「クローバーフィールド」第4章となる最新作を制作中。監督は「ワウンズ: 呪われたメッセージ」のババク・アンヴァリ氏が務め、製作総指揮はシリーズ全作品をプロデュースしているJ.J.エイブラムスが続投する。
「クローバーフィールド」第4章発動
「クローバーフィールド」ユニバースの新たな章がスタートする。
「ワウンズ: 呪われたメッセージ」の監督ババク・アンヴァリが、シリーズ第4章となる「クローバーフィールド」最新作の監督を務める。
J.J. エイブラムスが、ハンナ・ミンゲラとジョン・コーエンとともに、自身のバッド・ロボット・プロダクションズからプロデュースする。
製作総指揮は、ブライアン・バーク（「ミッション:インポッシブル」シリーズ）、マット・リーヴス（「THE BATMAN -ザ・バットマン-」）、ドリュー・ゴダード（「キャビン」）が製作総指揮を務める。
脚本は、2017年にカルトホラーとして大ヒットした「ザ・リチュアル いけにえの儀式」を執筆したジョー・バートンが担当する予定だ。
「クローバーフィールド」最新作は現在パラマウント・ピクチャーズで開発中で、シリーズ第4章となる予定とのこと。
第1作目の2008年「クローバーフィールド」は、ファウンド・フッテージによるエイリアン侵略映画で、リリース当初失敗したかと思われたが後にヒットとなった。
第2章となる2016年の「10 クローバーフィールド・レーン」は、既存の脚本を「クローバーフィールド」の世界観に合うように修正し、メアリー・エリザベス・ウィンステッドとジョン・グッドマンの好演を軸に、商業的にも批評的にも大ヒットとなった。
そして、第3弾となる2018年公開の「クローバーフィールド・パラドックス」は、Netflixがスーパーボウル中にプロジェクトを発表し、ファンが試合後すぐに視聴できることを確認したことで悪評が広まった。
シリーズ全作品をプロデュースしてきたJ.J.エイブラムスは、2008年に第1弾が公開された際、なぜファウンド・フッテージがこのクリーチャー・フィーチャーにふさわしいメディアだと思ったのかについてTime誌に語っている。
「この映画はエンターテイメントであり、私が子供の頃に見たモンスター映画のようなスリルを人々に与えることを目的としている。このような感覚を味わえる作品には、何年も出会っていなかった。そのような感覚を味わえる怪獣映画を長年見ていなかったので、何か最新の新鮮な怪獣映画を作る方法はないかと考えました。そこで思いついたのが、Youtub化、ビデオカメラの普及、カメラ付き携帯電話の普及です。セルフ・ドキュメンタリーの時代は、怪獣映画を見るための素晴らしいプリズムのように感じられました。私たちは、もしとんでもないことが起きたらどうするか？それはどんなに恐ろしいことだろう？ビデオカメラは、私たち誰もが手に入れることができるものです。そのビデオには、ある種の奇妙で不気味な親密さがある。私たちは、古典的なB級モンスター映画を、非常に現実的で関連性があると感じられる方法で作り、壮大さと信じられないほどの親密さを同時に可能にしたのです」と語った。