海外ドラマ『レクティファイ 再生』シーズン2。集団リンチにあい、重傷を負い昏睡状態のダニエル。
果たして後遺症なく意識を取り戻すことができるのでしょうか?タウニーとテディの関係にも変化が……。
「レクティファイ 再生」シーズン2あらすじ
集団リンチにあったダニエルは意識不明の重体となって入院しています。治療の一環として昏睡状態にさせられているダニエルに付き添う母ジャネットとアマンサ。犯人はハンナの弟ボビーとその仲間でした。
ダニエルは昏睡状態の中、刑務所の独房で隣り合わせに入っていたカーウィンの夢を見続けます。妹や母がダニエルの回復を願う中、複雑な心境で経過を見守る義理の弟テディ。テディはダニエルに襲われ気絶させられた事を、保安官のタゲットに話しました。
「ここだけの話」という条件だったのですが、タゲットはダニエルを有罪にしたいと考えているフォルクス議員に話してしまいました。
フォルクス議員はその事件を公にしてダニエル逮捕に踏切たい考えですが、それを知ったテディは「あれは作り話だ」と証言を覆すのでした。
ダニエルを目覚めさせる時が来ました。もしかしたら後遺症が残っているかもと心配する家族でしたが、幸い後遺症はなく目覚める事が出来たダニエル。しかし、まだ骨折など外傷が完治していないため、自宅に戻っても暫くは不自由な生活を送ることになりました。
そんな中、警察は子どもの目撃証言からダニエルを襲った犯人ボビーを逮捕します。保安官のタゲットはダニエルにも伝えますが、「犯人の顔を見たが彼じゃない。見知らぬ男だった」と思わぬ発言をするのでした。
外の世界になじめずにいるダニエルに、司法取引の話がきました。
数年でも刑務所に戻ることを拒否するダニエルの気持ちを尊重し、弁護士のジョンは強姦容疑を取り下げ服役もナシという条件まで持っていく事に成功します。
しかしその取引には、殺人を認め州外追放という条件を飲まなくてはいけなかったのです。司法取引のために再尋問を受けるダニエルは、当時の事を語り始めるのでした。
「レクティファイ 再生」シーズン2ネタバレ
ダニエルのフリーキーな行動
長い間の独房生活の影響で、人との接し方が時々分からなくなるダニエル。完全に空気読めない男になっています。ストーリーの中でも彼が何を考えているのか分からなくなる時が度々あります。体は成長していますが、心が少年から成長しきれていない感じです。
アトランタに一人旅をして息抜きしてきたダニエル。帰宅した時に家に誰もおらず、ふと開けた棚の音をきっかけに、食器類を棚や引き出しから全部出し、棚を壊し床を剥がし、キッチンをメチャクチャにしてしまいました。
帰宅したジャネットとテッドはビックリ仰天。でも、ダニエルを責めることはしませんでした。出所したてのダニエルをさすがに責められません。ジャネットとダニエルは台所を修理する約束をしていましたが、全部を壊してしまうとは……。
ダニエルは、母が陶器のガスレンジが素敵だと言っていたことを覚えていて、わざわざ探し出してくるのですが、そのおかげでジャネットの誕生日に大幅に遅刻。
しかも、実は家はオール電化でガスレンジを使うにはわざわざガスを引かないといけないという大掛かりな作業が必要と分かります。ジャネットは、ちょっと呟いただけだったのですが、ダニエルはとんだ勘違いをしてしまいました。そして、このキッチン事件の後遺症が長く続くこととなります。
テディとタウニー
元々すごくラブラブなカップルという感じではなかった2人ですが、ダニエルが現れ、2人の関係が変化していきます。ダニエルを助けようという親切心で接していたタウニーでしたが、実はちょっとダニエルの事が気になっていました。
それはダニエルも同じ。しかしダニエルが一歩踏み込んでいったことで、逆にタウニーは引いてしまいます。そんなタウニーの揺れ動く気持ちを知ったテディは気に入りません。しかし、タウニーが妊娠したことを知り、大喜び!二人の関係も良くなるかと思われましたが、なんだかタウニーは喜ぶというより戸惑っている様子が伺えます。
しかも、残念なことに流産してしまうという事態に。悲しみを感じさせず淡々と状況を受け入れるタウニーの態度に、テディは本当は産みたくなかったんだろうとタウニーを責めます。これをきっかけに2人の距離はますます離れていくのでした。
真犯人に一歩近づく
ダニエルは、昔の友人でダニエルが犯人だと証言したトレイの家を訪れました。昔の話を聞きたがるダニエル。トレイと一緒でダニエルの件を証言したジョージの居場所を尋ねます。最近連絡を取っていないというトレイでしたが、車でジョージに会いに行こうと突然言い出しました。
2人はフロリダのジョージの家を訪れるのですが、ジョージは不在。二人はジョージの家で一夜を過ごします。そこでダニエルはトレイから事件の夜の事を聞くのでした。
トレイは、シーズン1で死体を川に捨てていた人物です。その死体はジョージであることが濃厚になってきました。死体がジョージだとすると、トレイはジョージがすでに死亡していることを知っていることになります。しかし、なぜジョージの家にダニエルを連れて行ったのでしょうか?謎です。
司法取引に応じるために再尋問を受けるダニエルは、当時の状況を話し始めます。実は当初全く覚えていない箇所が何か所もあったのですが、トレイの話を聞いたり、当時の録音テープを聞いて思い出したのか、詳しく話すダニエル。
なんとしてでも殺人を認めさせたいフォルクス議員は以前と同じようにダニエルを強く追及しました。それに対しダニエルが涙ながらに返した姿が切なすぎました。
ダニエルは、ハンナをレイプなどしていなかった。殺害もしていなかったのです。しかし、何時間にも渡って何度も何度も写真を見せ続けられ、状況が把握できずマヒしてきたダニエルは自供してしまったのでした。
“殺した”と言ったら父に会わせて家に連れて帰ってくれるという言葉を信じて……。こんな理不尽な取り調べで冤罪が増えていくのかなという思いです。
「レクティファイ 再生」シーズン2の感想
物語全体が終始暗いムードです。暗いムードの中、日本と違って薄暗い照明に更に暗さ倍増です。暗すぎる!でも、ハマっていく!!といった感じです。
ダニエルは再尋問で誰からも自供を強要されていないと言ってしまいました。とりあえず司法取引は成立。ダニエルは刑務所へ戻ることは免れましたが、州外追放となってしまいました。
結局、ダニエルがシロだという決めてがないまま続くとなったシーズン2でしたが、保安官の独自捜査で真犯人が見つかりそうです。
まだまだ謎がたくさんあるまま次のシーズンへ繋がることとなりました。シーズン3では、犯人が特定されるのでしょうか? 死体も発見されたことで、保安官の次の活躍に期待したいと思います!