【山河令】7話・8話・9話・10話のあらすじとネタバレ感想。張成嶺を連れた趙敬は高崇の屋敷に到着しました。何だかんだで張成嶺を見守っていた周子舒も屋敷の外に到着したものの、天窗の密偵が潜んでいることに気づき……。
7話のあらすじネタバレ
羅府では鬼谷の十大悪鬼が集まっていました。
そこに、羅府の主人で十大悪鬼の喜喪鬼が現れます。
世の浮気男に天誅を下しまくっている彼女は、別名「薄情簿主」とも呼ばれていました。
今回、鉄槌を下されるのは、断剣山荘の息子である穆雲歌という男。
穆雲歌は自身が捨てた亡き女性との婚礼を強いられ、婚礼に呼ばれた彼の友人10名は死闘を強要されます。
生き残ったひとりだけを解放すると言われた彼らは戦い始めました。
五湖盟盟主で岳陽派の掌門である高崇のもとに、天窗統領の韓英が訪ねてきました。
韓英は瑠璃甲について調べにきたと言いますが、高崇は何も知らないとシラを切り通します。
さらに韓英は、張成嶺のことも探りを入れました。
韓英が去った後。
高崇は、天窗(=晋王)に張成嶺を渡してはならないと思い、急遽、張成嶺たちを迎えに行きました。
そして、彼らを連れて屋敷に戻ってきた高崇は、娘の高小怜を紹介します。
一方、何だかんだで張成嶺を見守っていた周子舒も岳陽派の屋敷前に到着。
これだけ警備が厳重なら張成嶺も安心だ、と思ったその矢先、門番の中に天窗の密偵が潜んでいることに気づきます。
近くの露店にも、天窗の密偵と思われる男がいました。
周子舒は男の後をつけ、試しに天窗の合言葉を投げかけてみましたが、男は合言葉には反応せず周子舒に斬りかかります。
周子舒が男を蹴り倒すと、温客行が姿をあらわしました。
温客行は男が落とした武器を見て「毒蝎か」とつぶやきます。
ところで、温客行は瑠璃甲を腰にぶらさげており(本物?偽物?)、わざと周囲に見せつけているようでした。
温客行と周子舒が市場を歩いていると、方不知という男が温客行の瑠璃甲を盗みます。
鳳陽酒楼。
温客行から岳陽派への潜入を命じられた顧湘は、どうやって潜入しようかと頭を悩ませていました。
そのとき、酔っ払いの男たちが若い女性に絡み始め、それを見た顧湘は男たちを懲らしめます。
その様子を見ていた清風剣派の曹蔚寧という若い青年は、顧湘に御馳走したいと申し出ました。
2人が話に花を咲かせていると、温客行と周子舒も店にやって来ます。
7話の感想
今回は鬼谷の十大悪鬼がズラリと登場しました。
彼ら1人1人の特性や関係性はまだ掴めませんし、このエピソードが本編とどう関係してくるのかも見えてきません。
後半では、曹蔚寧という新キャラも初登場。
こちらの彼は重要人物になりそうですし、顧湘と良さげな雰囲気でした。
もしも2人が恋愛関係に発展したら、可愛らしいカップルになりそうです。
8話のあらすじネタバレ
高崇の屋敷で暮らし始めた張成嶺は、高崇や沈慎から、何かにつけて瑠璃甲のことを聞かれます。
高崇が「瑠璃甲を出せ」と声を荒げると、趙敬がかばいました。
酒楼。
曹蔚寧は代わりに支払いをしてくれた周子舒たちに礼を述べます。
なぜか曹蔚寧が気に入らない様子の温客行は「曹蔚寧を追い払え」と顧湘に耳打ち。
顧湘は温客行に従い、店を出て行きました。
すると、温客行の狙いどおり、顧湘を心配した曹蔚寧がついて行きます。
張成嶺は、高崇や沈慎の威圧に耐えられず屋敷を出て行こうとしました。
すると、高崇の娘である高小怜が「父上は本当は優しいのよ」と言って、張成嶺を部屋まで案内します。
その時、曹蔚寧が訪ねてきました。
曹蔚寧の口添えにより、顧湘はしばらく高崇の屋敷に住まわせてもらえることになり 潜入に成功します。
酒楼を出た周子舒はここで温客行と別れようとしましたが、温客行はどこまでもついてくる気でした。
そこに戻ってきた顧湘は、潜入に成功したことを報告。
そして、高崇が張成嶺を五湖碑に連れて行ったことも教えました。
周子舒は、張成嶺の身に危険が及ぶことを恐れて救出に向かいます。
高崇と張成嶺が五湖碑を出ると、天窗の配下を率いる韓英に包囲されました。
そこへ、覆面をした周子舒と温客行が助けに現れ、高崇たちを逃がします。
周子舒の身のこなしを見て正体に気づいた韓英は、周子舒を「荘主」と呼んで跪きました。
