中国ドラマ【双花伝~運命を分かつ姉妹~】全話のあらすじ一覧(完結済)をまとめました。本作は、乱世に生きる双子姉妹の愛憎が渦巻く本格歴史ロマンス劇。
入り組んだストーリーと複雑に絡み合う人間模様が見どころです。この記事では、双花伝のあらすじの他、ネタバレストーリーの詳細と感想を最終回までお届けします。
【双花伝】のあらすじ/作品概要
原家と竇家が帝位をめぐって争う時代。
原家当主の原青江は「6人の子供が国を支える」という予言に従い才能のある子供たちを集める。
その中には、聖人・花斌の双子の娘である花木槿と花錦繍がいた。
性格の異なる姉妹は他の子供たちと義兄弟になり原家で修行に励む。
しかしやがて、姉妹は天下をめぐる権力争いに巻き込まれ別の道を歩むことに……。
果たして、姉妹と義兄弟の運命は!?
全話のあらすじ一覧まとめ
【双花伝】のあらすじネタバレを最終回(全60話)まで紹介します。
1話のネタバレ
*分かりやすくお伝えすることを最優先にしているため、一部、シーンが前後しています。
中和元年。
軒忠皇帝は原家と竇家の後ろ盾を得て東庭王朝を開いた。
やがて、原家と竇家は対立。
そんななか、花斌と金谷真人の2人(二聖)が現れる。
あらゆることに長けたこの二聖を味方にすれば天下も得られると言われた。
二聖を奪い合う、両家による天下決戦の火蓋が切って落とされた――。
竇家の竇英華は、二聖の花斌を5年以上も探し続け、ようやく情報を得て配下とともに崖の上にやってきた。
上から見るとただの危険な崖だが、崖下の奥には楽園のような村が広がっている。
その村で暮らしている二聖の花斌は、双子の娘(主人公)と妻とともにただ幸せに生きていければいいと考えていた。
この日もいつものように、双子姉妹の姉である花木槿は“秘伝の書”を暗唱する。
花木槿はまだ少女ながらも非常に聡明で、父親直伝の多くの知識を身につけていた。
そんな彼女とは対照的に、勉強ぎらいな妹・花錦繍は武器をふりまわすのを好む活発な性格で紫色の瞳をしている。
和やかで幸せな家庭、これ以上 花斌が望むことは何もなかった。
だが突然、山から一斉に鳥が飛び去っていくのを見た花斌は侵入者がきたのだと察する。
侵入したのは、竇英華とその配下だった。
花斌は村人や家族を隠し通路から逃がし、自身は村に残って竇英華らと対峙する。
花斌を得たい竇英華は「さあ、我らのもとへ」と同行を求めるが、花斌は拒絶した。
すると、竇英華は天下を左右するといわれている“秘伝の書”だけでも渡せと迫る。
花斌は“秘伝の書”は他の者に託したと答え、仕掛けておいた地雷を作動させて竇英華らを足止めする。
その爆発音は村から逃げていた妻と双子姉妹の耳にも届き、振り返ると村が燃えていた。
妻は花斌が無事ではないことを悟るが、悲しみをこらえて先へと進み、あらかじめ用意されていた“いかだ”に双子姉妹と斉放(村の子供)と共に乗り込む。
追いかけてきた竇英華と副将に姿を見られてしまったものの、どうにか川を渡りきって逃げた。
その頃、原家の者たちも動いていた。
原家の当主である原青江は、明家で幽閉されている二聖の金谷真人を連れ出すため配下を連れて明家へ向かう。
目的は他にもあった。
明家に嫁いだ妹を奪還し、明家を撲滅しようと考えているのだ。
協力者である妻の謝梅香は、単身で先に明家を訪れていた。
この日は明家当主の葬儀が執り行われており、かつて明家の嫡子である明風楊と許嫁だった謝梅香はその立場を利用して弔いに来たのだ。
謝梅香は頃合いを見て花火を打ち上げ合図を送ると、外で待機していた原青江らが乗り込み明家を制圧する。
原青江は妹を連れ戻すつもりだったが、妹は明風楊をかばって一緒に死亡してしまった。
悲しみに暮れる原青江だったが、幸いにも二聖の金谷真人から予言を授かることができた。
「護国の六子」(6人の子どもが国を支える)
そう予言した金谷真人は、「子供を集めて育てなさい」と言葉を残し立ち去った。
1話の感想
開幕1分で登場人物がわんさか出てくるので覚えるのに少し苦労しました。
双子姉妹以外は誰が重要人物なのかまだ分からない状況ですが、ストーリー自体は面白そうなので今後に期待!
