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【ウォーキング・デッド】シーズン11 Part2はじまりとなる9話がDisney+のSTARで配信されました。リーパーズ(収穫者)は原作には登場しないオリジナルの敵であることから、対決の行方が気になるところです。またTWDでは明らかにされてない謎も多く、そのひとつとして原作では人口5万人の大きなコミュニティとなっているコモンウェルスの存在。今後、この組織の実態も暴かれることに期待したいところです。
*Dramasnote編集部
【ウォーキング・デッド】前回のあらすじ
【ウォーキング・デッド】シーズン11Part1では、リア(リン・コリンズ)が、ゲイブリエル(セス・ギリアム)、イライジャ(オケア・エメ・アクワリ)、ダリル(ノーマン・リーダス)とともにリーパーズと戦っているマギー(ローレン・コーハン)とニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)に向けて火車に設置されたロケット砲を発射したところでクライマックスを迎えた。
一方で、嵐により壁が崩れかけていたアレクサンドリアではキャロル(メリッサ・マクブライド)、アーロン(ロス・マーカンド)、ロジータ(クリスチャン・セラトス)が中心となり、ウォーカーの流入と洪水から地域を守っていた。
コモンウェルスでは、ランス・ホーンズビー(ジョシュ・ハミルトン)からアレクサンドリアの名前と場所を明かさかったユージーン(ジョシュ・マクダーミット)は、コモンウェルスの牢に入れられてしまった。
【ウォーキング・デッド】シーズン11第9話ネタバレ
序章
軍事施設、アレクサンドリア、コモンウェルスごとにまとめていますのでシーンが前後する場合があります。
マギーはウォーカーの群れを交わしながらロケットを避け、建物中に避難した。
辺りを伺っていると、怪我を負ったイライジャに肩を貸すニーガンたちがやって来る。
3人は怪我の処置に必要な包帯などを治療室で見つけ、そのまま隠れ扉の中に入って覗い窓から様子を伺っていると、そこにカーヴァがやってくる。
カーヴァは3人に気づかなかったが、無線でリアから「誰ひとり生かして返すな」と指示を受けたのをマギーたちは聞いていた。
軍事施設
建物の外から様子を伺っていたゲイブリエルは、隙を狙って建物内に入ろうとしたが、それに気づいた敵(オースティン)が銃口をゲイブリエルに向ける。
ダリルが阻止してゲイブリエルは建物の中に入ることが出来たが、ダリルはオースティンと戦い右肩を指されてしまった。
それでも戦い続けて、ナイフをオースティンの腹に差し首を絞めて息の根を止めた。
その直後、リアが変わり果てた姿のオースティンを見つけ「許さない」と言葉を口にする。
ゲイブリエルが逃げ込んだ部屋は教会になっていた。
そこには、以前会った”神父”がナイフを向けて座っている。
神父はナイフを収めて敵意がないことを示しつつ、ゲイブリエルに「もう神の声が聞こえてないのか?互いの信仰の第1歩だ。何をしても救われることを受け入れよ」と迫る。
ゲイブリエルは一度は下を向いたが、自分と神父の信仰の違いを指摘し神父の腹を刺した。
マギーは、カーヴァを罠にはめニーガンとイライジャがいる場所までおびき出し、3人がかりで対決したが手に負えない強さだった。
そこでニーガンが機転を利かせてカーヴァに灰をかけて見えなくして殴って失神させた。
カーヴァはイライジャの妹を殺した張本人だった。
マギーがイライジャの息の根を止めようとした時、ダリルがやって来て止める。
カーヴァが気がついたところで、ダリルがもう一度殴って失神させた。
ダリルはカーヴァを目的を果たすための取引材料にして、脱出しようとしていたのだ。
ダリルたちはカーヴィを人質にし、イライジャもカーヴィを殺したいという思いを堪えながら外に出た。
イライジャは、自分を置いてでも奴を殺してほしいとマギーに頼み、マギーもまた「決して置いて行かない」と約束した。
[ダリルは念のためマギーに銃を渡す]
ダリルは無線でリアに連絡を取り、カーヴィの首にサバイバルナイフを押し付けて基地を明け渡すよう要求した。
「北に向かえ、見かけたらこいつを殺す」と脅す。
