【燕雲台-The Legend of Empress-】40話・41話・42話のあらすじとネタバレ感想。シャーマンによる祈祷中に起こった火事の現場から耶律罨撒葛が逃げたと聞いた蕭燕燕は何か企みを感じるのでした。そんな蕭燕燕に景宗は、耶律罨撒葛の警戒心を解くために家族の宴を開こうと提案し……。
40話のあらすじとネタバレ
太妃のうち、蕭啜里は亡くなり、蕭蒲哥は意識不明となりました。
知らせを聞いて景宗、蕭燕燕とともに事件現場に行った韓匡嗣は、薬の小瓶が落ちているのを見つけ、調べることにします。
蕭燕燕は耶律罨撒葛が現場から逃げたと聞いて何かを企んでいると考えました。
景宗は蕭燕燕に、耶律罨撒葛の警戒心を解くために、皇子の厄払いを口実に家族の宴を開こうと提案します。
帰宅した蕭胡輦は耶律罨撒葛を、人の子を呪ったりしたら自分たちの子にも天罰がくだると言って責めました。
耶律罨撒葛は全ては帝位を奪い返すためだと言いますが、蕭胡輦の怒りは収まらず、耶律罨撒葛は部屋を出ていきます。
その後、耶律罨撒葛は女里、高勲と宴の日に謀反を実行に移すことに決めたのでした。
しばらくして、意識を取り戻した蕭蒲哥ですが、傷が深く助からないと悟り、人払いをして景宗に懺悔します。
景宗が今も病気が治らないのは、幼少時、耶律罨撒葛に脅されて自分が薬をすり替えていたからだと告白。
蕭蒲哥は、証拠にすり替えた薬をとってあると言って息を引き取りました。
一方、侍女から耶律罨撒葛は兵を集めて決起するつもりだと聞いた蕭胡輦は屋敷を出ようと考えます。
侍女の協力で、蕭燕燕の用意した馬車に乗り込んだ蕭胡輦ですが、耶律罨撒葛と配下に行く手を阻まれてしまうのでした。
蕭胡輦を連れ戻そうとする耶律罨撒葛を止めに入った侍女が配下に刀で刺されてしまいます。
慌てて侍女に駆け寄ろうとした蕭胡輦は馬車から足を踏み外し、流産してしまったのでした。
40話の感想
なんと、景宗が体が弱いのは幼い時から耶律罨撒葛に仕組まれていたことだったとは!
三系統の間の権力争いの激しさに恐怖を感じます。
そして、景宗の皇子を呪い殺そうとした耶律罨撒葛は自分の子を失う結果となり、まさに天罰が下ったということなのでしょうか。
41話のあらすじとネタバレ
家族の宴の日、耶律罨撒葛は蕭胡輦を部屋に閉じ込め、必ず戻ると言い残して武装して出ていきます。
宴の最中、喜哥が門番に毒を盛り、内側から門を開けて女里と高勲の軍を城内に招き入れました。
そして、宴では、安只が自作の酒を景宗に献上したいと申し出て、毒入りの酒を勧めます。
景宗と蕭燕燕は、酒を飲んで間もなく胸を押さえて苦しみ始めました。
蕭燕燕に酒に毒を仕込んだなと言われた安只は、開き直ってそれを認めます。
何故そんなことをしたのかと安只に詰め寄る耶律只没。
安只は、景宗と蕭燕燕を殺したら耶律只没を宰相にすると耶律罨撒葛が約束してくれたと言います。
耶律只没は謀反は許さないと言って、持っていた短剣で安只を刺殺しました。
その時、耶律罨撒葛が馬に乗ったまま乱入してきます。
謀反を起こすとは……と言う景宗に、兄上を殺させて帝位を奪ったのはお前の方だと言う耶律罨撒葛。
景宗は、私は6歳の時、お前たち兄弟が私の両親を殺して帝位を奪ったのを見ていたと言います。
そこへ、景宗の私兵を率いた韓徳譲が入ってきて、耶律罨撒葛と対峙します。
幽州にいるはずでは……と動揺する耶律罨撒葛。
耶律罨撒葛が韓徳譲を都から引き離そうとして噂を流していたことを逆手に取り、韓徳譲は都を去るふりをして耶律罨撒葛が行動を起こすのを待っていたのです。
また、苦しんでいたはずの景宗と蕭燕燕も立ち上がり、ひと芝居打たなければ耶律罨撒葛の本音を聞けなかったと言うのでした。