先のあらすじをざっと確認してみたところ、しばらくは子供時代が続くようです。
双子の姉妹は追われる身となりましたが、たとえ変装をしても妹の「紫の瞳」はごまかしきれないため いずれは追っ手に捕まってしまいそうな予感。
1話で目を奪われたのは、謝梅香が披露した美しい舞です。
演じる骆文博は、実際に中国で舞踊家として活躍しており、過去には舞踏大会で3位を獲得したり 2008年の北京オリンピックではガイドに選ばれた経歴の持ち主。
YouTubeでは2018年の秋晚会で披露した《荷花舞赋》が公開されていて、こちらも非常に美しい舞踊です。
2話のネタバレ
花斌の妻である李柔は、双子姉妹と斉放を連れて小屋のような場所で身を隠した。
李柔は食料を買いに外へ出たところ、竇家の追っ手である宣姜に見つかってしまい身を隠す。
ちょうど目の前には原家の馬車が止まっており、原家の陳護衛長が“子ども”を乗せたところだった。
原家は現在、二聖である金谷真人の予言に従い才能のある子どもを集めているのだ。
そこへ、李柔を追いかけてきた宣姜副将たちが現れる。
竇家と原家は対立関係にあるため、顔を合わせるなり火花を散らす。
「原家は子どもまで招集か?」
「口出し無用だ。人の財や命すら奪う非道な者どもよ」
両者はしばらく睨みあっていたが、宣姜が撤退する。
隠れていた李柔は陳護衛長に「私の双子の娘も原家に連れていってください」と頼む。
(自分といるより原家に預けたほうが安全だと思ったのでしょう)
双子姉妹の才能を聞いた陳護衛長は、姉妹を原家に連れ帰ることにした。ついでに斉放も連れていく。
双子姉妹は理由も分からぬまま母親の李柔に別れを告げられ、泣いて抵抗するも馬車に乗せられる。
さらに、母親が城上から転落死する瞬間を馬車から目撃してしまい 深く悲しむ。
途中でほかの原家の馬車と合流し、招集された他の子供たちが降りてくる。
「護国の六子」という予言どおり、いまこの場には“6人の子ども”がいる。
予言した張本人である二聖の金谷真人は、林の陰からひっそり覗き見ていたが、問題児と思わしき子供を見つけて慌てて駆け寄る。
金谷真人は斉放を抱えると「問題児のこやつは私が根性を叩き直す」と言って連れ去った。
残った5人の子どもと陳護衛長は再び馬車で出発するも、花錦繍@妹が熱を出してしまう。
花木槿@姉はひとりで馬車を降りて水をくみ、解毒作用のある梅の花を手に取った。
そこへ、制御の利かない馬に乗った少年が助けを求めてきたので、Y字型のパチンコで馬の暴走を止めてあげた。
少年はどうにか馬から降りられたものの、足に毒矢を射られている。
花木槿が毒を吸い出すと、彼は簪をくれた。
花木槿はお返しにパチンコを渡し、お互いに名前を告げないまま別れた。
実は少年は原家当主の原青江と謝梅香の息子で、原非白という名であった。(男性主人公)
その頃、謝梅香の住まいに明家の生き残りの娘が現れ、敵討ちのために謝梅香を殺した。
花木槿は馬車へ戻る途中、南国の世子である段月容と出会う。(男性主人公2)
彼は妹と同じように紫の瞳をしていた。
段月容を捕らえにきた兵は「紫の瞳のせいで3年も日照りだ。お前が死ねば雨が降る」と言って彼を連れていく。
花木槿は彼を助けることはできなかったが、大声で「南国の日照りは長くても3年なり。その後は恵みの雨が降る!」と教えた。
花木槿が皆のもとへ戻ると、追っ手の宣姜と彼女に手なずけられた狼が現れる。
子供たち5人は力を合わせて狼を退治し命の危機を逃れた。
すべての狼を失い劣勢になった宣姜は撤退する。
こうして、ピンチを乗り切った5人は義兄弟の契りを結び“小五義”を結成した。
- 長兄はひときわ体格の良い于飛燕
- 次男は美男子の宋明磊
- 長女は優しいお姉さんの姚碧瑩
- 4番目は双子の姉・花木槿
- 末っ子は双子の妹・花錦繍
再び馬車に乗った“小五義”は原家の紫棲山荘に到着する。
2話の感想
2話でもまた登場人物がわんさか出てきました!
