「ワイルド・スピード」第10弾となるシリーズ最新作に、ヴィン・ディーゼルの祖母役としてリタ・モレノが出演することが分かった。米Variety誌が報じた。ヴィン・ディーゼルはかつてVariety誌の取材でリタ・モレノに祖母役で参加してほしいと語っていた。
リタ・モレノが祖母役で出演
ヴィン・ディーゼルは、リタ・モレノが正式に「ワイルド・スピード 10」に出演すると自身のSNSで動画を公開し、「リタ・モレノと一緒に仕事をすることは私の永遠の夢であり、彼女がここで私の祖母を演じているという事実は私の魂を笑顔にします」と、ミシェル・ロドリゲスとリタ・モレノの間に座り笑顔を見せていた。
それに対しリタ・モレノは、カメラに向かって「私は……私の老後は、あなたが私を招待してくれるのを待っていたんだと思う。素敵でしょう?とてもワクワクする。すごく楽しいよ!」と語っている。
ヴィン・ディーゼルは、「ワイルド・スピード 10」の撮影期間中に、ロンドンを拠点とする制作現場の最新情報や舞台裏を公開し、「キャプテン・マーベル」のブリー・ラーソンがキャストに加わることも発表している。
また、新メンバーのジェイソン・モモアとアラン・リッチソン、そしてファーストファミリーのメンバーであるミシェル・ロドリゲスやジョーダナ・ブリュースター、リュダクリス、サン・カン、ナタリー・エマニュエルとのショットも公開している。
最新作では、スコット・イーストウッド(「ワイルド・スピード ICE BREAK」に出演)の復帰も決まっており、悪役サイファーを演じるシャーリーズ・セロンも撮影現場から投稿している。
製作開始から1週間余り後の4月にジャスティン・リン監督が降板した後、ルイ・レテリエが本作の監督を務めている。
リタ・モレノの起用は、2021年6月にヴィン・ディーゼルが、「ワイルド・スピード」シリーズの映画製作チームは、今後公開予定の第10弾と第11弾でトレット家の家系をさらに掘り下げることを目指しているとVariety誌に語った後のニュースだ。
「F9: The Fast Saga」で、長い間行方不明だったドムの兄ヤコブ(ジョン・シナ)に会った後、トレットの母が誰になるのかについて尋ねた際、ヴィン・ディーゼルは長いためらいと少しの笑いの後「アブエラにたどり着くだろう。その役について話すのがとても楽しみなのは、リタ・モレノなんだ。」と明かしていた。
当時、Variety誌がキャスティング提案についてリタ・モレノにコメントを求めたところ、「彼の電話を待っているところよ。素晴らしいアイデアだと思う。彼が私に黒いレザーを着せてくれるといいんだけど……。」と語っていた。
リタ・モレノは、史上16人しかいないエミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞の4つの賞をすべて受賞した女優。「ウエスト・サイド物語」(1961)、「ジ・エレクトリック・カンパニー」(1971-1977)に出演し、スティーヴン・スピルバーグ監督による「ウエスト・サイド・ストーリー」(2021)ではバレンティーナ役と製作総指揮を務めた。
この記事は米Variety誌のニュースを翻訳してお伝えしています。