【狼殿下-Fate of Love-】27話・28話・29話・30話のあらすじとネタバレ感想。疫病に侵された馬軍の馬峰程は、皇帝に援軍を要請します。馬摘星は馬軍のピンチを知り、自ら救援に向かうことを皇帝に願い出ました。
27話のあらすじネタバレ
全54話の完全版で紹介します(BSは全49話)
馬家軍は、将軍の馬峰程をはじめとした多くの兵が瘴気(疫病)に侵されました。
重傷となった馬峰程は、参軍の馬邪韓に馬軍を託し、皇帝楚馗に援軍を要請します。
馬軍のピンチを知った馬摘星は、馬軍の士気を上げるために自ら救援に向かうことを皇帝に願い出ました。
皇帝はそれを許可した後、渤王ひとりだけを残し、もはや用済みの駒となった馬軍と馬摘星を始末するよう命じます。
渤王は馬摘星の命乞いをしましたが、皇帝は、かつて長兄が死んだのは馬瑛(馬軍)が救援に向かわなかったせいだと言うのでした。
一方、方店主の死の真相を探る疾冲は、聞き込みの結果、馬府襲撃は渤王のしわざかもしれないと疑いました。
詳しい調査をさせるために程良を呼び出すと、溍国の魏王も姿をあらわします。
魏王は、疾冲が馬摘星の友人だと知ると、「馬軍を溍国に寝返らせるため、馬摘星を救え」と疾冲に命じました。
27話の感想
どうやら、疾冲が賞金を稼いで養っていた人たちは、戦争で家族を失った遺族のようですね。
彼が溍国との関係を断ち切ったのは、戦に負けて多くの命を犠牲にしてしまった自責の念からでしょうか。
疾冲の背景や内面が見え始めたことで、疾冲というキャラクターそのものに興味が湧いてきました。
一方、皇帝から馬軍と馬摘星を始末するよう命じられた渤王はどうするつもりなのでしょう。
長兄の仇として馬軍だけは排除するかもしれませんが、さすがに馬摘星を殺すことはないはず……。
28話のあらすじネタバレ
馬軍と馬摘星を始末するよう命じられた渤王は、感情を押し殺しながら、馬軍救援のために前線へ向かう馬摘星に戦術を教え、特製の鎧も与えました。
そして、戦場では自分と馬摘星が敵になる可能性だってあると「仮の話」をし、もしも自分が敵として現れたなら、それは狼仔ではなく渤王だから情けは無用だと彼女に言い聞かせます。
その夜、馬摘星は花嫁衣装に身を包み、この戦に勝った暁には、何を差し置いても本当の妻になると渤王に告げます。
渤王は彼女が言い終わらないうちに口づけをし、抱きしめました。
翌朝、馬摘星は前線へと出立します。
その頃、兄の馬峰程を見舞うために前線の駐屯地に向かう馬婧(馬摘星の侍女)は、道中で疾冲に出くわしました。
疾冲は馬府襲撃の真犯人が分かったと言い、馬婧とともに馬峰程に会いに行きます。
そして、疾冲は以下のことを話しました。
- 馬府襲撃の黒幕は煬国皇帝であり、証拠を捏造して溍国のしわざに見せかけたこと
- 襲撃の実行犯は渤王だと思われること
疾冲からこれらの真実を聞かされた馬峰程は、怒りのあまり吐血しその場で死亡します。
「馬軍に謀反の動きあり」と知らせを受けた皇帝は、馬軍を抑え込むための人質として馬摘星を前線から連れ戻すよう渤王に命じます。
28話の感想
花嫁衣装に身を包んだ馬摘星が幸せそうであればあるほど、この先に待ち受けているであろう悲しい展開が頭をよぎり、胸が痛くなりました。
おそらく、渤王は戦場で馬摘星と対峙し、馬軍を排除するつもりではないでしょうか。
あるいは、排除するフリをして自分が死ぬつもりなのでは……?