韓英は今でも周子舒に忠誠を誓っている様子で、いろいろなことを教えてくれました。(晋王が瑠璃甲について調べていることや、張成嶺を狙う理由など)
周子舒は温客行に、「鏡湖山荘が襲撃された日に島に居たのは偶然か」と質問するも はぐらかされます。
「私はお前を友人と思って聞いたのに。(はぐらかすのか)」
「友人?生死を共にしたのにただの友人なのか。参ったな……努力が足りなかったようだ」
温客行はそう言った後、「私はお前のことをどう思ってると思う?」と迫ります。
周子舒は目を泳がせ「知るか」とぶっきらぼうに答えて山を降りて行きました。
その後ろ姿を見ながら、温客行は「お前は私の知己だ」とつぶやきます。
別の日、市場をデート満喫した2人は雑技場に立ち寄りました。
手品の公演が終わると、小道具の箱から10個の生首が落ちると同時に不気味な声が響きわたります。
「もうすぐ英雄大会が開かれるようだな。10個の生首を鬼谷からの献上品としよう」
生首は五湖盟の弟子たちでした。
そしてその中には、喜喪鬼に鉄槌を下された穆雲歌の首もありました。
8話の感想
五湖盟の義兄弟のなかで、良心がありそうな人物は趙敬だけでしょうか。
それとも、高崇や沈慎は張成嶺に対してキツイ態度を取っているけど根は善人なのか!?
他のキャラも誰が善人で誰が悪人なのか、まだ掴めていません。
天窗の韓英も横暴な人物かと思えば、今でも周子舒に忠誠を誓っているとは意外でした。
それにしても、温客行と周子舒の“知己度”が急激にup⤴️してますね。
温客行に「友人?私はどう思ってると思う?」と迫られて、目が泳いでいた周子舒が可愛かったです。
市場デートをする2人もエモい限りでしたが、最後に立ち寄った雑技場でトラブル発生!
あの生首は一見すると鬼谷のしわざのように思えますが、琵琶が置いてあったので「毒蝎」のしわざ?
でも、生首の中には穆雲歌の首もあったので、喜喪鬼のしわざ???
9話のあらすじネタバレ
温客行の瑠璃甲を盗んだ方不知の死体が、高崇の屋敷に運ばれてきました。
周子舒は使われた凶器を見て、天窗の韓英がしたことに違いないと直感します。
宿。
晋王も武庫を狙っているのかと考え込む周子舒の部屋に、温客行が料理を持ってきます。
匂いを感じ取れない周子舒は、五感が鈍くなっていると痛感。
さらに夜になると、七竅三秋釘の発作に襲われます。
周子舒が回復に努めていると、部屋の外から温客行の簫の音色が流れてきました。
(いつかのように、簫の音で回復を促してくれているのでしょうか)
翌朝、温客行にたたき起こされた周子舒は、渋々ながらも悦樊楼という場所を訪れます。
そこでは、“安吉四賢”と呼ばれる年老いた4人の知己が合奏を楽しんでいました。
その様子を見た周子舒は、心の中で「人生が続くのなら、彼らのように 知己とさすらいたい」と願いながら温客行の横顔を見つめます。
岳陽派の屋敷では、張成嶺が弟子たちと一緒に鍛錬をしていました。
指導する少年は、訓練にかこつけて張成嶺をしつこく虐げます。
訓練を終え、顧湘とばったり会った張成嶺はつい涙ぐんでしまいました。
夜。
周子舒と温客行は屋根の上で月を鑑賞していました。
すると、すぐ下で2人の男が争い始めます。
争いの末に死んだ男の手には、瑠璃甲(温客行が作った偽物)が握られていました。
どうやら、温客行は偽物の琉璃甲をばらまいて、意図的に江湖を混乱に陥れているようです。
周子舒「間違ったことをしたという自覚は?」
温客行「私は悪くない、焚きつけただけだ」
周子舒は、温客行の行いに失望した様子で立ち去ります。
安吉四賢は旧友の高崇のために瑠璃甲(偽物)を手に入れました。
それを聞きつけたらしい丐幇や華山派といった者たちは、安吉四賢に「瑠璃甲を渡せ」と迫ります。
高崇が争いを止めようとしましたが、結局止められず、安吉四賢は死亡してしまいました。
激昂した高崇は懐から瑠璃甲を取り出し、「くれてやる!」と黄長老に投げつけて立ち去ります。
琉璃甲を手にした黄長老は、偽物だと分かってその場に捨てました。
一部始終を近くで見ていた温客行は、自分の招いた結果に動揺します。
9話の感想
“まだ人生が続くなら、知己と江湖をさすらいたい”
周子舒はそんなことを思いながら、めちゃくちゃ温客行のことを見つめていました!
