【成化十四年】21話・22話・23話のネタバレ感想

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【成化十四年~都に咲く秘密~】21話・22話・23話のあらすじ。鉛入りの銀は軍資金にまで混入しており、汪植は解決するために万貴妃からもらった茶器を質にいれて銀を捻出しました。しかしこれが、皇宮内で問題になってしまうのです。この記事ではネタバレ感想をお届けします。

Writer:kino

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【成化十四年】21話のネタバレ

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汪植が陳鉞将軍に「なぜ軍資金を水増し請求したのか」と尋ねると、原因は役人の着服だとわかります。

この件を沈静化させて陳鉞将軍を助けるため、汪植は以前に万貴妃からもらった鶏缸杯(茶器)を売って銀を捻出しました。

ところが、汪植の天敵である尚明が、鶏缸杯が街で売却されたことに気づいて皇太后に報告したのです。

鶏缸杯は陛下から万貴妃に下賜されたものであり、それを売ったとあれば 万貴妃を罪に問える絶好のチャンス。

皇太后はすぐに万貴妃を訪れて「宴席で鶏缸杯を使いたい」と要求します。

当然 万貴妃の手元にはありませんでしたが、この知らせを受けた皇帝が万貴妃をかばったため事なきを得ました。

その頃の雲和。

拉致されたと思われた元聡は、李先生(洞窟で自給自足をしている民たちのリーダー)のところで生活していました。

元聡は「父上(馬林)が無実の鉱夫たちを解放するまで帰らない」と言い張ります。

唐泛はそんな元聡を連れ帰り、馬林を説得して鉱夫たちを解放させました。

この一件以降、馬林は唐泛を信頼しはじめるようになります。

唐泛も、これまで通り馬林に調子を合わせ「明日にでも李先生を捕らえましょう!」と提案。

唐泛の行動は馬林を信用させて尻尾をつかむための芝居でしたが、そうとは知らない隋州は唐泛に失望して雲和を去ろうとします。

唐泛はそんな隋州に、すべては馬林を信用させるためだと明かしました。

感想

陳鉞将軍はやはり不正などしていませんでした。

鉛入りの銀が軍資金にまで及んでいるなんて、国を揺るがしかねない大ごとになっている気がします。

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【成化十四年】22話のネタバレ

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馬林がいまだに隙を見せないので、唐泛はやり方を変えて別の方法で信じさせることにしました。

まずは鉱夫たちに再び暴動を起こさせた後、彼らを従わせるためにリーダーの李先生を仲間に引き入れようと馬林に提案したのです。

李先生の説得を任された唐泛は、李先生の要求(鉱夫の解放、塾の開設資金など)を馬林に伝えました。

馬林が要求をすべて飲んだことで暴動は解決します。

暴動を解決したことで ついに唐泛を信用した馬林は、唐泛を“秘密の工場”へと案内します。

そこでは、鉛入りの銀が作られていました。

馬林は唐泛に「関係者の官史たちはすべて買収済みです。皇帝以外は」と話します。

一方の王宮では汪植が、質に入れた鶏缸杯を買い戻そうとするも何者かに盗まれていたため、仕方なく用意した偽物を万貴妃に返しました。

宴の当日。

万貴妃は偽物の鶏缸杯を皇太后に渡しました。

すると、皇太后は本物の鶏缸杯を取り出して「偽物で欺こうとするなど大罪だ」といいますが皇帝が万貴妃をかばいます。

後になって万貴妃のもとを訪れた皇帝は、「汪植を可愛がっているのは分かるが、私たちの子ではないのだぞ」と諭しました。

感想

汪植がいつも笑顔なのは、万貴妃の教えだったのですね。

汪植は、幼い自分を助けてくれた万貴妃を母親のように慕っているようです。

万貴妃のほうも、亡くした我が子と汪植を重ねているのかもしれません。

この2人は思っていた以上に、固い絆で結ばれているのかも……。

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23話のネタバレあらすじと感想

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馬林と黒幕の李子龍は、唐泛を仲間に引き入れようとしました。

しかし唐泛は、彼らに調子を合わせながら情報を聞き出そうとします。

それを見抜いた李子龍は、唐泛が帰宅したあと馬林に「念のために殺しておこう」と言いました。

後日。

唐泛が「仲間になることはできない」と馬林に告げると、馬林は帳簿を見せます。

そこには、朝臣である万公の名前が記されていたのです。

唐泛は馬林を拘束させたあと、汪植に密書で万公の名前を知らせました。

その知らせを受け取った汪植は、まずは皇帝にすべてを報告しつつ、唐泛が馬林を釈放させたがっていることも伝えます。

その後は万公のもとへ。

万公は汪植に、自分たちが銀に鉛を入れて損失を埋めていなければ、とっくに国庫は尽きていると主張しました。

多少は懐に入れたが、国を救うための行いだったと。

汪植は万公に引っ越しを命じ、彼が屋敷の池に溜め込んでいた金塊を回収します。

感想

もしかすると、馬林が実は悪い人ではなかったというオチでしょうか。

李子龍に脅されていたから表向きは従っていたけど、密かに帳簿をつけていたということ……?

よく分かりませんでしたが、とりあえず黒幕の1人が万公だと判明。

これを直接的に暴いた汪植は、また敵を増やしてしまいました。

まだ年若い彼が、狡猾な老臣たちと王宮で渡り合わねばならないなんて、さぞ息苦しい毎日でしょう。

*次回24話~26話のネタバレ感想はこちら