殺し合うために生きて来たのか?というダリルにリアは「生きるために殺す」と答える。
2人の意見はくい違った。
お互いの家族を守るためのチャンスを与ええたが、リアはダリルの言葉を信用せずジェンセンに”マギーに照準を当てるよう”指示した。
リアはカーヴァの解放を要求し、ダリルは従わざるを得なかった。
カーヴァの解放に納得できなかったイライジャは、足を引きずりながらカーヴァに斧を向けたが転んでしまう。
カーヴァがイライジャの斧を足で蹴り腹を蹴ろうと瞬間、銃弾が彼の足を撃ち抜いた。
「ジェンセン!」リアが無線で呼んだが、返事は彼ではなかった。
「違う、ジェンセンではない。ゲイブリエルだ」
彼はジェンセンを始末してライフルを奪い、屋上から敵に照準を当てていたのだ。
形勢逆転。
マギーは武器とカーヴァを置いて立ち去るよう言い、リアも残り少ない家族を守るためその条件を飲むしかなかった。
リアと残り2人は武器とカーヴァを置いて立ち去ったが、イライジャの「ジョセフィンやみんなのため」という言葉を聞いてマギーが考えを変える。
ダリルから”もしもの時に”と受け取った銃を手に取り、「止めるんだ」というダリルの声も届かず2人を射殺し、リアの肩に1発命中させる。
そのままカーヴァに銃口を向けたが弾切れだった。
マギーは、無表情のままイライジャの斧を手に取りカーヴァの心臓に一撃を食らわした。
ニーガンは、マギーがそうすることを分かっていたかのような表情を見せる。
ダリルは血痕を追ってリアを見つけ「俺の気が変わる前に行け」とリアに告げ、その場を離れた。
マギーは大量の食料を馬車に積んだあと、ひとり教会に向かった。
アルデンを置いてきたあの教会だった。
ドアの前でアルデンの名を呼んだが何も反応はない。
中に入ると1体のウォーカーと、這いつくばったウォーカーがいた。
アルデンだった。
マギーはアルデンの顔に触れ、頭にナイフを突き刺しその場で泣き崩れた。
アルデンを埋葬している所にニーガンがやって来て
「君はまた同じことをする。責めはしない。俺に対しても同じことをする。約束はどうであれ決断を下すのは時間の問題だ。だから、君にその機会与えない。俺は我が道を行く」
と言い、背を向けて去って言った。
彼女の中にある憎しみは決して消えることがないとニーガンは分かっていたのだ。
[ゲイブリエルとダリルが焚火を囲みながら話している]
そこにマギーが戻って来て、アルデンを”見送った”こととニーガンが去ったことを伝えた。
アレクサンドリア
アレクサンドリアでは嵐で壁が崩壊し、ウォーカーの群れが建物の中まで入って来ていた。
ロジータとリディアが、複数のウォーカーが階段を上がって来るのを阻止しようとしていると、ダイアンが「ジュディスとグレイシーが逃げ遅れたようだ」と報告に来る。
一方で、地下に逃げ込んでいたジュディスとグレイシーは、ドアの向こうにいるウォーカーの群れが入って来るのを阻止しようとするも、ついにドアは破壊されウォーカーがなだれ込んでしまう。
アーロンとジュリーは、風車を消火しに外に出ていたが風にあおられて火を消すことが出来ず、一旦建物の中に逃げ込んで様子を見る。
そこに、ウォーカーの侵入口を塞ぎに出ていたキャロルとマグナ、コニー、ケリーが走っていくのをみて呼び止め状況を聞く。
彼女たちは、脇の門は閉じたがどこかほかにも侵入口がある。と、次に東の壁を調べに行くと言う。
しかし、ここで風車が倒壊してしまえば侵入口を塞ぐことも無意味になってしまう。
そこで、コニーとマグナが侵入口を探しに行き、キャロルとケリーはアーロンとジュリーと共に風車の倒壊を防ぐことに。
するとそこにグレイシーの警笛が聞こえてきた。
アーロンは3人に風車の消火を指示すると、大雨が降る中ひとりグレイシーの元へと向かう。
ジュディスとグレイシーは、少し高い場所に避難してウォーカーを避けていたが、唯一持っていたナイフを水の中に落としてしまった。
ウォーカーに腕や足を掴まれ、危機一髪のところでアーロンが助けにやってくる。
アーロンは窓を叩き割って水の中に飛び込み、ジュディスとグレイシーに窓から逃がしたが、ウォーカーは次々とやって来る。
自分は逃げようにも窓まで届かない。
アーロンは、水の中で複数のウォーカーに囲まれてしまった。
