石器時代×ホラー【The Origin】ジャンルを超えた新作ホラー映画の予告編が公開

【The Origin】は、45000年前の石器時代を舞台とするホラー映画で、飢えたホモ・サピエンスの一族が初期のイギリスで生き残りを賭けた戦いを余儀なくされるという物語だ。

監督はスコットランドのアンドリュー・カミング、脚本はルース・グリーンバーグが務め、2人は共に本作で初の長編デビューを果たす。出演者には、サフィア・オークリー・グリーンとキット・ヤング、チュク・モデューが名を連ねている。

石器時代×ホラーというだけでも興味深い【The Origin】だが、中でも注目したいのが”Tola”と呼ばれる特注の言語が使用されていること。Tolaは本プロジェクトのために特別に開発された言語であり、物語の信憑性を高める重要な役目を果たしている。

これは、プロデューサーのオリバー・カスマンの知人で独学で語学を勉強している学者の協力を得て作られたもので、約1万年の歴史を持つバスク語をヒントにしている。バスク語のルーツにはアラビア語やサンスクリット語もあり、これらの言語を辿っていった末、”Tola”という独自の言語を作り上げることに成功したようだ。

このような特注の言語を使用したことについてアンドリュー・カミング監督は、英語だと馬鹿げているように感じてしまう可能性があったからと明かした。

【The Origin】は、Escape PlanのKassmanがプロデュースし、ニューヨークのアニマル・キングダムに代わりDavid KaplanとSam Intiliが製作総指揮を務める。

なお、スコットランドのプロデューサーWendy Griffinとの共同製作でSelkie Productionsに加え、スクリーンスコットランドとBFIから資金提供を受けており、販売はProtagonist Picturesがアメリカとイギリスで、その他の地域はソニーが配給を担当する。