一方、外では城内に侵入してきた女里と高勲を、耶律休哥と蕭達凛が迎え撃っていました。
あちこちに潜んでいた兵たちと周到に用意された兵器に太刀打ちできない女里と高勲の軍。
とうとう女里と高勲は討ち取られました。
蕭烏骨里も耶律罨撒葛の乱入を聞いて蕭燕燕を助けるために駆けつけます。
玉座を前にして、韓徳譲が耶律罨撒葛を馬から引きずりおろし、一騎打ちになりました。
なかなか勝負がつかない中、蕭燕燕が玉座から耶律罨撒葛を射抜き、ひるんだすきにとどめをさそうとする韓徳譲。
その瞬間、粘木袞が飛び込んできて耶律罨撒葛を連れ出しました。
外へ出た粘木袞は耶律罨撒葛を馬に乗せて逃がし、追って来た韓徳譲を身を挺して食い止めます。
韓徳譲は粘木袞を倒し、馬で耶律罨撒葛を追おうとしますが、焼け落ちてきた壁に阻まれてしまうのでした。
その隙に蕭胡輦のもとへ馬を飛ばす耶律罨撒葛。
耶律罨撒葛が戻ってきたのを見た蕭胡輦は謀反が成功したと思い、蕭燕燕に手を下したの?と尋ねました。
しかし、耶律罨撒葛は血を吐いて崩れ落ち、蕭燕燕たちに謀られたと答えます。
耶律罨撒葛が大怪我をしていることに気づき、何故戻ってきたの?と聞く蕭胡輦に、耶律罨撒葛は必ず戻ると約束したからだと言いました。
蕭胡輦は一緒に逃げましょうと言いますが、耶律罨撒葛は自分の私兵を譲ると言い残して息絶えるのでした。
耶律罨撒葛が死んだと聞いて、挙兵しようとしていた異母弟の耶律敵烈も南京へと撤退し、謀反は収束したのです。
41話の感想
謀反のために城内にも自分の手先を配置しておく耶律罨撒葛は、本当に狡猾ですね。
しかし、そんな耶律罨撒葛の手の内を見抜き、協力して見事に迎え撃った蕭燕燕たちを見て清々しい気持ちになりました。
また、謀反の場面で描かれる馬や大掛かりな兵器を使っての戦闘は大迫力で、このドラマの最大の見どころの1つではないでしょうか。
耶律罨撒葛は悪役でしたが、大怪我を負いながらも最後に約束を守って蕭胡輦に会いに来た姿に感動しました。
42話のあらすじとネタバレ
謀反の鎮圧に貢献した韓徳譲に、都に残ってほしいと伝える景宗でしたが、韓徳譲は良い返事をしようとしません。
景宗はよく考えてくれ、と言って返事を先延ばしにするのでした。
謀反の時、蕭烏骨里が蕭燕燕を助けるために駆けつけた功で、耶律喜隠は流罪を許されて朝廷に復帰します。
また、謀反に協力しようとしていた耶律敵烈ですが、太祖の次男の血統を残すため、罪に問われないことになりました。
蕭燕燕は葬儀を準備する蕭胡輦を訪ね、今後、新たな伴侶を得て、また子を授かることもあると慰めます。
しかし、蕭胡輦は今まで人のために生きてきた、これからは自分のためだけに生きたいと独り身を貫く決意を語りました。
そして、蕭胡輦は都にいては息が詰まる、継承した耶律罨撒葛の私兵を率いて北方を守りたいと申し出るのでした。
一方、韓徳譲も景宗と蕭燕燕に、謀反に加担しようとした耶律敵烈が守る南方が心配だと言い、南方を守る役目を担いたいと申し出ました。
蕭燕燕は韓徳譲に都に残って景宗を助けてほしいと言いますが、景宗は韓徳譲を引き留めず、新政に対する助言だけを求めます。
韓徳譲は農耕を推進して兵糧を蓄えることを提案し、南方へと発ちました。
蕭燕燕は大切な人たちが去って行った都で虚しさを感じるのでした。
42話の感想
謀反が無事に鎮圧されてホッとしましたが、せっかく都に平穏が戻ったのにもかかわらず、大切な人たちに去られてしまった蕭燕燕の気持ちを思うと切ないですね。
蕭燕燕が、韓徳譲や蕭胡輦に再会できる日は来るのでしょうか。
今後の展開が気になります。
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