【解憂(かいゆう)~西域に嫁いだ姫君~】14話・15話・16話のあらすじ。解憂が太后に鍼治療を施した直後、太后が腹痛で苦しみ始めます。それにより、解憂は太后を暗殺しようとした罪で冷宮送りになってしまい……!? この記事ではネタバレ感想をお届けします。
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【解憂】14話のあらすじネタバレ
太后の風湿
*一部、シーンが前後しています。
勅命により辺境へ発った翁帰は、道中で匈奴の義律将軍に待ち伏せをされ一騎打ちを挑まれます。
しかし、翁帰の不調に気づいた義律はとどめを刺さず「次に会ったら必ず殺す」と言い捨てて去りました。
この戦いにより古傷がぶり返した翁帰は重傷となり解憂の夢を見るようになります。
一方で、太后が風湿の病に倒れたと聞いた解憂は、漢の医官に診せたらどうかと勧めましたが、太后は漢の治療を信用していない様子でした。
自室に戻った解憂は、漢から連れてきた義妁医官に太后の治療について相談をすると、鍼治療が一番効果的とのこと。
しかし、かつて太后の兄弟が靖君公主の侍医の鍼治療により死亡したため、太后は鍼治療を嫌っているのだといいます。
解憂は太后の鍼への偏見をなくすために、鍼治療を自らの体で習得することにしました。
解憂の冷宮行き
解憂は宮中で薬を拾う女性に出会います。
その女性は長山の妹の阿伊臘で、太后のために生薬を届けにきたのです。
解憂は同じ効果のある薬を阿彩に持ってこさせ、それを阿伊臘に分けてあげました。
しかしのちに、この薬を服用した太后が発作を起こしてしまったのです。
それにより、解憂は太后を暗殺しようとした疑いをかけられ冷宮送りになりました。
解憂は鳥孫国王(昆弥)に無実だと訴え再調査を頼みますが、昆弥は取り合わず「太后に万が一のことがあれば許さない」といいます。
一方の胡姑はこの機に解憂を再起不能にしたいと考え、太后に毒を盛ってその罪を解憂に着せることを思いつきました。
それを聞いた長山は困惑して止めたものの、胡姑に押し切られてしまいます。
西女という侍女
解憂の部屋に突然、西女という侍女が入ってきます。
西女は口がきけないようでしたが、解憂が「あなたが私に簪を拾わせたの?」と聞くと頷きました。
そこへ、昆弥がやってきたため西女は姿を消します。
昆弥は解憂の手が腫れあがっているのを見て、彼女が自分の体で鍼の練習をしていることを知り「そこまでするのなら、鍼治療の効果を見てみたい」と興味を示しました。
【解憂】14話の感想
阿彩は“解憂と翁帰の駆け落ち”の話を言いかけたりと、彼女の言動にはヒヤヒヤさせられます。
もしも誰かに聞かれたら解憂が窮地に陥ってしまうので、もう少し慎重になってほしいところ。
靖君公主の死に関して、少しずつ分かってきました。
もしかしたら彼女の死は、太后の兄弟が死んだ件と関連があるのかもしれません。
【解憂】15話のあらすじネタバレ
翁帰あての手紙
*一部、シーンが前後している部分があります。
解憂は訪ねてきた阿伊臘に 西女という侍女について聞いてみたところ、靖君公主の側仕えだったことが判明しました。
別れ際、解憂は淮天沙将軍に宛てた手紙を阿伊臘に託し、阿彩も便乗して手紙を渡します。
阿彩の手紙は辺境にいる翁帰に宛てたもので「解憂が冷宮にいること」が書かれていました。
それを受け取った翁帰は、すぐに解憂を助けに向かいます。
ところが、道中で長山が送り込んだ匈奴の者たちに襲われ瀕死になってしまいました。
太后の鍼治療
太后に鍼を打つことを許された解憂は、鳥孫国王(昆弥)や夫人らが見守るなか太后に鍼治療を施しました。
