ドラマ『パーフェクトワールド』4話では、献身的に尽くすつぐみの姿が描かれました。
“樹のことを支えたい”という一心で、ひたすら頑張るつぐみの姿が胸を打ちます。
また、樹の友人である晴人のエピソードも見逃せません。
感情が爆発して晴人が叫ぶシーンでは、涙腺崩壊する視聴者が続出しました。
『パーフェクトワールド』4話のあらすじ
付き合いはじめた樹とつぐみ。相変わらずつぐみは、樹の部屋に出入りする長沢ヘルパーのことを快く思っていないようです。
冷蔵庫の中におかずの作り置きがあるのを見て、「料理は私がするから、(しなくて)いいって伝えて」と言うつぐみ。
一方の長沢ヘルパーも、つぐみのことを彼女として認めていない様子。つぐみの顔を見るたびに「障害者と付き合うのは覚悟が必要。恋愛感情だけじゃ付き合えないの」と忠告を繰り返します。
長沢に忠告をされたつぐみは、介護セミナーに通ったり、深夜まで障害の勉強をしたりと、少しでも知識を得ようと必死に……。
つぐみ本人は無理をしている自覚がないようですが、過労なのは誰の目から見ても明らかです。
そんなつぐみを見かねた幼馴染のヒロは、「俺ならこんなに無理はさせないし、幸せにできる」と言いました。
しかしつぐみは、「私は鮎川(樹)くんに幸せにしてもらいたいなんて思ってない。私が鮎川くんを幸せにしたいの」と言葉を返すのでした。
『パーフェクトワールド』4話のネタバレと感想
献身的なつぐみの姿が胸を打つ
樹に尽くすつぐみの姿が胸を打ちました。恋人が自分のためにここまでしてくれるなんて、樹も愛情を感じるでしょうね。
仕事終わりに週2で介護セミナーに通い、毎日樹の家に寄って、毎日深夜まで障害の勉強をするつぐみ。
そんな生活、想像するだけでも倒れてしまいそうになりますが、つぐみは無理しているという自覚がまったくありません。とにかく“樹を支えたい”という一心なのでしょう。
長沢ヘルパーが「障害者と付き合うのは覚悟が必要。恋愛感情だけじゃ付き合えないのよ」と何度もつぐみに言うものだから、なおさら頑張ってしまうのだと思います。
“中途半端な気持ちで交際するな”という長沢の考えも分かりますが、どう見てもつぐみの気持ちは中途半端ではないんですよね。
ただただ“樹のために”尽くす姿は、献身そのもの。”尽くしている”という自覚がないところがまた純真さを感じさせます。
さすがに今のつぐみは頑張りすぎだとは思いますが、パートナーが障害について勉強することはとても大切なことです。家族やパートナーは障害の知識が必須なので。(私の家族も障害者です)
しおりと晴人の恋愛はどうなる?
晴人(松村北斗)は、再びデートクラブのしおり(つぐみの妹)を指名。
前回しおりに「障害者と付き合うのは無理」とキッパリ言われ、そのときは傷ついた晴人ですが、しおりのようにハッキリ言ってくれる人のほうが付き合いやすいと思い直したようです。
「同情まじりで付き合ったりされるほうが嫌」と言う晴人。
でもやはり、しおりは今回のデートでも「あなたと付き合うことはできない」とキッパリ告げるのでした。
しおりと晴人のラブラインは今後どうなるのでしょう。しおりは徐々に晴人に惹かれているようですが、「障害がある人と付き合うのは簡単ではない」という考えは変わらない気がします。
それに、しおりの父親は、姉・つぐみと樹の交際を猛反対していました。つぐみだけでなく、しおりも障害がある人と交際したと知ったら、父親はどうなってしまうのか……という問題も。
晴人の叫びが胸に刺さる
晴人は、樹と同じ会社で働いている青年。義足をつけているため、”車椅子バスケ”も樹と共に通っています。
近ごろ晴人は、仕事がうまくいかなかったり、転んで義足が取れてしまったりと、良くないことばかりが起こっていました。
そんな中、デートクラブのしおりにもフラれてしまい、さらに傷心したのでしょうね。晴人の感情が爆発してしまいます。
「障害を乗り越えるとか受け入れるとか、そんなの無理なんだって。
そんなの何年たってもムリなんだって。
みんな平気なフリして生きてるだけなんだって!!」
晴人のこのセリフは、何も言葉が出てこないぐらい胸に刺さりました。ネットでも晴人(松村北斗)の熱演が話題に。
このドラマで初めて知った松村北斗くん。めちゃくちゃ演技上手くないですか……?
加えてイケメンだし#パーフェクトワールド— さtoshl (@shinkenjaa__red) May 14, 2019
晴人くん役の松村北斗くん、演技上手ねー。
まちがいさがしが流れ始めるタイミングも良かった。#パーフェクトワールド— pota (@umi_bn) May 14, 2019
幻肢痛に苦しむ樹
近ごろ、”幻肢痛”が現れる樹。
樹の場合、足は動かないはずなのに、脳が”動ける”と錯覚するために”幻肢痛”が起こっていると思われる。
幻肢痛の痛みで眠れない樹は、深夜であるにもかかわらず、つい長沢ヘルパーに連絡をしてしまいます。樹が「薬(睡眠薬)があるならもらいたいと思って……」と言うと、長沢はすぐに届けに来てくれました。
“幻肢痛”はかなりの激痛だと聞きます。樹が深夜でも長沢に連絡してしまうぐらい、耐えられない痛みなのでしょう。
何とか眠りにつくことができたものの、翌日もまだ”幻肢痛”が治まらない樹。
プレゼン中に痛みに耐え切れなくなった樹は、自身の足にコンパスを突き刺しました。足に痛みがないことを実際に脳に分からせることで、”幻肢痛”が治まることがあるのです。
ところで。樹は、つぐみと付き合いはじめてから”幻肢痛”が起こったり、歩ける夢をよく見るようになりました。それはきっと、つぐみと付き合ったことで、”歩きたい”という気持ちが再び強まったからではないでしょうか。
恋人と並んで歩きたい、恋人に何かあったときすぐに守れるような体勢でいたい。そんな無意識な思いが、樹の中にあるのではないかと思いました。
その後、第3者から樹の”幻肢痛”のことを聞いたつぐみは不満顔。「何で話してくれなかったの」と樹を問い詰めます。
しかしよく考えてみれば、つぐみも自身が介護セミナーに通っていることを隠していますよね。なのでお互い様です(笑)
お互いが”相手に心配させたくない”と思っているところも微笑ましいですね。
『パーフェクトワールド』4話の視聴率と動画配信情報
1話:6.9%
2話:5.8%
3話:6.0%
4話:6.5%