PR

ドラマ『トレース』2話の感想と考察。錦戸亮の影のある微笑に心を射抜かれる視聴者続出!

トレースネタバレ 2019冬ドラマ
©Dramas Note

錦戸亮が主演のドラマ『トレース』の第2話が放送されました。

原作漫画との違いを嘆く声が多い中、視聴率は11.8%と、前回に続き好調です。

そしてネットでは、錦戸亮が映し出されるたびに「カッコイイ!」という声で賑わっていました。

そんな『トレース』第2話の感想と考察をお伝えします。

PR

ドラマ『トレース』2話のあらすじ

事件は、被害者の真田が自宅で催したパーティーの際に起きました。

パーティーの途中、真田の姿が見えないことを心配した娘の有里が家の中を探していると、床の血痕が目に入ってきました。

床の血痕を辿って着いた先はベランダ。

有里は途中で血まみれの男(宮永)とすれ違いますが、今は父を探すことが先決だと思い、男を追うことはしませんでした。

そして、有里がベランダの下を覗くと、そこには転落した真田の死体があったのでした。

防犯カメラの映像や有里の証言から、犯人は宮永で間違いないと思われました。

「あとはDNA鑑定をして証拠が揃えば事件は解決だ」と、意気込みながら科捜研にやってきたのは虎丸刑事。

そして、”真田事件”の血液のDNA鑑定をするように頼まれたのは、真野ノンナでした。

しかし、DNA鑑定の結果は不一致で……!?

PR

ドラマ『トレース』第2話の感想・解説・考察

被害者

第2話で被害者となったのは、外科医である真田和寿。

教授就任を祝うパーティーの際に、ベランダから何者かに突き落とされて転落死する。

容疑者

宮永渉

被害者・真田の娘(有里)が、ベランダから逃走する血まみれの宮永を目撃。

さらに、防犯カメラにも逃走の様子が映っていたため、犯人で間違いないと思われた。

しかし、現場の血液と宮永のDNAは不一致。

岸田哲也

被害者の真田の衣服についていた血液と、岸田のDNA鑑定が一致したため容疑者として拘束される。

真相

ミステリーとして、素晴らしい真相でした!

第2話の事件で、明らかに疑わしいのは宮永渉。

最初は、現場の血液と宮永のDNAが不一致だったことから「別の真犯人がいるのかな」と思えましたが、犯人は宮永でした。

犯人は宮永なのに、なぜDNA鑑定が不一致だったのでしょうか。

その理由は、宮永は過去に骨髄移植を受けたため、なんと、二種類のDNAを持っていたのです!

血液は骨髄の持ち主のDNAになり、唾液や毛髪は宮永のDNAのまま。

鑑定の際に宮永が提出したのは唾液だったため、鑑定結果が不一致になったというわけなのです。

これまで様々なミステリー小説やドラマを見てきましたが、このような仕掛けは初めてだったので非常に驚きました。

胸が痛むストーリー

第2話の事件はとても胸が痛む内容でした。

犯人の宮永は15年前、”白血病”のために入院(真田の病院)していました。

当時付き合っていた恋人のさちえは、毎日のように見舞いに来ており、ある日見舞いに来る途中で事故に遭ってしまいます。

さちえは真田の病院に運び込まれ手術をするも脳死。宮永は長年、さちえの死に疑問を抱いており、やっと見つけた当時の看護師を問い詰めると、看護師はとんでもない真相を口にしたのです。

当時の看護師によると、さちえを担当した真田が、さちえに筋弛緩薬を投与して脳死に至らせ、さちえの心臓を娘の有里に移植したとのこと。

真相を知った宮永は、復讐のために真田を殺害したのです。

そして、さちえの心臓を移植されて幸せに生きている有里をも殺害しようと試みた宮永。

しかし、宮永はギリギリのところで有里を殺害することができませんでした。

おそらく、有里の中でさちえの心臓が生きていると感じ、殺害を思いとどまったのではないでしょうか。

この結末がとても悲しくて、言葉にならない気持ちになりました。

犯人の宮永に少し同情してしまいましたし、ギリギリのところで有里の殺害を思いとどまったシーンでは涙がこぼれてしまいました。

そして何より、全ての真相を知った真田の娘・有里の心情がいたわしかったです。

有里の心臓のためとは言え犯罪を犯した父のこと、その父を殺害した宮永の思い、それら全てを背負って生きていかなくてはならない有里が気の毒に思えました。

有里が一筋だけスッと涙を流すシーンや、目で全てを物語っているかのような演技は凄かったです。

真野役の錦戸亮がカッコイイ!

ネットでは、「科捜研の仕事が地味」「錦戸亮の出番が少ない」という声もあるようですが、そのマイナス要素が帳消しになるぐらい、画面に映る錦戸亮が格好良かったです。

白衣が似合いますし、佇まいやちょっとした表情が魅力的。

第2話では、真野が悲しげに微笑むシーンが2回ほどありましたが、見ていて胸がキューっと締め付けられました。

やはり、イケメンの悲しみを帯びた微笑は胸にくるものがあります。

そして真野は、少し影を背負ったクールな人物ですが、演じる錦戸亮の雰囲気ととても合っていますね。

普段の錦戸亮は声量が控えめで、今回の真野を演じている時も声は小さいのですが、それが真野の儚さとマッチしているのです。

また、内面的にも、「関係ない」と言いながらも新人のノンナを気にかける一面も素敵でした。

真野の家族が亡くなった事件の真相は?

第2話のラストシーンで、真野の前にふと現れた亡くなったお兄ちゃんの幻覚。

幻覚に向かって「本当はあの日、何があったの、お兄ちゃん」とつぶやく真野の姿が切ないです。

小さな子供が喋っているかのようで、やはり真野は事件当時のまま時が止まっているのだと感じました。

真野の家族の事件は、“真野の兄が犯人で、家族を皆殺しにしたあと自殺した”という結論で片付けられているようです。

しかし、真相は別にあるのではないでしょうか。

ドラマではまだ一瞬しか出てきていませんが、千原ジュニアが真野の家族の事件に関わっていると推測しています。

PR

ドラマ『トレース』第2話の視聴率と動画配信情報

ドラマ『トレース』第2話の視聴率は、11.8%でした。

第1話放送後、ネットでは虎丸刑事に対する不評の声がとても多かったこともあり、第2話以降の視聴率は下がるかも?と予想していました。

しかし実際は、第1話とほぼ変わらない視聴率をキープ。

虎丸刑事のキャラはともかくとして、ドラマの内容はミステリーとしてとてもよくできていると思います。

ですので、今後も高視聴率を保っていく可能性が高そうです!

Writer

Kino

アジア古装劇を愛するライター、kinoです。涙腺の緩さに定評があります。
古装劇以外だと、BL作品も大好きです。マイベストは【月に咲く花の如く】と【山河令】。

ストーリーを分かりやすくお伝えできるよう心がけておりますので、最終話までお付き合い頂けると嬉しいです。

Kinoをフォローする
2019冬ドラマ医療国内ドラマ枠