【三国志~司馬懿 軍師連盟~】4話・5話・6話のあらすじとネタバレ感想。司馬防の処刑当日、行方不明だった司馬懿が現れ司馬防の無罪を証明します。司馬防は釈放され一件落着したかと思われた矢先、司馬懿が曹操に登用されます。出仕したくない司馬懿は思いがけない行動を取り……。
Writer:kino
中国歴史ドラマ「三国志〜司馬懿 軍師連盟〜」(C)CHINA INT’L TV CORPORATION
4話のネタバレあらすじ
記事内では分かりやすさのために1つの呼び方で統一しています。
司馬防の処刑当日。
処刑の監督を任されている荀彧は、供述書にサインしない司馬防に代わり筆跡を真似て署名してほしいと楊修に頼む。
楊修は署名を偽造することにためらうが、署名がないまま処刑をすれば新たな騒動が起きるかもしれないと説得され仕方なく偽造した。
処刑の時間となり、処刑人が剣を振り下ろそうとした瞬間、行方不明になっていたはずの司馬懿が現れ司馬防の無実を訴えた。
「楊修が父の筆跡を真似て供述書に署名した。それが無実の証拠だ」
すると荀彧は、楊修が署名を偽造したと証言する。
実は荀彧は司馬懿と手を組んでおり、数日前に橋で司馬懿を殺したように見せかけたのも楊修を油断させるための策だったのだ。
筆跡の偽造が明らかになった今、司馬懿は「司馬家で見つかった袁紹宛ての手紙も 楊修が筆跡を偽造したに違いない」と主張する。
楊修は感情的に反論するうちに、うっかり手紙の出どころが結納品であることを口走ってしまう。
犯人しか知りえないことを口にした楊修は有罪が確定し投獄された。
結果、司馬防の処刑は中止となった。
その後、荀彧は楊修の件で欺いてしまったことを曹操に謝罪する。
曹操は少しも怒ることなく「全面的に信頼している」と寛容に対応した。
4話の感想
処刑場で司馬懿が楊修を追い込んでいくシーンが見ごたえ抜群で、すっかり見入ってしまいました。
まだ4話なのに最終回なみのクライマックス!
ストーリーはただ単に重厚というのではなく緩急があり、2話や4話のような“派手な見せ場”が用意されているのも引き込まれる理由のひとつです。
それに加えて俳優陣の演技も迫真なので、ますます見ごたえのあるドラマに仕上がっていると感じます。
三国志といえば沢山の登場人物がいますが、本作の中で注目しているのは荀彧というキャラクター。
彼は曹操の腹心ではあるけれど、あくまでも天子に忠実であろうとする清廉さや公正さが魅力的です。
そんな荀彧を、曹操も信頼しきっているように見えます。
でもまさか、手を繋ぐほど2人が親密だとは予想外!
イケおじ2人の唐突な手つなぎに驚きつつ、キャラ萌えする一幕でした。
5話のネタバレあらすじ
曹丕の申し出
曹操の息子である曹丕は、太平の世を実現するために力添えをしてほしいと司馬懿に頼む。
この誘いは、曹家の後継者争いに勝つためでもあった。
しかし 司馬懿は遠回しに断り曹丕を怒らせてしまう。
一方の楊修は鎖につながれたまま曹操に謁見し、罪を償う機会が欲しいと請う。
楊修の才能や野心を評価している曹操は許すことにした。
司馬懿の足
司馬懿を登用するメリットを曹丕に力説された曹操は、司馬懿を登用することにした。
ところが、出仕したくない司馬懿は己の足を馬車に轢かせ、歩くことのできない状況を作り出す。
そうすれば出仕しなくてすむと考えたのだ。
足のことを知った曹丕は司馬家に乗り込み「そうまでして曹家に抗うか!」と激怒した。
しばらくすると、“司馬懿が出仕を拒んだのは袁紹に仕えるため”という噂が流れる。
司馬懿は自分をおびき出すための策略だと分かっていながら、曹操の屋敷に出向いた。
外で処分を待っていると、楊修が出てきて侍医に司馬懿の足を診せる。
侍医は間違いなく足が折れていると診断し、足の感覚もないようだという。
報告を受けた曹操は、司馬懿を自宅に戻らせ療養させる。
だがその裏で曹操は、配下に司馬家の監視を指示し「司馬懿の足のケガが偽りなら殺せ」と命じていた。
