【大宋宮詞~愛と策謀の宮廷絵巻~】21話・22話・23話のあらすじとネタバレ感想。郭清漪に嘆願された趙恒は、郭賢の流刑を免じました。そして朝議の場で大臣らに、劉娥が皇陵で3年の供養を終えたら入内を認めることを確約させます。
21話のあらすじネタバレ
郭清漪は息子の趙佑(第2皇子)とともに趙恒に謁見し、父 郭賢の流刑を考え直してほしいと嘆願します。
趙佑も、郭賢から学問を教わりたいと涙ながらに訴えました。
すると、趙恒は郭賢の流刑を免じ、郭賢を趙佑の師に任命します。
趙佑の師となった郭賢は熱心に学問を教え、その成果に満足した趙恒は郭賢を復職させました。
朝議の場では、趙恒が大臣らに、劉娥が皇陵で3年の供養を終えたら入内を認めることを確約させます。
劉娥の皇陵行きには、李婉児が志願して同行しました。
そんな中、寇准は「遼との戦が終結した今、軍官の俸禄と軍費を削減するべき」と趙恒に進言。
潘伯正はそれに反対して増額を主張しましたが、趙恒は寇准の提案を全面的に肯定します。
そこで、潘伯正は王欽若を訪ね、寇准を失脚させるために手を組もうと持ちかけました。
手を組んだ2人は、寇准の名声をわざと広めて趙恒の耳に入れ、寇准への警戒心を趙恒に抱かせます。
また潘伯正は、娘の潘玉姝が流産続きのため、このままでは潘家に未来はないと不安になり医師に相談。
すると、趙恒の血を調べて流産の原因を探るしかないと言われます。
潘伯正は潘玉姝に採血針を送り、趙恒の血を採るよう命じました。
潘玉姝は陛下の体を傷つければ大罪だとビビりながらも、趙恒が寝静まった後に血を採ります。
21話の感想
結局、郭賢は流刑になりませんでした。
趙恒は入内を反対されたから腹が立って流刑と言っただけで、本気で流刑にするつもりは最初からなかったのかもしれません。
それにしても、皇帝の血を採ろうという発想が面白くて笑ってしまいました。
冷静に考えれば、趙恒は何人も子をなしているのだから、流産の原因があるとしたら潘玉姝のほうですよね。
結局、潘玉姝は血を採れたのでしょうか(笑)
22話のあらすじネタバレ
趙恒の血を神医に調べてもらった潘良はその結果を、絶望した表情で家族に報告します。
趙恒と潘玉姝の血は相性が悪いため、出産にまで至らないとのことでした。
心底ショックを受ける潘良でしたが、ある時ふと、将校の鐘樵が兵たちに練習を教えているのを見て、何かを思いついたかのように笑みを浮かべます。
その後 潘良は、鐘樵と潘玉姝を引き合わせました。
潘玉姝は鐘樵を気に入ります。
皇陵で過ごす劉娥と李婉児は、疱瘡にかかって倒れていた青年を助けます。
李婉児は、青年の持っていた香り袋を見て生き別れた弟だと気づき再会を喜びました。
一方で、劉娥から疱瘡が蔓延しているという知らせを受けた趙恒は、郭賢と曹鑑の反対を押し切り皇陵へ向かいます。
劉娥を連れ戻すつもりに違いないと察した郭賢と曹鑑は、劉娥に刺客を差し向けました。
劉娥たちはその刺客に殺されそうになるも、間一髪のところで趙恒が到着。
趙恒は劉娥を連れ帰ろうとしましたが、劉娥は3年という約束を果たすまで帰るつもりはありません。
一方、鐘樵と心を通わせる潘玉姝は懐妊します。
懐妊の知らせを受けた趙恒は、当然自分の子だと思い、潘玉姝を貴妃に封じました。
22話の感想
血の相性とは一体なんなのでしょう(笑)
全然ロジカルではありませんが、笑って突っ込めるのが良いですね。
しかも、潘一家がこの世の終わりみたいな顔をしているものだから、余計に笑いがこみ上げました。
本作は、何もかもが王道展開というわけではなく、ところどころで王道から外れるのが面白いです。
潘玉姝は懐妊したようですが、一応、“趙恒の子”という可能性もありますよね。
でも話の流れからすると、鐘樵との子なのかな。
仮に趙恒の子だとしても、他の男性と密通した時点で大罪ですから、潘玉姝の未来は暗い気がします。
さて今回、李婉児は生き別れた弟と再会しました。
弟を演じている強川は「双花伝」では非清役でした。今回も可愛らしい役どころの予感。
23話のあらすじネタバレ
懐妊中の潘玉姝は、疱瘡にかかるのを防ぐため成平殿に隔離させられます。
そんな状況下でも彼女は、鐘樵との密会を続けていました。
ある時、潘玉姝の侍女が鐘樵を成平殿に連れて行こうとすると、郭清漪の侍女に目撃されてしまいます。
侍女からこのことを聞いた郭清漪は潘玉姝の不義密通を疑い、自らの目で確かめるため成平殿へ。
すると、うっかり潘玉姝を転倒させてしまい趙恒に叱責されます。
翌日、首を吊って死んでいる鐘樵が発見されました。
知らせを聞いた潘玉姝は悲しみに暮れ、これからはお腹の子の成長だけが心の拠り所だと思うのでした。
都でも疱瘡の感染が広がり始め、 第二皇子の趙佑も感染してしまいます。
趙佑を治癒させたい郭賢は、疱瘡を治せる名医がいると聞いて曹利用を向かわせると、その名医は劉娥でした。
曹利用は劉娥に、宮中に戻って趙佑を治療してほしいと頼んだものの断られ、薬草と薬酒だけを渡されます。
郭賢は諦めきれず、今度は蘇義簡を劉娥の説得に向かわせました。
実はもともと戻るつもりだった劉娥はお忍びで宮中に戻り、趙佑の治療を開始します。
しかし通常、治癒できるのは軽症で生命力のある患者の場合であり、重症の趙佑は深刻な状態でした。
一方の潘玉姝も感染してしまいますが、幸いにも軽症だったため劉娥の治療が功を奏します。
23話の感想
趙恒は潘玉姝の密通疑惑について、「真に受けるな」と郭清漪を叱っていましたが、内心はどう思っているのでしょう。
潘玉姝の腕を振りほどいていたことから、内心では潘玉姝を疑っているのかもしれません。
そして、鐘樵は首を吊った状態で発見されましたが、自害したのではなく 潘良が始末した可能性もある??(前回、始末するとか言っていたような)
心配なのは、疱瘡に感染してしまった趙佑の病状です。
これ以上 子供の死を見るのはつらいので、何とか助かることを願います。