ハリソン・フォードの代表作であるシリーズ第5弾【インディ・ジョーンズ5】の予告編(海外版)がルーカスフィルム公式YouTubeチャンネルで初公開され、新タイトルが「Indiana Jones and the Dial of Destiny(原題)」であることも発表された。
予告編では、ハリソン・フォードが考古学と冒険の栄光の時代に戻ったインディを披露している。
予告編の冒頭では、疾走するトゥクトゥク車の間を飛び越えるという、古典的で死を免れないインディが見られる。
走行中の列車に沿って走ったり、飛行機の後に雨の中でバイクに乗ったりするショットもあるが、「そういう時代は過ぎ去ったんだ」と、ハリソン・フォードは教えることに徹した引退後のインディとして語っている。
「私は魔法を信じませんが、人生で何度か見たことがあります。マッツ・ミケルセンやアントニオ・バンデラスが演じる悪役や、フィービー・ウォーラー=ブリッジが演じるインディの名付け親の初公開映像とともに”説明できないもの”」と語りかける。
ジョン・ウィリアムズの「インディ・ジョーンズ」を象徴する音楽が、インディがフェドラを手に馬に乗って辛うじて列車を避け、子分たちを強打する場面が予告編の最後を飾る。
インディの最新作は、米ソ間の宇宙開発競争の最中の1960年代を舞台にしている。
「インディ・ジョーンズ5」ではこれまでの作品とは異なり、ジョージ・ルーカスがストーリーを書いておらず、監督もスティーブン・スピルバーグではなく、その両方を「LOGAN/ローガン」や「フォードvsフェラーリ」で知られるジェームズ・マンゴールドが担当している。
スティーブン・スピルバーグは引き続き製作総指揮として参加し、ジョージ・ルーカス、脚本家として多少関与しているとされている。
ハリソン・フォードと共演するのは、1989年の「インディ・ジョーンズと最後の聖戦」でサラー役を演じたジョン・リース=デイヴィスのほか、マッツ・ミケルセン、アントニオ・バンデラス、トーマス・クレッチマン、ボイド・ホルブルック、シャウネット・レネー・ウィルソン、トビー・ジョーンズなど豪華な顔ぶれが参加している。
また、「インディ・ジョーンズ5」は、80歳のハリソン・フォードだけではなく、90歳の作曲家ウィリアムズにとっても最後の砦で、この映画が最後の作品となる可能性が高いことをウィリアムズ本人が認めている。
「現在、私は「インディ・ジョーンズ5」に取り組んでいるが、私よりかなり若いハリソン・フォードが、彼の最後の作品になると発表したと思う。それで、思ったんだ。ハリソンにできるなら、私にもできるかもしれない とね。」と、ウィリアムズは2022年6月のAP通信のインタビューに答えている。
【インディ・ジョーンズ5】は全米で2023年6月30日の公開を予定しており、日本でも同年夏に公開される。