グレイシーの警笛はロジータたちの元にも聞こえていた。
それが地下からであることも分かっていたが、ウォーカーが邪魔していくことが出来ないでいた。
アーロンは、天井にあるパイプに掴まって移動していたがあと一歩のところでパイプが外れ、ウォーカーに足が届くまでになってしまう。
そこにやってきたリディアがロープで固定し、危機一髪のところでアーロンを救出し、2人は風車の消火に向かった。
嵐は去り天気は快晴。
アレクサンドリアのに平穏が戻ってきた。
しかし、現状回復するまでには時間が掛かりそうだった。
見張り台の上に立っているキャロルとジュリーの表情が変わる。
ドッグを連れたダリルと、食料を積んだ馬車に乗るマギーとイライジャ、ゲイブリエルの姿を確認したからだ。
しかし、4人しかいない。
「他の人たちは?」
その言葉にキャロルは仲間を失ったことに気づく。
アレクサンドリア内は惨状だった。
ダリルたちが、大量のウォーカーを焼却しているのをみて何が起こったのかを察している所に子供たちが駆け寄ってきた。
ダリルはジュディスを、マギーはハーシェルを抱きしめてひとときの安らぎを感じ、ゲイブリエルもまたロジータと再会を果たす。
リディアは、ニーガンが去ったことにショックを受けていたようだが、アレクサンドリアには少しだけ笑顔が戻った。
コニーが戻ってきたことを知らなかったダリルは、彼女を見て駆け寄りハグし笑顔になる。
しかしその時、見張り台に居たジュリーが何かを見つけて叫んだ。
「おい!誰か来るぞ」
和やかだった時が一転、一気に緊張が走る。
それぞれが武器を手に取り、ダリルとマギーが見張り台に上る。
白いスーツを着たコモンウェルスの兵士たちだった。
「戦闘準備!」
ダリルの声が響く。
しかし、後ろの方から男が走って来る。
ユージーンだった。
ユージーンは仲間を集めるとこれまでの事情を話し、コモンウェルスの外交代表であるランス・ホーンズビーを紹介した。
ランスは、アレクサンドリアを”見事なコミュニティ”だと褒め、人員や資材を提供し町の再建への協力を申しでると同時に、希望者には別の選択肢もあると話した。
そして6か月後。
ヒルトップには、マギーやイライジャなどの住人がいたが、そこにはダリルやキャロルたちの姿はなかった。
塀の外には、マギーの仲間1名がコモンウェルスの兵士たちの侵入を拒んでいる。
その中のひとりがマギに向かって、門を開けるよう要求したがマギーは「考え直して」と答える。
兵士は「いいや、こするべきだ」と言いながらマスクを取った。
その兵士は、なんとダリルだった……。
Part2の流れ
公式の発表では、
パート2では、ユミコ(エレノア・マツオーラ)、プリンセス(パオラ・ラサロ)、エゼキエル(カリー・ペイトン)、ユージンらがそこで暮らす人々や働く人々と関わりながら、コモンウェルスの良いところも悪いところも明らかにされていく予定です。視聴者はついにコモンウェルスのリーダーであるパメラ・ミルトン(ライラ・ロビンズ)に会い、マーサー(マイケル・ジェームズ・ショー)とランス・ホーンズビーについて多くのことを知ることになる。同時に、アレクサンドリアの運命が危うくなりリーパーズとの争いが一転する。
引用:AMC
【ウォーキング・デッド】シーズン11は、8エピソード×2ブロックとなっておりパート2は2022年2月21日から、パート3は2022年後半に放送される予定となっている。
感想
リーパーズとの戦いは意外にもあっけなく終わる。
そして、ついにニーガンが去ってしまった。
マギーがリーパーズを撃ち殺した時も、彼だけは冷静に見つけていただけだった。
彼はマギーに自分の過去の姿を見ていたので、いつかきっと復讐されるはずだと分かっていたはず。
でも、ニーガンからは”逃げる”という雰囲気は出てなかった。男らしい……。
また、最後にマギーとダリルの対峙を思わせるシーンが。
ダリルたちは、ユージーンたちと共にコモンウェルスに行ったことは分かっているものの、マギーたちはなぜその場にと染まることを決意したのか?
仲間を、家族を守るためであることは予想つきますがダリルたちもまた、同じように仲間・家族を守るためにコモンウェルスに行くことを決めたのかもしれない。
もしくは、コモンウェルスに身を置くことで、どんな組織なのかを調べようとしているのかも?