その後、袁紹との戦を決意した曹操は、曹丕や曹植や楊修らとともに出征した。
5話の感想
おそらく曹丕は、荀彧に才能を認められた司馬懿を味方につければ強力な支えになると思ったのかしもれません。
史実によると、荀彧に見出された人材はほぼ全員が大成したそうです。
そんな荀彧に認められた司馬懿は、誰もが欲する人材になっていくのでしょうね。
一方、釈放された楊修が音量マックスで曹操に感謝するも、「うるさい」と言われたのには笑いました。
楊修は司馬家を陥れた人物ですし、おそらく今後も司馬懿と敵対すると思われますが、今のところそれほど憎めない人物でもあります。
それは3話での絶叫シーンや、今回のデカボイスでの感謝など、少しオーバー気味な演技が見ていて面白いからかもしれません。
それにしても、司馬懿は出仕しなくてすむように己の足を折るとは凄いことをしました。
確かにこれで出仕しなくて済みましたが、同時に“常人ではない人物”として注目される存在となり、結果的に穏やかな生活から遠ざかった気がします。
6話のネタバレあらすじ
校事府の密偵
*一部、シーンが前後しています。
車いすで平和な日々を過ごしていた司馬懿は、弟の司馬孚と郭照の結婚を考えつく。
郭照に恋心を抱いている司馬孚は大喜びするが、他に思い人がいる郭照は断固拒否する。
ある時、司馬懿は飼っている亀が落ちそうになるのを助けようとして立ち上がった。
それを見た妻の張春華は立てるようになったことを喜ぶが、周囲には隠しておくことにした。
ところがその後、司馬懿はふとした拍子に立ち上がったところを使用人の田六に見られてしまう。
実は田六は校事府の密偵で、ずっと司馬懿を監視していた。
張春華は屋敷を飛びだした田六を追いかけ、もみ合ううちに殺してしまう。
その様子を見ていた汲布は、張春華を守るために田六の骸を始末する。
一方で、出征中の曹丕は兵を率いて袁紹の息子の屋敷に押し入り 妻の甄宓を連行する。
直後に到着した曹植は、甄宓に一目惚れした。
その夜、曹植は彼女の家の前で琴を弾き「そなたを守る」と想いを伝えた。
曹操の後継者
袁紹が病死し、曹操は大勝利を収めた。
袁紹の屋敷からは、袁紹と通じていた者たちの私信が見つかった。
配下の1人が「裏切り者を一掃するチャンス」だと進言するが、曹操は迷わず私信を焼却すると言う。
だがすぐに思い直し、息子の曹丕と曹植に私信をどうすべきか意見を求めた。
後継者を誰にするかで悩んでいる曹操は、曹丕と曹植のどちらがよりふさわしいかを見極めようとしているのだ。
曹植は迷うことなく「私信は焼却するべき」と答えた。
逆に曹丕は、私信を確認して裏切り者を徹底的に排除するべきだと強く主張する。
そんな中、郭嘉が危篤だという知らせが届き、曹操はすぐに駆けつけた。
郭嘉は「司馬懿を登用できないのならば、敵に奪われ脅威になる前にいっそ殺すべきです」と最後の進言をする。
6話の感想
司馬孚は郭照との縁談に大喜びしていましたが、残念ながら片思いのようです。
司馬孚は数少ないイケメンキャラですし、優しく善良そうな男性なので幸せになってもらいたいところですが、史実と照らし合わせて考えると彼の恋が実ることはなさそう。
それにしても、司馬懿が歩けるようになるのが思ったよりも早かったです!
ただどこまで“歩けないフリ”を通すのか、その見極めが肝心ですね。
一方の曹操は、曹丕と曹植のどちらを後継者にするかで悩んでいるようです。
それぞれに有能ではあるけれど、お互いに足りない部分があるのも確か。
2人を足したらちょうど良い「後継者」になれそうですが、そういうわけにもいかないので 足りない部分は従者が補うしかないのかもしれません。
その観点からすると、柔軟さが足りない曹丕には司馬懿が、したたかさが足りない曹植には楊修や郭嘉が補佐役として適任な気がします。
本ページの情報は2022年4月時点のものです。最新の配信状況は[U-NEXT] (PR) にてご確認ください。