【燕雲台-The Legend of Empress-】16話・17話・18話のあらすじとネタバレ感想。弟を守れなかったことを悔やみ、酔いつぶれて眠ってしまった耶律賢に蕭燕燕は一晩中付き添うのでした。一方、韓徳譲は蕭燕燕が自分と結婚することで危険に巻き込まれるのではないかと心配になり……。
16話のあらすじとネタバレ
耶律只没になんとか生きる希望を持たせようと思案した耶律賢は、安只を呼び出します。
耶律賢は安只に耶律只没の看病を命じ、もし死なせたら安只も一緒に葬ると脅しました。
しかし、安只が看病に行っても耶律只没は一向に薬を飲もうとしません。
安只は「生きるのがお嫌なら先にあの世でお待ちしています」と短剣を手に取ろうとします。
耶律只没は安只の手を止め、薬を飲んで共に生きることを約束するのでした。
実は、この日は耶律賢が蕭燕燕と酒楼で再び会う約束をしていた日でもあったのです。
耶律賢は深夜にもかかわらず酒楼へ向かいます。
すると、酒楼には蕭燕燕がいました。
蕭燕燕は今日の耶律賢との約束を忘れて、ここで韓徳譲と待ち合わせしていたが、いくら待っても来ないので帰宅したところ、使用人から耶律只没の事件を聞いて耶律賢との約束を思い出して戻って来たとのこと。
耶律只没を救えなかったことを悔やむ耶律賢を蕭燕燕は優しく慰めます。
悔しさのあまり飲めない酒を飲んで眠ってしまった耶律賢に、蕭燕燕は一晩中付き添うのでした。
朝になり、目覚めた耶律賢は長いこと不安感でよく眠ることができなかった自分が、蕭燕燕がそばにいてくれたために熟睡できたことに驚きます。
後日、蕭燕燕は韓徳譲から、今回の事件で穆宗は耶律只没に罰を与えたようにみせかけているが、本当の目的は耶律賢への警告だと聞かされました。
韓家は祖父の代から初代皇帝の長男の系統とともに歩んできたことから、蕭燕燕を危険に巻き込むことを恐れて結婚の延期を口にする韓徳譲。
それでも、蕭燕燕は苦労をともにする覚悟はできていると言うのでした。
一方、安只の看病のかいあって回復してきた耶律只没は、耶律賢に安只を娶りたいと申し出ました。
耶律賢は耶律只没のために穆宗に許しを求め、安只は耶律只没に嫁いで王妃となることに。
耶律罨撒葛は安只を呼び出し、今後は塔布という女性を安只の侍女として仕えさせると言いました。
安只は耶律罨撒葛に、もし耶律只没が死んだら自分も一緒に葬られると耶律賢から脅されていると打ち明けます。
それを聞いた耶律罨撒葛は安只に、今後自分に従えば、もし耶律只没が死んでも守ってやると言うのでした。
また、耶律罨撒葛は、出自が低く縁故もない楚里という男性を耶律賢の妹、耶律胡古典の婿として選び、王女の夫という地位を与える代わりに自分への忠誠を誓わせます。
耶律只没と耶律胡古典の婚礼は同じ日に行われることになりました。
婚礼の日、弟夫婦と妹夫婦のために祝杯をあげた後、耶律賢はその場で倒れてしまいます。
16話の感想
耶律賢との約束を忘れていた蕭燕燕。
しかし、反対に耶律賢の蕭燕燕への想いは強くなっていって……恋愛って本当にうまくいかないですよね。
また、穆宗に仕えるのが怖くて耶律只没に助けを求めた安只ですが、耶律賢が脅威になると今度は耶律罨撒葛に近づくとは腹黒い!
安只の周りでまた何かが起こりそうで心配になります。
17話のあらすじとネタバレ
韓匡嗣は穆宗に、耶律賢が倒れたのは婚礼のために奔走して心労が重なったためと報告し、郊外の離宮での療養を提案しました。
実は、離宮での療養は、宮中では何かと動きづらい耶律賢が、事前に韓匡嗣に提案を頼んでおいたことだったのです。
療養が許された耶律賢は韓徳譲を離宮に呼び出し、蕭思温と会う手筈を整えてほしいと頼みます。
そして、耶律賢は「この先何があっても私と共に遼の改革への道を歩んでほしい」と言い、韓徳譲は共にやり遂げると誓うのでした。
一方、都で韓徳譲と会うことができずに退屈な蕭燕燕は、蕭烏骨里を馬球※に誘いに行くことにしました。
ところが、馬球が大好きなはずの蕭烏骨里になぜか断られてしまった蕭燕燕はしつこく理由を尋ねます。
蕭烏骨里は蕭燕燕にこっそり身ごもっていることを伝え、蕭胡輦には内緒にしてほしいと言います。
不思議がる蕭燕燕に蕭烏骨里は、耶律喜隠が耶律只没の事件を初代皇帝の長男の系統に子孫を残させないための罠だと疑っている、自分たちの子どものことを耶律罨撒葛の耳に入れたくないと言うのでした。
後日、耶律賢は変装して蕭思温の屋敷を訪ねます。
耶律賢は蕭思温に、今度の捺鉢の時、敵国の侵入に備えるためと言って耶律罨撒葛に都にとどまることを提案し、穆宗が捺鉢に単独で行くよう仕向けてほしいと頼みました。
そして、耶律賢は大業を成し遂げたら蕭燕燕を娶りたいと申し出ます。
耶律賢が帰った後、蕭思温は、韓徳譲との婚礼の準備に忙しい蕭燕燕の部屋に行き、「人の一生は大半が思うようにならぬもの」という意味深な言葉をかけるのでした。
17話の感想
いよいよ耶律賢が大業を成し遂げるための具体的な策を蕭思温に伝え、見ている方も緊張が高まります。
そして、ここで耶律賢が蕭思温に蕭燕燕を娶りたいと言ってしまうとは!
婚姻を自分たちの意志よりも親や君主の考えを尊重して決めなければいけない時代に、この発言は蕭燕燕と韓徳譲にとって危機ですね。
辛いことが待ち受けているとわかっていても、この先も蕭燕燕と韓徳譲を見守っていたくなります。
18話のあらすじとネタバレ
冬になり、耶律罨撒葛は都にとどまり、穆宗は単独で捺鉢に行きました。
ある日、捺鉢で、白海という侍従が穆宗の機嫌を損ねて処刑されてしまいます。
白海の義弟である楚補は名目上は耶律賢の侍従ですが、実は耶律罨撒葛の命で長らく耶律賢を監視する役目を担っていました。
耶律賢は韓徳譲に、今こそ監視役の楚補を懐柔して穆宗を討つべく動き始める時だと言います。
楚補は耶律賢の命を受け、捺鉢での穆宗の暴虐ぶりに生きた心地のしない日々を送っている侍従の仲間たちに会いに行きました。
長年の苦難に耐えてきた侍従たちは楚補の言葉によりついに決起します。
侍従たちは酒を運ぶふりをして部屋に入り、酔っている穆宗を襲って討ち取ったのでした!
18話の感想
病弱な耶律賢ですが、自分の手は汚さずに配下を操って皇帝を襲わせるところが、ちょっと恐ろしいと感じました。
新しい皇帝となったら、どんな国家を築いていくのでしょうか。
そして、蕭燕燕と韓徳譲の運命は?今後の展開が気になります。
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