そんな一幕もあり、2人はもう完全なる知己になったかと思えば、後半で少し溝が生じてしまいました。
周子舒が怒ったのは、温客行がわざとニセモノの瑠璃甲を盗ませたせいで罪のない人が命を落としたからでしょう。
ただ、温客行がそんなことをするのも理由があるはず。
高崇や江湖の人間に対する辛辣な発言から察するに、温客行は五湖盟に良い感情を抱いていないのでしょう。
それに加えて、彼が最も渇望しているものは父と母であることが分かっています。(幻覚で見ていたから)
これらを繋ぎ合わせて考えると、おそらく温客行は五湖盟に両親を殺され復讐しようとしているのではないでしょうか。
そして 偽物の瑠璃甲をばらまいたのは、江湖の者同士を争わせて内部分裂させるのが狙いではないかと推測します。
温客行が瑠璃甲の偽物を作ったことでややこしくなっているので、5つの所在まとめ(訂正版)
*温客行が腰にぶらさけていた瑠璃甲が本物か偽物かが分からないので、【丹陽派の瑠璃甲】の所有者が誰なのかは分かりません。
10話のあらすじネタバレ
温客行は罪悪感を払拭するかのように、安吉四賢を埋葬するための土を一心に掘っていました。
そこに現れた周子舒は、悪人ではない彼らが巻き込まれて死亡したことについて「痛快か?これが望んだ結果か?」と問います。
温客行は自嘲の笑みを浮かべ逆に問い返しました。
「では、天窗の君が殺したのは悪人だけか?」
「……そうか、よく分かった」
周子舒が言葉にできたのはそれだけでした。
この一件でギクシャクしてしまった2人は、それぞれ酒を飲み明かします。
酒を暴飲した周子舒が目を覚ますと、なぜか韓英の部屋にいました。
韓英は、周子舒の体に打ち込まれた七竅三秋釘の傷を心配し、神医を見つけるために同行したいと申し出ます。
しかし、自分と関わることで韓英を危険にさらしたくない周子舒は「これまで通り天窗にとどまれ」と言うのでした。
高崇は、娘の高小怜と張成嶺を結婚させるつもりでいました。
それを察した張成嶺は、「操り人形なんてごめんだ」と思い、高小怜と距離を置き始めます。
また、他に想い人がいる高小怜も、この婚姻について高崇に不満を漏らしました。
鬼谷の谷主こと温客行は、十大悪鬼を招集しました。
「青崖山を出ることを許したのは、吊死鬼を捕らえて瑠璃甲を取り戻すためだ。
なのにお前たちは、髪1本も見つけられず、派手な騒動を起こしてくれたな」
温客行の言う「派手な騒動」とは、鏡湖山荘を襲撃したことや、傲崍子の死、それから生首事件のことでした。
温客行はそれらの主犯格が誰なのかを問い詰めながら功罪を与えていきます。
10話の感想
悲しい展開になって参りました。
確かに周子舒は、天窗時代に罪のない人を殺したこともあったのでしょう。
けれどそれは、本人が一番自責して苦しんでいることだろうから、それを知己である温客行の口から改めて突きつけられたのはダメージが大きかったのではないかと。
温客行もそんな言葉を言ってしまうほど、安吉四賢の死に動揺していたのでしょう。
このままギクシャクし続けるのは辛いので、2人には早いところ仲直りをしてほしいものです。
今回、温客行が鬼谷のボスだということが明かされました。
悪鬼たちは温客行に忠誠を誓っているというよりは、ただ恐怖で怯えているだけのように見えました。
殺らなきゃ殺られる弱肉強食の世界だから、温客行も彼らに隙を見せられないのでしょうね。
谷主としての温客行はまるで悪役のようでしたが、きっと彼があのようになってしまった裏側には、深い事情や苦しみがあるのではないかと推測します。
そんな彼の救いとなるのはきっと、周子舒という存在なのでしょう。
そして、苦しみを抱えている周子舒にとっても、温客行は失うことのできない知己になっていくのではないかと思います。
ところで、食屍鬼は死んだ白無常を見て舌なめずりしていましたが。
きっと頬を食べたかったのでしょうね。(食屍鬼は美少年の頬を食べるのが好きby顧湘)
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