【狼殿下-Fate of Love-】4話・5話・6話のあらすじとネタバレ感想。炀国皇帝から馬瑛の監視を命じられた渤王は、暗殺組織の配下3名を連れて奎州に到着します。偶然渤王と同じ酒楼に入った馬摘星は、「狼と星」の影絵を再現しますが……。
4話のあらすじネタバレ
全54話版でお届けします。
馬瑛を生かしておけないと思い始めた炀国皇帝の楚馗は、養子の渤王(狼仔)に馬瑛の監視を命じました。
ただ、馬瑛の娘の馬摘星だけは使い道があるため生かすつもりでした。
いまだに狼仔を忘れられない馬摘星は、この日もいつものように求婚者に無理難題をふっかけ追い払いました。
そんな中、通州の若城主である顧清平が訪ねてきます。
馬摘星の侍女は聡明な男性だと感心し、馬摘星に「そろそろ狼仔という束縛から脱するべきです」と助言しました。
その頃、炀国皇帝(楚馗)から馬瑛の監視を命じられた渤王は、暗殺組織の配下3名を連れて奎州に到着。
一軒の茶店に立ち寄ると、馬摘星が作成したという謎解きが掲げられていました。
渤王は「答えは“狼”だ」と正解し茶店を立ち去ります。
後になって店主から「正解した人がいる」と聞いた馬摘星は、あの問題を解けたなら狼をよく理解する人物に違いない、その人に会ってみたいと思います。
その後、馬摘星は影絵を見に行くため酒楼を訪れると、つい先ほど渤王が貸し切った後でした。
店主とは知り合いだったためこっそり店に通された馬摘星は、中で影絵のセットを見つけ「狼と星の物語」を再現しました。
その影絵を偶然目にした渤王は、馬摘星と過ごした日々を思い出します。
影絵のほうに一歩一歩近づいていったその時、配下から「馬瑛が帰還しました」と報告を受けその場を立ち去りました。
4話の感想
まるで子どものようだった狼仔が、すっかり宮中の作法も身について、どこからどう見ても「大人の人間」になっていました。
ですが、野生みのある雰囲気は変わっていませんし、影絵を目にしたときの様子を見るに、まだ「狼仔」としての心を完全には失っていないようにも見えます。
彼は冷酷だと恐れられているようですが、配下たちはどことなく緩い感じがして、冷酷な狼仔とのバランスが絶妙です。
5話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
純真な渤王(狼仔)には暗殺を任せられないと思った炀国皇帝(楚馗)は、渤王には内密に、直接 暗殺部隊に馬一族の抹殺を命じました。
ちょうど馬府に戻っていた馬摘星は、父の馬瑛が殺される瞬間を目にしてしまいます。
翌朝。
馬府を訪れた参軍の馬邪韓は、城主の馬瑛だけでなく彼の正妻や馬俊までもが殺されたと知り敵討ちを誓います。
馬瑛の遺体のそばには血文字で「溍」と書かれており、これを見た馬邪韓は「憎き溍国め!」と床を殴りつけました。
実はこれは、溍国のしわざだと見せかけるために皇帝が暗殺部隊に命じた小細工でした。
しかし、馬軍副将の馬峰程は溍国のしわざだとは信じていませんでした。
その頃。
皇帝の命令により1人だけ生かされた馬摘星は、いまだ重篤で目覚めませんでした。
眠る彼女の姿を見た渤王は、このとき初めて郡主が馬摘星だと知ります。
その後、馬摘星は目覚めたものの、目の前で父が惨殺されたショックから抜け殻のようになっていました。
渤王は彼女を治すための薬草を採りに山へ出向きます。
山から戻ると、馬摘星を探しにきたらしい顧清平が馬摘星の世話をしていました。
5話の感想
穏やかなストーリーだったのは1話だけで、それ以降はシリアスな展開が続いています。
狼仔だけでなく家族も失ってしまった馬摘星の心痛は計り知れませんし、まるで抜け殻のようになってしまった彼女の姿は見ていられないほどでした。
そんな彼女を介抱する渤王はとても彼女を憎んでいるようには見えず、むしろ優しさが滲んでいたようにも見えます。
いずれ馬摘星は、家族を暗殺したのが渤王だと誤解してしまうのでしょうか。
6話のあらすじネタバレ
馬一族が暗殺された件において、馬峰程は炀国皇帝への疑いをぬぐいきれませんでした。
そこで馬峰程は丞相の敬祥を人質にとり、潔白を示す誓約書を炀国皇帝に要求します。
そのことを知った渤王は馬摘星を連れてすぐに向かおうとしたものの、馬摘星は顧清平に連れ去られた後でした。
顧清平は顧家の権勢を奪った皇帝を恨んでおり、溍国に帰順するための切り札として馬摘星をさらったのです。
顧清平は馬摘星が抜け殻状態であるのをいいことに体を奪おうとします。
そこに現れた渤王は顧清平を放り投げ、雄たけびを上げながらとどめを刺しました。
その雄たけびを聞いた馬摘星は正気を取り戻して渤王に抱きつき「狼仔」と呼びます。
しかし、渤王は「私は第3皇子の渤王だ」と冷たく突き放しました。
その夜。
馬摘星は渤王とその配下たちから、馬府の襲撃は溍国とそのスパイである顧清平のしわざだと噓を教えられます。
顧清平の懐から溍国と繋がる密書が出てきたことで、馬摘星はすっかり彼らの言うことを信じてしまいました。
そして馬摘星は、炀国皇帝を疑う馬峰程が都を襲撃しようとしていることを聞かされ、馬峰程を止めに行くことにします。
都。
馬峰程 率いる馬軍は、今にも都を攻めようとしていました。
渤王とともに駆けつけた馬摘星は、馬府の襲撃は溍国とそのスパイである顧清平がしたことだと証拠を見せます。
さらに、誓約書を携えた炀国皇帝も登場。
それにより馬軍は、炀国皇帝に帰順することを誓ったのでした。
6話の感想
顧清平のキャラが急に変わりすぎて驚きました。こういうキャラ変は、少しくらい伏線を張っておいてくれないと唐突に感じてしまいます。
それにしても、ストーリーは意外な方向に進んでいます。まさか、馬摘星が馬府の襲撃を溍国のしわざだと思ってしまうとは。
馬府の襲撃は炀国皇帝が命じたことなのに、うまいこと溍国と顧清平になすりつけましたね。
襲撃に関して言えば、知らされていなかった渤王に罪はありません。
しかし、襲撃の罪を溍国になすりつけた=馬摘星をだましたことになるので、この嘘がいつか彼女にバレたら更なる溝が生じてしまう気がします。
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