マーベル・コミックの人気シリーズ「デッドプール」の最新作【デッドプール3】に、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンとして復活すると米紙Varietyが報じている。【デッドプール3】は、2024年9月6日に公開予定だ。
【デッドプール3】にヒュー・ジャックマンがウルヴァリンとして復活!
2024年9月6日公開予定の【デッドプール3】にて、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンとして復活することを、主演を務めるライアン・レイノルズが自身のSNSで発表した。ライアン・レイノルズがSNSに公開した動画内では、ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンのやり取りを垣間見ることができる。
動画内でヒュー・ジャックマンは、ライアン・レイノルズのもう1度ウルヴァリンを演じたいかとの問いかけに即答でもちろんだと答えた。直後にホイットニー・ヒューストンの「“I Will Always Love You」が流れるが、字幕では”Will always Love You”の部分が”Will always love Hugh”と書かれ、「COMING HUGHN」とのテロップが浮かび上がった。
動画の最後は、デッドプールのロゴがウルヴァリンのアダマンチウムの爪で切り刻まれる様子で締められている。このヒュー・ジャックマンの復活には、ライアン・レイノルズがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でのデッドプールのキャラクター作りに苦悩していたことが関係している。
MCUでのデッドプールの登場はキャラクターを忠実に再現する必要があり、新たな深みや意味などを見出さなければならないが、デッドプールを演じるライアン・レイノルズは空っぽの状態だった。そこでライアン・レイノルズは打開策として、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンを起用することにしたようだ。
【デッドプール3】は、ディズニーによる買収後から正式にMCUに加わることになる。「デッドプール」シリーズは、ディズニーが2019年に20世紀フォックスから買収した際に獲得したいくつかのコミックブックのプロパティの1つであり、今後数年の間に「X-MEN」と「ファンタスティック・フォー」シリーズも新作映画が製作される予定。
監督は、ライアン・レイノルズと【フリー・ガイ】(2021)や【アダム&アダム】(2022)を手掛けたショーン・レヴィが務め、脚本には「デッドプール」シリーズの過去2作品の脚本を担当したレット・リースとポール・ワーニックが起用された。
中でも注目を集めているのは、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンがどのように登場するかということ。ヒュー・ジャックマンが最後にウルヴァリンを演じたのは、ジェームズ・マンゴールド監督の【LOGAN/ローガン】(2017)で、ラストでウルヴァリンは死亡している。
【デッドプール3】ではウルヴァリンがどのような登場をするのかは不明だが、そもそもデッドプールというキャラクターは映画やコミックでも第4の壁を何度も破ることで有名だ。マーベル・スタジオのケヴィン・フェージュ社長も「マルチバースでは何でも可能」と語っており、ウルヴァリンもデッドプールに倣って奇想天外な登場を果たすのかもしれない。
これには、ウルヴァリンの物語をキッパリと終わらせたことを断言している【LOGAN/ローガン】(2017)のジェームズ・マンゴールド監督も自身のSNSで反応を見せている。ジェームズ・マンゴールド監督は、【デッドプール3】のニュースに少し過激なGIFで答えたものの、直後にGIFは冗談で彼らがどんな狂気を見せてくれるのか楽しみだと期待を寄せた。