【ウォーキング・デッド】シーズン11第10話ネタバレ感想。ユージーンがランス・ホーンズビーとコモンウェルスの兵士たちを引き連れてアレクサンドリアに戻ってきた。そしてマギーたちグループを除くアレクサンドリアの住人がコモンウェルスに居住して既に30日が経過していた。
前回のあらすじ
前回、ゲイブリエルの”覚醒”が注目されたシーズン11第9話。
仲間を失いながらもリーパーズとの戦いに勝利したダリルたちはアレクサンドリアに戻ってきた。
荒れ果てたアレクサンドリアを立て直そうと考えていた矢先、コモンウェルスの兵士たちが姿を現す。
戦闘態勢に入るも、後部からユージーンが現れ待ったをかける!
【ウォーキング・デッド】シーズン11第10話ネタバレ
ダリルたちがコモンウェルスの住人になってからすでに30日が経過していた。
キャロルは昔からお菓子作りが得意なこともあってスイーツ販売員を、エゼキエルは家畜の世話係を、ゲイブリエルは神父の服を着ていて、マグナはウェイター(ウェイトレス)のような仕事をするなどそれぞれの能力に合った仕事を与えられているようだ。
その日、町はハロウィンで盛り上がっており子供たちは仮装を楽しんでいた。
ジュディスにもメイという少しお姉さんの友達も出来て、友達になった証にレコードを買ってもらい嬉しそうな顔をする。
ジュディスは生まれた時から過酷な生活を送ってきたため、安心した暮らしの中での交流というのが初めてのはず。あどけない笑顔が浮かぶ。
そんな中、キャロルはエゼキエルの仕草が気になっていた。エゼキエルは早急な手術が必要なのに、手術の順番はまだまだずっと先で死が先か手術が先かという状態。
まずはエゼキエルの手術が何番目なのかを調べるため、見舞い人を装って病院内にある記録保管庫に忍び込む。
エゼキエルのカルテを見ている所にトミーが入って来る。彼は、本来の職業である医師になっていた。
トミーに見つかったキャロルはエゼキエルが心配で・・・と話し、147番という手術の順番はどのくらい待つのか聞く。
トミーによると147番は「ずっと後」だった。これにキャロルが動く。一方で、ダリルとロジータは兵士になるための”テスト”に参加していた。
2人1組に武器はナイフ1本のみで、廃墟の家に入りウォーカーを一掃しなくてはならない。スピードとチームワークが試されるテストで、赤い印のついたウォーカーを先に倒したチームは昇格のチャンスが与えられる。
ロジータはグリーンと、ダリルはダニエルズとのチームを組ませられた。ダリルはマーサーに、ロジータとのチームを希望したが「意見は聞いてない」と返されてしまう。
このテストではロジータのチームが認められたが、ダニエルズがウォーカーと苦戦したためチームワークが認められなかった。
ダリルはマーサーに抗議したが、マーサーはスピードとチームワークが認められないといい、ダリルを違う場所に呼びつける。
町をうろついていたキャロルは、ホーンズビーがパメラの秘書からワインをダメ出しされている場面を見てあることを思いつく。どうやらパーティーで出すワインだったらしい。
キャロルは町から出たところにあるワイナリーでウォーカー数体を倒し、ヴィンテージもののワインを手に入れた。
そのワインを持ってホーンズビーの部屋に行き、ワインと引き換えにエゼキエルの手術の順番を早めて欲しいと交渉したのだ。
ホーンズビーはまず「まずはこのワインが気に入られるかどうかだ」と言ったが、キャロルは自信満々で「間違いない」答える。
ホーンズビーがパメラに確認すると、彼女はワインを気に入った様子だった。しかし、これで交渉成立・・・とはいかなかった。
パーティの出席者が続々と会場に入っていく。正装したマーサーが入ろうとした時、プリンセスが声を掛ける。
「挨拶したいだけ。今夜はハンサムだね」
マーサーは少しニヤけながら、「こういったイベントは退屈だ。君がいれば少しは楽しめるかも」とプリンセスを誘い、2人は腕を組んで会場に入って行った。
パーティが始まると、パメラはコニーの取材を受けたりするなど忙しそうにしていたが、そこにはかつてプリンセスが車両の中で倒した兵士のタイラーが給仕として働いていた。
彼はパメラに近づこうとする仕草をするが、タイミングが掴めない様子。そんな中でパメラの演説が始まる。パメラが演説を始めから少しすると、タイラーが大声でパメラに意見した。
「この町は全市民を気にかけている」というパメラの言葉を否定したのだ。タイラーはパメラの秘書ステファニーを人質を取り、言いたいことを言って逃げ出す。
彼が逃げたのはハロウィンのために用意された”ホラーハウス”で、ダリルが彼を説得して捕まえたが手柄はパメラの息子に渡した。
逮捕されたタイラーは最後に「不満を持っているのが自分だけではない」ことをほのめかして町を追放された。
その言葉にパメラは、他にもタイラーと同じような考えを持っているものを炙り出すよう命じる。ホーンズビーは会場を出て、外で待っていたキャロルに近づく。
「ワインはどうだった?」キャロルが聞くと、ホーンズビーは「第1歩としては上出来だ」と答える。やはりホーンズビーは、キャロルを利用しようとしているようだ。
キャロルの部屋のドアがノックされた。訪ねて来たのはエゼキエルだ。彼はヘンリーの形見をキャロルに渡そうとしたのだ。恐らく彼は自分の死が近いことを察しているのかと思われる。
かつてエゼキエルの相棒のトラ・シヴァの首輪(エゼキエルの宝物だった)をジュリーの息子に譲ったのも、きっと自分の死を意識していたからのような気がする。
キャロルもそんな彼の想いが分かっていたのか、”再出発”を約束する。そして後日、ダリルもロジータもコモンウェルスの兵士となり反政府のアジトを見つけた。
【ウォーキング・デッド】シーズン11第10話の感想
マーサーは間違いなくプリンセスに好意を持っているはず。
また、マーサーの人柄も少しずつ明らかになり悪い人間では無いことが伺える。
厄介なのは、パメラの息子やホーンズビーっぽい気もしないでもないが、パメラ自身も必ず裏があると思われる。
ダリルやキャロルたちがコモンウェルスに来た本当の理由は定かではないが、子供たちのことを考えた結果かもしれない。
ただ、密かに政府に不満を持っているものも少なからずいるようで、コモンウェルスも完璧とは言えないし、町でクーデターのようなものが起きる可能性もある。
この世界では、どこも完璧で安全な場所なんてない。
彼らが最後に行きつくところは一体どこなのか?