足に毒矢を射られた少年が男性主人公で、もう1人の紫の瞳の少年は男性主人公2。
他にも何人かの子どもが登場しましたが、これから何度も出てくるうちに覚えていけるはず。
双子姉妹は竇家から追われる身となったうえに両親を亡くすという、少女が背負うには過酷すぎる人生に胸が痛みます。
姉妹には最後まで仲良しでいてほしいものですが、ドラマの副題が「運命を分かつ姉妹」なのでいつか仲違いをしてしまうのかも……。
それにしても、“小五義”の5人はまだ出会ったばかりなのに息ぴったりで微笑ましい限りです。
子供ながらも皆で力を合わせて命の危機を脱するシーンは見入りました。
大人顔負けの度胸と聡明さと行動力にはうなるばかりで、さすが「護国の六子」として選ばれただけあります。
彼女たちが連れて行かれた“紫棲山荘”という場所も、中に110もの建物があるだなんて、どれだけ広い場所なのかと期待が膨らみます。
3話のネタバレ
“小五義”の子どもたちは原家の紫棲山荘に到着した。
「今からお前たちは“紫園”の見習い兵だ」
陳護衛長はそう言うと、5人の子どもたちを原家当主のところへ連れて行こうとする。
ところが、柳総管が立ちふさがり連夫人のところへ連れていけと言う。
というのも、当主は愛する妻(謝梅香)を亡くして公務が手につかないため、現在は正妻の連夫人と柳総管が紫園を仕切っているのだという。
それを聞いた陳護衛長は、子どもたちを連夫人に引き合わせた。
すると、連夫人は紫の瞳は不吉だとして花錦繍@妹に杖刑を命じる。
子どもたちは必死に止めようとした。
そこへ、原家の3子である原非白が車いすで通りがかり、少し離れた場所から「処罰を免じるように」と言う。
花木槿@姉は聞いたことのある声だと思ったが、離れた場所からでは彼を認識することができなかった。
実は、原非白は花木槿がY字型のパチンコで暴れ馬から助けてあげた少年であった。
一方の南国では、日照りの原因が紫の瞳にあるとして世子の段月容が処刑されそうになっていた。
しかし 寸前で雨が降る。
処刑を免れた段月容は、花木槿の言葉(南国の日照りは長くても~)は本当だったと天を仰いだ。
<原家/紫棲山荘>
紫園の錬兵場では、見習い兵の修練がはじまった。
“小五義”の5人以外にも多くの子どもが招集されている。
過酷な修練の日々が続き、やがて“小五義”は大人へと成長した。(ここから大人キャスト)
原家の3子である原非白も青年に成長したが、母親の死による心の傷はまだ癒えておらず、毒矢で歩けなくなった足も長年治らない。
そんな中、原非白の側近に連れてこられた神医の林先生は足の治療法があるという。
人質として捕らえられていた原家の長子である原非清が、10年ぶりに原家に帰ってきた。
同時に戦から帰還した原家当主の原青江は、真っ先に3子の原非白に会いに行く。
そのことにショックを受けた原非清は「父上にとって自分は何なのだろう」と妹の非煙に吐露する。
すると非煙は、後継者にふさわしいのは原非清だと励まし、原非清のためにすでに策を講じたという。
その策とは……。
原非白と連夫人が対立するように、「連夫人の悪事」を原非白の名で密告しておいたのだ。
そうすれば両者が争うこととなり、漁夫の利を得られるという算段だった。
しかし、密告の手紙を受け取った当主の原青江は、密告者が原非白ではないことを見抜いていた。
そもそも、密告されるよりも先に連夫人と柳総管の横領を調べ上げていた原青江は、連夫人から西営の管理権を取り上げる。
西営の権利権は原非清の手に渡った。
また、長年禁じていた兵士選びの“儀礼”を開催することにした。
3話の感想
またしても登場人物がたくさん出てきた本作は、相関図が必須かもしれません。
しかも、子役たちが一斉に大人キャストに代わったため また1から顔を覚えるハメに……。
しかしながら、大人キャストに切り替わるシーンの演出はとても良かったです!
長兄はいかにも「兄!」という風貌ですし、次男は男性主人公も顔負けの美男子で、末っ子の花錦繍は瞳の色で判別できるのが有り難い。
ただ 花木槿と姚碧瑩の2人は、似た系統の美人なので見分けるのに苦労しそうです。
印象的だったのは原非白役の大人キャストが、絵に描いたような「ハの字」の困り顔だったこと。
幼い頃に母親を亡くし自身も毒のせいで車いすの生活を余儀なくされたために心を閉ざしている、という役柄であることを考えると、ハの字の彼は案外マッチいるのかもしれません。
気になるキャラクターとしては、原家の長子である原非清。
彼自体は悪そうな人間には見えないのですが、妹にそそのかされて悪事に手を染めそうな予感がします。
しばらくは、原家の権力争いを中心にストーリーが進んでいきそうですね。
登場人物は多いものの、ストーリーは入り組んでいて面白いです!
*次回4~6話のネタバレ感想はこちら。
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