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『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』4話のネタバレ感想と見逃し。”僕の普通”に気づいた純に涙

ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』4話では、純の友人が自殺。

純が友人の死を悲しみ泣き崩れているところを、マコトさんが偶然通りかかります。

マコトさんは、泣き崩れる純を思わずハグ。

純は唇を合わせながら”これが僕の普通なんだ”と実感し、涙がさらに溢れてしまうのでした。

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『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』4話のあらすじ

純(金子大地)には、ネット友達がいました。

ネット友達のファーレンハイトもゲイで、音楽の趣味も同じ、年上の男性と付き合っているという点も同じでした。

多くの共通点がある2人は何でも相談しあう仲。

純が「もし君がフリーだったら、間違いなく告白してたよ」と言うと、「フリーだよ」と答えるファーレンハイト。

ファーレンハイトの恋人はAIDS(エイズ)で亡くなってしまったのだと言います。

ファーレンハイトのことが気にかかる純でしたが、予定どおり紗枝と温泉旅行へ出かけることに。純は、紗枝とのデートを何とか楽しもうとするも、なかなか気持ちが追いつきません。

その後、純が温泉に入っていると、なんとマコトさんと遭遇してしまい……!?

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『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』4話のネタバレと感想

温泉デートでマコトさんと遭遇!

気持ちが切り替えられないまま、紗枝と温泉デートへ行くことになった純。

楽しもうとムリをしているのか、純らしからぬ笑顔をふりまいたりと、どこか違和感がありました。

その違和感に気づいた紗枝は「いつもの安藤くん(純)じゃない」と言います。いつもと違う純が気になりながらも、純を何とか楽しませようとする紗枝が健気でした。

純が温泉に入っていると、なんとマコトさんと遭遇!

実は純は、マコトさんが“家族”とこの温泉に来ていることを知っていました。

もともとは、純とマコトさんが「一緒に行きたいね」と言っていた温泉。それなのにマコトさんは、“家族”と来ることを優先した。その当てつけで純も同じ温泉を選んだのでした。

同じ温泉を選んだところに純のジェラシーが見え隠れしていますね。紗枝に「純」と呼ばれたときもマコトさんを思い出していましたし、純の心の中にはやはりマコトさんがいるのでしょう。

ファーレンハイトの死

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彼氏を亡くしてしまったファーレンハイトは、自から命を絶ってしまいました。ファーレンハイトの遺書を読んだ純は涙が止まりません。

純とファーレンハイトは年ごろも同じで、ゲイであることも同じ。さらにクイーンが好きなことや、一回り上の彼氏がいることまで同じで、まるで分身のよう。

そこまで似ていたら、お互いがお互いを投影していても不思議ではありません。純はきっと、ファーレンハイトを友人だと思うのと同時に、自分自身のことのように感じていたのでしょう。

だからファーレンハイトの苦しみにも共鳴してしまうのだと思います。

ファーレンハイトの死を悲しむ純。心の中でファーレンハイトの言葉が蘇ります。

「どうして僕たちみたいな人間が生まれてくるのだろう」

純が泣き崩れているところを、マコトさんが偶然通りがかりました。心配したマコトさんは純に声をかけ、人通りの少ない場所に連れて行きます。

「助けて。マコトさん」と声を震わせる純。

続けて「どうして僕たちみたいな人間が生まれてくるのだろう」と言うと、マコトさんは「僕には純くんが必要だよ」と言って純にキスをしました。

マコトさんと純の熱いキス

人通りが少ないとは言え、公共の場で熱いキスをする2人。

マコトさんは世間体のために女性と結婚した人です。純と会う場所もいつも限定して、人の目につくのを恐れているように感じます。

そんなマコトさんですから、いつもであれば公共の場で純とキスをするなんてことは絶対に無かったでしょう。

けれども純を抱きしめ、キスをしたマコトさん。理性が吹き飛ぶほどに、純を助けてあげたいという気持ちが湧き出たのだろうと思います。

マコトさんと唇を合わせながら、”僕にはこれが普通なんだ”と感じる純。

きっとその瞬間、純は心が満たされていくのを感じたのではないでしょうか。同時に、自分が同性を好きであることから一生逃れられないとも感じたのではないかと思います。

泣きながらマコトさんの唇を貪る純が、美しくもあり悲しくもあり、そして苦しくもありました。

紗枝の怒り

マコトさんと純のキスを目撃してしまった紗枝。混乱しながら「どういうこと?この男の人が好きなの?」と純を問い詰めます。

すると純は「いいじゃん別に。好きなんでしょ、ゲイ」と投げやりな言葉をぶつけました。

紗枝は純の言葉に怒り、ビンタをします。純の苦しみを何も知らない紗枝からしてみれば、純にバカにされたように感じたのかもしれません。

冷静に思い返せば紗枝もきっと、純がゲイだと思い当たる節がいくつかあるはず。

純がうわの空だったこと、家デートで失敗したこと、「クラスの中にもし本当のゲイがいたらどうする?」と純に聞かれたこと。

紗枝にカミングアウトするのかな?と思える場面も何度かありました。ただ、紗枝からすると騙されたことになるので、怒るのも仕方がない気がしますね。

純の苦しみも、マコトさんのズルい部分も、紗枝の怒りも、すべて理解できるだけに見ていてつらいです。

これほど胸に刺さるドラマはなかなか無いので、登場人物それぞれの行く末を最後まで見守りたいと思います。

Writer

Kino

アジア古装劇を愛するライター、kinoです。涙腺の緩さに定評があります。
古装劇以外だと、BL作品も大好きです。マイベストは【月に咲く花の如く】と【山河令】。

ストーリーを分かりやすくお伝えできるよう心がけておりますので、最終話までお付き合い頂けると嬉しいです。

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