海外ドラマ『私はラブ・リーガル』シ-ズン1。
誰もが振り返るような美しさとナイスバディが自慢だったデビーが不慮の事故でこの世を去っていまいます。
ところが、彼女の魂だけが舞い戻り別人になって帰ってきたのです。
一体彼女に何があったの?
コミカルチックで温かい『私はラブ・リーガル』をご紹介します。
『私はラブ・リーガル』の作品情報
【製作国】
アメリカ
【原題】
DROP DEAD Diva
【配信】
Hulu、paravi
【キャスト】
☑ジェーン・ビンガム役/ブルック・エリオット
弁護士。ある事件に巻き込まれて銃で撃たれてしまう。一命は取り留めたものの、中身はデビーの魂に取られてしまう。
☑デビー・ドブギンス役/ブルック・ドーセイ
交通事故により死亡するも、天国の門番の”キー”を押して魂だけジェーンの身体に入ってしまう。
☑ステイシー・バレット役/エイプリル・ボールビー
デビーの親友。唯一デビーがジェーンとして生まれ変わったことを知っている人物。
☑グレイソン・ケント役/ジャクソン・ハースト
デビーの元フィアンセで、ジェーンと同じ職場で働く弁護士。
☑テリー・リー役/マーガレット・チョー
ジェーンの職場のアシスタント。
☑フレッド役/ベン・フェルドマン
天国の門番だったが、デビーを生き返らせてしまった責任を取らせられ、守護天使としてジェーン(デビー)を見張っている。
『私はラブ・リーガル』シーズン1のあらすじ
ロサンゼルスで恋人グレイソンと幸せな生活を送っていたモデルのデビー。
ある朝、オーディションを受けるために車で会場へ向かっていたデビーは、親友のステイシーと電話で話しながら運転している時に交通事故を起こしてしまいます。
時を同じくして、肥満体系でオシャレとは程遠いファッションに身を包んだ弁護士のジェーン。
働いていた弁護士事務所に銃をもった男が押し入り、撃たれてしまいます。
天国へ行ったデビーの魂は、白いバスローブに身を包み、天国の門番フレッドから天国へ行くか地獄へ落ちるかをパソコンで調べられます。
結果、デビーの生きてきた経歴は悪人ではないが、善人でもないという空っぽの人生でした。
フレッドの態度に不満を感じたデビーは、パソコンのリターンキーに目を止めます。
そして、隙をみてそのボタンを押してしまいました。慌てるフレッドでしたが、時すでに遅し。
デビーの魂は地上へ舞い戻ることになります。
しかし、彼女が入り込んだ肉体は、元の自分の身体ではなくジェーンの身体だったのです。
生き返ったものの、モデル体型とは180度違うジェーンの身体として生きることになったデビーは、すぐには現実を受け入れられずにいました。
しかし、ジェーンは体系はイマイチなものの優秀な頭脳をもっていたことで、デビーもその頭脳を受け継ぐことに。
そしてデビーは、その優秀な頭脳を使い、弁護士ジェーンとして新しい人生をスタートさせたのでした。
『私はラブ・リーガル』の見どころと感想
『私はラブ・リーガル』の邦題と原題
このドラマ、邦題は『私はラブ・リーガル』ですが、原題は”DROP DEAD Diva”です。
原題をそのまま訳すと、
Drop deadは、ハッとするような、急死するといった意味で、Divaは、優れた才能をもつ女性や歌姫といった意味があります。
そのまま日本語にすると、イマイチな感じのタイトルとなりますが、英語では頭文字Dで揃えている良く出来たタイトルとなっています。
それに対して、邦題はまったく違う印象を受けますが、作品内容を表すのには良いネーミングではないでしょうか。
”チャーミングな主人公=ラブリーガール”と、”法律に関する仕事に携わっている主人公=リーガル”を合体させて、ラブリーリーガル→ラブ・リーガル。このタイトルを考えた方は非常に良いセンスの持ち主かもしれませんね。
チャーミングなキャラクター
このドラマの魅力のひとつは、個性豊かで魅力的なキャラクターです。
モデルで美人だったデビーが、イケてない太目な女性ジェーンに乗り移るのですが、事故に合う前のジェニーに比べて、中身がデビーとなったジェーンはとにかく可愛いです。
メイクやファッション、仕草などがとにかくラブリーです。ジェーン役演じるブルック・エリオットは、長年ブロードウェイなどの舞台にも立っていたことから、とても実力のある女優です。
また、デビーの親友ステイシーも、デビーと同じく見かけは美人、中身はおバカなキャラクターですが、唯一ジェーンの中身がデビーだと知っていることから、心の支えとなっています。
ジェーンの守護天使として地上に降りてきたフレッドも天然系。ジェーンの会社の郵便係としてジェーンを見張ることにするのですが、違和感ありありな場面でも、サラッとかわす憎めない人です。
その他、ジェーンの秘書テリーやライバルのキムなど、周りを固めるキャスト陣も一癖あるキャラばかりで楽しませてくれます。
ジェーン(デビー)の変化も楽しめる!
ジェーン自身は、優秀だけど不愛想で高慢な弁護士でしたが、デビーの魂が入ってからは、キャラ的にはデビー一色となっています。
ただ、デビー自体は”おバカ”でジェーンは優秀。その優秀な頭脳を引き継いだデビーは、自分の発する言葉にいちいち感激するのがとても可愛らしいです。
「すごい!私こんなこと言ってる!」とか「何だかわからないけど、色々なことが分かるの!」など自画自賛。
不愛想だけど優秀なジェーンのキャラと、おバカだけど懐っこいデビーのキャラを足したからこその魅力です。
最初は、いちいち感動するデビー(ジェーン)でしたが、弁護士という仕事に関わっていくうちに、彼女自身も成長していきます。
色々な人と出会う中で、デビーとして見て来たもの、ジェーンを通して見えるものとの違いに戸惑いながらも考えようとする。そんな彼女の成長は、本作最大の見どころと言えるでしょう。
『私はラブ・リーガル』シーズン1のまとめ
法廷でのストーリーは1話完結で、ほとんどがハッピーエンドで終わりますが、ジェーンの恋愛関係などはシーズン通して進んでいきます。
フィアンセだったグレイソンは、ジェーンの中身がデビーだと知らないままジェーンと接するのですが、中身がデビーのジェーンは、グレイソンと会うたびに複雑な気持ちで、その切なさに泣ける場面もあり。
中でも、法廷でのジェーンの機転を利かせた弁護シーンは見ごたえ抜群です。
グレイソンに自分は本当はデビーなんだと打ち明けられない切なさ、その一方で弱者を守るためどんな敵にも立ち向かい、決して諦めない弁護士としての強いジェーン。
どちらのジェーンも魅力的なので、ご覧になっていない方には特におすすめのリーガル・ドラマです。