幸せそうな馬摘星とは対照的に、渤王が苦しそうな表情をしていたのが印象的でした。
29話のあらすじネタバレ
馬軍救援のために前線へ向かう馬摘星は、道中に立ち寄った店で遥姬の手下に毒を盛られたものの、遅延性の毒なのか、まだこの時は体に異変はありませんでした。
店を出た馬摘星は、自分を探しに来た馬婧と再会。
そして突然、渤軍兵に包囲されます。
渤軍兵を指揮する黒服の男は、背を向けているものの馬摘星のよく知る声でした。
鎖で体を拘束された馬摘星は、父を殺した者が使っていたのと同じ鎖だと気づき、この者たちこそが馬府襲撃の犯人だと悟ります。
そして薄々、この黒服の男の正体が渤王だと気づきながらも、馬摘星は認めたくありませんでした。
そんな彼女に追い打ちをかけるように、馬婧が「馬府襲撃の犯人は煬国皇帝と渤王なんです!」と叫びます。
それでもまだ馬摘星は信じたくありませんでしたが、振り向いた黒服の男は紛れもなく渤王でした。
実際のところ、渤王は馬府襲撃には関与していませんが、渤王は関与していたかのように振る舞い、馬摘星と馬婧を牢屋に入れました。
その後、渤王は馬摘星の食事に解毒薬を入れて配下に届けさせましたが、馬府襲撃の真相を知り絶望する馬摘星は何も口にしません。
一方、馬摘星の救出を企てる疾冲と馬邪韓の一行は、第4皇子(楚有禎)を人質に取りました。
そして、楚有禎を返してほしければ馬摘星と馬婧を解放するよう煬国皇帝に要求します。
29話の感想
渤王は馬府の襲撃には関与していないのに、なぜ自分の仕業だと認めてしまったのでしょう……。
自分は関与していないと本当のことを言ったほうが、馬摘星の心も救われたはずです。
わざわざやっていないことを認めて馬摘星の心を深く深く傷つける必要が、果てしてあったのでしょうか。
自分の命で償うために馬摘星の手で殺されたいと言っていたけれど、それで楽になるのは渤王だけであって、馬摘星はますます苦しむことになるのでは……?
2人が心から幸せになれる日は来るのかと先行き不安ですが、今は見守るしかなさそうです。
30話のあらすじネタバレ
馬摘星の解毒を急ぐ渤王は、解毒薬入りの香を焚いた部屋に彼女を呼び出します。
すると、馬摘星は悲痛な面持ちで口を開きました。
「あなたは家族を殺した渤王でもあるけど、私を助けてくれた狼仔でもある。あなたは一体誰なの?皇帝の手先なのか、それとも星の狼仔なのか」
渤王は「馬摘星の仇だ」と答え、“狼仔”としての思い出の品をすべて燃やします。
馬摘星が泣き叫んで気を失うと、渤王は急いで残りの解毒薬を口移しで彼女に飲ませました。
第4皇子(楚有禎)を人質に取った疾冲一行は、馬摘星との身柄交換を皇帝楚馗に要求しました。
皇帝は激怒しながらも要求を飲み、馬摘星と引き換えに楚有禎を取り戻すよう渤王に命じます。
無事に人質交換が終わると、疾冲は、己の本来の身分が溍国の皇子であることを明かしました。
30話の感想
今回ばかりは、取り返しがつかないぐらい2人の間に大きな溝ができてしまった気がします。
渤王は、馬摘星の手で殺されることを願っているようなので、あえて憎まれるように仕向けたのかもしれません。
でも果たして、その行動は本当に彼女のためになっているのか……!?
渤王を父の仇だと思い込んでしまった馬摘星の精神面が心配ではありますが、疾冲と一緒ならばひとまず安心。
疾冲ならきっと、馬摘星を大切にしてくれるはず!
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