パラマウント社はオリジナル映画の【裸の銃を持つ男】リメイク版の主演にリアム・ニーソンを起用すべく、出演交渉を行なっていると米紙Varietyが報じた。【裸の銃を持つ男】は3部作構成で大ヒットを記録した作品で、このままリアム・ニーソン主演で製作されれば、20年以上の時を経て待望のリメイク版となる。
リアム・ニーソンにパラマウントの【裸の銃を持つ男】リメイク版への出演交渉中
【裸の銃を持つ男】リメイク版の監督を務めるアキヴァ・シェイファーとプロデューサーのセス・マクファーレンは、主演にリアム・ニーソンを起用すべく交渉中だ。まだリアム・ニーソンとの契約は成立していないが、この契約が成立すれば直ちにリメイク版の製作に取り掛かるとのこと。
監督と製作総指揮は、【チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ】(2022)の映画監督で、ザ・ロンリー・アイランドのメンバーでもあるアキヴァ・シェイファーが務める。
なお、脚本はアキヴァ・シェイファーと共に【チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ】(2022)で脚本家を務めた、ダン・グレゴールとダグ・マンドが担当する。
パラマウント社のオリジナル【裸の銃を持つ男】は3部作で構成され、心優しく騙されやすい刑事フランクリン・ドレビン役をレスリー・ニールセンが演じ、警察組織のパロディの中心的存在となった。
第1作目の【裸の銃を持つ男】(1988)が興行収入1億4千万ドルの大ヒットを記録したことから、2つの続編【裸の銃を持つ男 PART 2 1/2】(1992)と、【裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の屈辱】(1994)が製作されている。
2つの続編も経済的な成功を収めており、パラマウントは2013年からシリーズの復帰を試みてきたが、なかなか上手くいかなかったようだ。
最初はフランク・ドレビン役をエド・ヘルムズでリメイクしようとしていたものの計画は失敗に終わり、2021年初頭にセス・マクファーレンがリメイク版に採用されたことが発表された。しかし、正確なプロットの詳細や製作スケジュールから公開日などは現時点では不明で、現在出演交渉中のリアム・ニーソンが誰を演じるのかもわかっていない。
リアム・ニーソンはアクション映画の守護神と言わしめるほど数多くのアクション映画に出演しており、最近では【ブラックライト】(日本劇場未公開)で政府のエージェントを演じた。
リアム・ニーソンといえば、スティーブン・スピルバーグ監督の【シンドラーのリスト】(1994)や【スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス】(1999)などの大ヒット作に出演しているが、恐らく最も関係が深いのは、特殊技能を持つ引退したCIA工作員を演じた「96時間」3部作であろう。
そんなアクション一色のリアム・ニーソンだが、今年初めには80年代のコメディへの復活を巡りネット上で話題を呼んだ。リアム・ニーソンはその話題について雑誌のインタビューで触れており、セス・マクファーレンとパラマウントが【裸の銃を持つ男】の復活を模索している語っている。
とはいえ、まだリアム・ニーソンは契約書にサインしていないため今後の展開に注目したい。