【狼殿下-Fate of Love-】24話・25話・26話のあらすじとネタバレ感想。遥姫の策略により、馬府襲撃の一件に疑念を抱いた馬摘星は皇帝に再調査を依頼します。しかしこれが皇帝の逆鱗に触れ、馬摘星は投獄されてしまいました。
24話のあらすじネタバレ
全54話の完全版で紹介します(BSは全49話)
皇帝楚馗は渤王の忠誠心を試すため、馬摘星の体内に毒を仕込んだと嘘をつき、渤王が馬摘星の毒を抜くために皇宮から連れ出すかどうかを試しました。
しかし、皇帝の計略だと見抜いていた渤王は、馬摘星を連れ出しませんでした。
そうして、皇帝の信頼をいったん取り戻した渤王は、馬摘星と渤王府に戻ります。
けれど渤王は、内心、皇帝が自分を完全に信用することは二度とないだろうと感じており、馬摘星を守るためにはすぐにでも彼女を都から脱出させなければと思います。
策略のことなど何も知らない馬摘星が和やかな時間を過ごしていると、莫霄がうっかり「命の危機だった」と口を滑らしました。
それを取り繕おうとした莫霄は、今度は渤王が妓楼を訪れたときのことを話してしまい、馬摘星は怒って部屋を出て行きます。
翌朝、渤王は「妓楼に行ったのは皇帝の命令で謀反者を見つけるためだった」と釈明。
すると馬摘星は、他に隠していることはないかと確認し、渤王は思わず「ない」と答えてしまいました。
そんな中、今年の誅鎮宴を主催することになった遥姬が渤王府にやってきます。
遥姬は、馬摘星を補佐役として宴の準備に連れ出しました。
馬摘星は、遥姬から昨年度の渤王の残酷な行いを聞かされ困惑します。
24話の感想
口を滑らせまくる莫霄がいいキャラをしていますし、彼はいい意味で緊張感がなくて◎。
投壺を楽しむシーンでも、他の側近2人は、罰ゲームで渤王にデコピンするなんて恐れ多いからと わざと外したのに、普通に勝ちにいく屈託のない莫霄に笑ってしまいました。
それに、「狼仔と星」の姿絵が描かれた投壺を用意するといった人情味あふれる一面もあり、根の善良さが窺えます。
25話のあらすじネタバレ
遥姫は、1年前に渤王が処刑した段言喩の屋敷に馬摘星を連れ出しました。
馬摘星は、渤王がひそかに段の母親の面倒を見ていたと知り、彼の優しさは変わっていないのだと気づきます。
段からの文を受け取ると、そこには馬府の襲撃に允王が関与していたことが書かれていました。
文の内容は遥姫が仕組んだ嘘でしたが、そうと知らない馬摘星は、慌てて段家の屋敷を出て行きます。
一方、馬摘星がいなくなった経緯を聞いて遥姫のしわざだと直感した渤王は、遥姫の居所(太卜宮)に押しかけました。
すると、勅命に背いて逃がしたはずの紅児の遺体があったのです。
遥姫は「紅児親子を逃がしたことを陛下が知れば、あなたは陛下の怒りを買う。だから私が始末しておいてあげたの」と言います。
激怒する渤王でしたが、狼骨花が焚かれているせいで力が出せません。
(渤王は8年前に狼骨花の薬を飲んで以来、副作用が出るようなった)
渤王は、自分を陥れたいのなら親子を逃したことを陛下に密告すればいいのに、一体なにがしたいのか、なぜ馬摘星に手を出すのかと問い詰めます。
すると遥姫は、「私の敵は、女に骨抜きにされた渤王ではなく、昔の渤王。だから馬摘星を排除して昔の渤王に戻ってもらう」と言うのでした。
ちょうどその頃、馬摘星は皇帝に謁見し、馬府の襲撃には允王が関与しているようだから再調査をさせてほしいと懇願していました。
皇帝は、馬府の襲撃は誰であっても蒸し返してはならないと激怒し、馬摘星を投獄します。
渤王は馬摘星を助けたくても、親子を逃がした弱みを遥姫に握られているうえに、狼骨花の副作用にも苦しんでいました。
この状況を打開するため、渤王の側近・文衍は皇帝に謁見し、自分が独断で勅命に背いて紅児親子を逃がしたと告げ処罰を求めます。
そして、馬府襲撃の疑念を馬摘星に抱かせたのも自分だが、遥姬に脅されてやったことだと嘘をつきました。
遥姫のしわざである証拠は、太卜宮を調べれば出てくるはずだと訴えます。
25話の感想
遥姫の狙いがイマイチ見えてきませんが、もしかすると彼女は、渤王を憎んでいるのではなく愛しているのではないでしょうか??
渤王を陥れたいのなら紅児親子を逃がしたことを陛下に密告すればいいのに、親子を始末して渤王を守ろうとしていましたし……。
それに彼女は、自分の知らない「渤王の顔」を見るたびに切なそうな表情をしていることからも、慕情を抱いているのではないかと推測します。
馬摘星を排除したいのも、馬摘星が渤王の弱点になってしまうからかもしれません。
それにしても、夜煞隊の忠誠心の厚さにウルッときました。
その中でも文衍は、ただ盲目的に命を懸けるのではなく、ちゃんと自分なら死罪を免れる可能性があると計算したうえでの冷静な行動なのがカッコイイです。
26話のあらすじネタバレ
太卜宮を捜索した結果、紅児と段家の遺体が見つかりました。
それにより皇帝楚馗は、文衍の言っていたこと(全ては渤王に復讐するための遥姫の陰謀)を信じます。
馬摘星は釈放され、入れ替わりに遥姫が投獄されました。
渤王府に戻った馬摘星は、負傷して床に伏せっている渤王に一晩中 付き添います。
意識を取り戻した渤王は、文衍が己の犠牲と引き換えに遥姫を糾弾したおかげで馬摘星を助けられたのだと知ります。
一方の皇帝は第4皇子(楚有禎)からの急報を受け取りました。
急報には、溍軍の兵糧が保管されている泰保営が北寮河にあると書かれていました。
皇帝は、泰保営を落とすことができれば溍軍の兵力を大幅に削れると考え、馬軍を差し向けることにします。
26話の感想
遥姫は牢から出たばかりなのに、また牢に戻るハメになりました。
皇帝に「渤王が紅児親子を逃がした」と訴えれば自分は助かったかもしれないのに、それをしなかったのは、やはり渤王が好きだからでしょうか。
今回もまた、夜煞隊と渤王の絆にうるっときました。
もともと孤児だった彼らにとって、お互いの存在は家族のようなものなのでしょう。
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