐泛が「隋州は?」と彼の姿を探していたことです。
そんなに隋州に会いたかったのか!? と思わずテンションが上がりました。
*次回17話~20話のネタバレ感想はこちら。