レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシが再びタッグを組み、ニューヨーカーのジャーナリスト、デヴィッド・グランのノンフィクション「The Wager」の映画化に挑むことになった。Apple Original Filmsは、2023年4月に出版予定のこの本の権利を獲得した。「The Wager: A Tale of Shipwreck, Mutiny, and Murder」の映画化となる。
マーティン・スコセッシ&レオナルド・ディカプリオの新作タッグ
マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオが、Apple Original Filmsの新プロジェクトに参加することが米各紙によって明らかにされた。
スコセッシ氏が監督を務めディカプリオが主演し、1740年スペインの財宝を積んだガレオン船を手に入れるという極秘任務の最中、乗組員はパタゴニア沿岸の荒涼とした島で難破する物語を描く。
彼らはスペイン船を追って南米パタゴニア地方の島に難破した英国船の生き残りの乗組員だった。その後、文明社会に戻った彼らは殺人と裏切りの罪で数人の関係者を告発し、激しい軍法会議にかけられることになる。
告発と反論が飛び交う中、英国海軍は島で何が起きたのか真実を明らかにするために特別裁判を設定し、地球上で最も厳しい気候の一つを生き残ろうと努力する船長と船員の物語だけではなく、彼らの人間性までもが明らかにした。
レオナルド・ディカプリオは、スコセッシ氏が監督を務めたApple TV+(PR) の「Flower Moon」でロバート・デ・ニーロと共演した後、この作品に出演している。「Flower Moon」は、1920年代のオクラホマを舞台に、石油富豪のオーセージ民族のメンバーの連続殺人を描いている。映画は現在撮影中で公開日は未定。
レオナルド・ディカプリオとスコセッシ監督は映画界の名コンビで、2人は過去25年間に6作品で共演し、複数のオスカーを受賞している。その中には、「ギャング・オブ・ニューヨーク」、「アビエイター」、「ディパーテッド」、「シャッター アイランド」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」が含まれ、次に公開されるのは「フラワームーン」となる。
なお、デヴィッド・グラン氏が手掛けた作品は「フラワー・ムーン」の他、「ロスト・シティZ 失われた黄金都市/The Lost City of Z」(2016)、2018年のロバート・レッドフォードのドラマ「さらば愛しきアウトロー/The Old Man & the Gun」などがある。
また、ノンフィクション「The White Darkness」は、「Pachinko」「ザ・テラー/The Terror」のスー・ヒューが、トム・ヒドルストン主演のAppleオリジナルリミテッドシリーズとして開発中だ。
この記事は米各紙のニュースを抜粋(翻訳)してお伝えしています。