【狼殿下-Fate of Love-】44話・45話・46話のあらすじとネタバレ感想。渤王を守るために企てた遥姫の計略が成功し、渤王は死刑を免れました。ところが、その代わりに「黔奴営」という場所で死ぬまで奴隷として生きることとなり……。
44話のあらすじネタバレ
全54話の完全版で紹介します(BSは全49話)
馬摘星は、渤王に戦場から連れ去られて2人で過ごしたときのことを思い返しました。
いつでも自分を殺せたはずなのに、むしろ守ってくれていた渤王のことが頭から離れません。
しかし馬摘星は、渤王とヨリを戻したという噂を払拭するため、疾沖との結婚に応じることにしました。
喜ぶ疾沖でしたが、こっそり聞いた馬摘星と侍女の会話の内容から、自分が愛されていないことを痛感して落ち込みます。
婚儀当日。
疾沖は婚儀の進行を一旦止め、馬摘星に「本日正午に渤王が処刑される」と教えました。
「なぜ私に話すの?」
「君にとって渤王は、良くも悪くも忘れられない人生の一部だからだ」
すると、馬摘星は自分にとっては思い出したくない苦しい過去であり、これからは前を向いて生きるつもりだと疾沖の手を握りました。
疾沖は、一生馬摘星を守ると誓います。
その頃、煬国では渤王が謀反人として処刑されそうになっていました。
44話の感想
婚儀と処刑が同じ日に行われるなんて、なかなか劇的な展開ですね。
本作は、全体を通してドラマチックな演出や展開が多いため、ストーリーの派手さを好む自分のような視聴者にとっては引き込まれる作品です。
そういった演出とともに登場人物の心情もしっかり描かれていますし、それでいて物語のテンポも損なわない絶妙なバランスがいつも見事。
さて、馬摘星は渤王を忘れて疾沖と結婚することを選びましたが、完全に忘れることなどできないでしょうね。
馬摘星は、疾沖を友人として大切に思ってはいても、恋愛感情を抱いていないのは妓楼の件からも明白です。
もしも、妓楼に行こうとしたのが渤王だったなら、馬摘星は絶対に嫉妬しまくったはず……。
45話のあらすじネタバレ
*一部、ストーリーが前後しています。
渤王の処刑直前に落雷が起きました。
皇帝楚馗は「遥姫の予言どおり、天は渤王の処刑を許さぬのか……」と困惑します。
その上、次々と悪い知らせが届き 恐怖におののいた皇帝は、遥姫の助言に従い、渤王の死刑を減じて生きて罪を償わせることにしました。
実はこれは、遥姫が渤王を守るために企てた天象を利用した計略でした。
渤王は死を免れたものの、黔奴営という場所で死ぬまで奴隷として罪を償うことになりました。
黔奴営に収監されているのは、かつて渤王が捕らえた将兵たちで、みんな渤王を憎んでいます。
そんなところに送り込まれれば、渤王は何をされるか分かりません。
渤王の身を心配する遥姫は、一時的に痛みを抑える薬を渤王に与えました。
渤王は、なぜ危険を冒してまで自分を助けてくれるのかと問いますが、遥姫はその理由を「永遠に教えない」と言うのでした。
黔奴営への出発前。
遥姫の手引きで第4皇子(楚有禎)に会えた渤王は、「これからは守ってやれないが、何としても生き抜け」と伝えます。
一方の疾沖は渤王の処刑に心を痛めていました。
彼が死ねば、馬摘星が深く悲しむことになるからです。
ところが、渤王が処刑を免れたとの知らせを受けた疾沖は安堵したかのように笑い出し、部屋で待つ馬摘星のもとへ。
そして、渤王が生き延びたことを馬摘星に知らせて酒を差し出します。
酒を受け取った馬摘星は強い酒だと驚きました。
すると疾沖は、初夜に2人きりという状況下で自分を抑えるためには、強い酒でも飲んで酔いつぶれるしかなかったと言うのでした。
そして言葉を続けます。
「君が俺を愛するようになるまで待つよ」
渤王が処刑を免れ黔奴営に送られることは、溍王たちの耳にも入りました。
溍王は血を流さずに煬国に勝つため、煬国の内情をよく知る渤王を味方に引き入れようと考えます。
疾冲もそれに同意しました。
馬摘星は最初は反対しましたが、渤王の帰順によって“無血の戦”が実現できるなら異存はないと賛同。
そして馬摘星は、渤王を帰順させるための説得に自分も同行させてほしいと願い出ます。
45話の感想
危険を冒してまで渤王を助けようとする遥姬の深い思いにグッときました。
けれど彼女は助けた理由を「永遠に教えない」と言っていたので、告白するつもりはないようです。
このごろは、彼女に仕える子神が可愛らしくて、登場するたびにほっこりさせられます。
それにしても、疾沖はどこまで良い人なのでしょう!
渤王の処刑にしたって、彼が死ねば馬摘星が悲しむことになると、自分のことよりも常に馬摘星の気持ちを考える疾沖が素敵です。
46話のあらすじネタバレ
渤王は、允王と遥姬に護送されて黔奴営に到着しました。
多くの奴隷は渤王の手によって黔奴営に送り込まれたため彼を恨んでおり、渤王が到着するなり敵意をむき出しにします。
允王は、わざと渤王を特別扱いするよう獄長に指示し、それによって奴隷たちはますます渤王に殺意を向けるのでした。
さらに允王は、「渤王が陛下に復讐するため戦狼を操っている」という噂を広め、皇帝に渤王を殺させようと目論みます。
町では、六野という少年(奴隷の息子)が「渤王が戦狼を操り、兄を殺した!」と言い広めていました。
これも允王の手回しによるもので、六野はお金と引き換えにこの噂を広めているのです。
ちょうど通りがかった馬摘星と疾冲は、お金と引き換えに「渤王に会わせてほしい」と六野に頼み、黔奴営が見える場所に案内してもらいます。
すると、獄長が、休んでいた奴隷に罰を与えようとしているのが見えました。
奴隷の体に焼き印が押しつけられそうになったその時、渤王が「私が休ませた」と奴隷をかばい、奴隷の代わりに焼き印の罰を受けました。
それを見た馬摘星は心を痛めて涙を流します。
46話の感想
渤王を味方にできれば血を流さずに戦に勝つことができますが、煬国には第4皇子がいるので渤王は簡単に帰順しないかもしれません。
そんな彼を、馬摘星たちがどのように説得するのか楽しみです。
奴隷たちは渤王を恨んでいますが、渤王の人柄を知るうちに和解できるのではないかと期待。
おそらく、渤王が無抵抗で彼らの仕打ちを受け入れているのは、過去の償いをしたいからではないでしょうか。
奴隷の代わりに焼き印の罰を受けたのも、根が優しい渤王らしい行動でした。
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