痛みが軽減した様子の太后は、解憂に褒美を与え宮中に戻ってきて良いと許可します。
しかし、その直後に太后は腹痛で苦しみだしました。
侍医によれば太后は毒に侵されており、解毒できるのは「松けつ」という匈奴の希少品だけとのこと。
昆弥が解憂に激怒する中、瀕死状態の翁帰が現れます。
翁帰は道中で匈奴の連中に襲われたことを報告し意識を失いました。
昆弥は翁帰の治療を命じ、胡姑には自室での禁足を、解憂には冷宮に戻るよう言い渡します。
解毒剤
昆弥に謁見した淮天沙は、もしも解憂を処刑すれば10万の漢軍を進軍させると宣言します。
すると昆弥も「太后を殺そうとしたのが解憂だと判明した時点で全兵力を挙げ、他国とも結託する」と返しました。
その後、淮天沙は馮嫽と闇市へ行き 解毒剤の“松けつ”を手に入れます。
それを飲んだ太后は危機を脱しました。
【解憂】15話の感想
阿彩は根は良い子だとは思うのですが、いつか彼女の考え無しの言動で解憂が窮地に陥る気がします。
一方の鳥孫国王(昆弥)に関しては、まだ人物像がはっきりしないものの、こらちも根は悪い人ではなさそう。
前回、冷宮にいる解憂に会いにいったり(普通は会いに来ない)、今回も第一夫人を気遣って流産の話を避けていました。
また、以前に靖君公主を偲んで泣いていたことから情に厚いタイプなのかもしれません。
*
淮天沙将軍と馮嫽はやはりいいコンビで、闇市でのやり取りが面白かったです。
一見すると、ど真面目な淮天沙が馮嫽に振り回されているようにも見えますが、案外息が合っているのではないかと。
【解憂】16話のあらすじネタバレ
冷宮の両夫人
太后に盛られた毒も解毒剤も、どちらも匈奴の希少品でした。
このことから鳥孫国王(昆弥)は匈奴出身の胡姑に疑いを向け、太后を暗殺しようとした罪で胡姑を冷宮送りにします。
一方の解憂は昆弥に許可をもらい、もう一度 太后に鍼治療を施しました。
すると太后の症状が軽減し、太后の口添えにより解憂は宮中に戻れることになりました。
太后を殺そうとした真犯人
太后を暗殺しようとした犯人は、昆弥の第一夫人である雲古特でした。
事実を知った昆弥は雲古特を処刑しようとしますが、解憂は寛大な処置をするようにと進言し、太后もそれに同調します。
太后は解憂を下がらせた後、雲古特が後宮でただ1人の鳥孫の夫人であることや、雲古特が昆弥の子を身ごもっていることを理由に処刑をやめさせました。
翁帰の治療
長山は仙谷(太后の侍医)に賄賂を渡し、昏睡中の翁帰を殺すようにと命じました。
翁帰の屋敷へ赴いた仙谷は暗殺を実行しようとしたものの、解憂と義妁医官が治療をしにやってきたため手を下せませんでした。
義妁医官が治療を続けていたある日。
ようやく目覚めた翁帰は義妁医官に「解憂をここへ来させてはダメだ。昆弥の不興をかってしまう」と伝言を頼みました。
しかし、解憂は会いに行ってしまい、翁帰と話しているうちに口論になります。
そこへ、翁帰の知り合いの女性が登場。
翁帰はその女性を「俺の女だ」と偽り解憂を帰らせます。
【解憂】16話の感想
解憂と胡姑がまさか2人とも冷宮送りになるとは意外でしたし、真犯人が第一夫人だったことにも驚きです。
胡姑は自分を陥れた第一夫人に恨みを抱いたようなので、今後はこちらも敵対関係になるのかもしれません。
不安要素は、解憂が何度も翁帰に会いに行っていること。
王族の見舞い(治療)というちゃんとした名分があるとはいえ、少し危険な言動のように思えます。
それに、翁帰を突き放すと決めたのだから最後までそれを貫かないと、翁帰も解憂を忘れるにも忘れられなくなってしまうのでは?