【大宋宮詞~愛と策謀の宮廷絵巻~】31話・32話・33話のあらすじとネタバレ感想。劉娥は蕭皇太后に贈るための鳳袍作りにいそしんでいました。ところが、鳳袍の決め手となる火玉を、潘玉姝が誤って落として割ってしまいます。
31話のあらすじネタバレ
降格させられた上に、趙恒から「顔も見たくない」と言われた王欽若は絶望のあまり自殺しようとしました。
しかし娘に止められ、「徳妃(劉娥)にとりなしてみる」と言われたことで思いとどまります。
その頃、劉娥は大臣の妻子を総動員し、蕭皇太后に贈るための鳳袍作りにいそしんでいました。
鳳袍の決め手となる火玉は潘家が保管しており、潘玉姝は趙恒に火玉を渡そうとします。
ところが、山猫の出現に驚いた潘玉姝は火玉を落として割ってしまいました。
そのせいで鳳袍の完成が絶望的となり、趙恒は大臣らと徹夜で策を考えたものの何も思い浮かびません。
すると、王欽若がやって来て「天から火玉が降ってくる」と趙恒に告げます。
その言葉どおり、空に鶴の大群が出現し火玉と天書を置いていきました。
天書には趙恒が宋を統治する正統性が記されており、鳳袍を受け取った耶律留守は遼に戻ります。
こうして、耶律留守の参拝を阻止できた趙恒は「戦にならずに済んだ」と安堵しました。
31話の感想
趙恒に「顔も見たくない」と言われ傷ついた王欽若の顔が、思いのほか可愛くて不覚にもキュンとしそうでした(笑)
彼は相変わらず面白いキャラで、突然「空から火玉が降ってくる」と言い出したのには笑いました。
どんな方法で降らせるのかと思えば、まさかの鶴!!
鶴が火玉をちょこんと置いて行ったのが面白かったですし、可愛かった(笑)
どう見ても天意ではなく人為的な現象ですが、おそらく仕込んだのは王欽若でしょう。
どうやって鶴に仕込ませたのか、めちゃめちゃ気になります!
あと、徹夜で策を練るという緊迫した場面で、いびきをかいていた大臣は誰ですか(笑)
32話のあらすじネタバレ
鶴が天書と火玉を届けた現象について、趙恒は王欽若の策だと気づいていながら、あえて天書についてどう思うか王欽若に聞いてみました。
「天書につづられた言葉は美しく優雅でっっ!」
「己の文才自慢か?朕が筆跡を見抜けぬとでも?」
すべてを見抜かれていると悟った王欽若は、策を思いついた経緯や、どのようにして鶴を操ったかを話しました。
年号が大中祥符と改められたある日、劉娥は義父母となった郭賢夫妻を宮中に招きました。
同席した趙恒に郭賢は、劉娥を皇后に立ててはどうかと提案します。
ただそうは言っても、子がいない劉娥が皇后になるのは簡単ではないため、万全の策を練るべきだと重ねて進言しました。
冀王府では、曹鑑が冀王の子どもたちに学問を教えていました。
訪ねてきた趙恒は冀王の6人の息子たちに会った後、7番目の赤子・允旵をこのまま劉娥のところに置かせてほしいと頼みます。
これには趙恒の思惑があり、允旵を劉娥の養子かつ皇太子として育て、劉娥を皇后に立てることが狙いでした。
趙恒の思惑を感じ取った曹鑑は、允旵が皇太子となることは曹家にとっても利があると判断。
そこで、趙恒の思惑に乗っかるべく、朝議の場で劉娥を皇后に立ててはどうかと提案しますが……。
32話の感想
正気を失った楚王が、いまだに ちょくちょく登場するのが嬉しい!(けっこう好きなキャラ)
冀王と同じく、趙恒までもが楚王に相談し始めたのが面白かったです。
他に面白かったのは、王欽若に対する「己の文才自慢か」という趙恒のツッコミ。
その後も王欽若をからかうような発言をしていたことから、趙恒は何だかんだ王欽若が好きなのかもと思いました。
その王欽若ですが、鶴の里へ行き、鶴を飼いならすといった発想と行動がおもしろすぎます。
今後も何をやらかしてくれるのかと、王欽若の言動に期待が高まります!
そして意外にも、冀王がいいパパでした。
息子たちのお勉強タイムに付き添い、ところどころでフォローを入れる姿に好感度が上がりました。
ただ気になったのは、6番目の子の髪型(笑)
何をどうしたらあんな髪型になったんでしょうか、本人の希望?遼に傾倒してる?笑
(遼の子供もあんな感じの髪型でしたよね)
33話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
趙恒は、正気を失い子供のようになってしまった兄の楚王に “皇帝としての苦悩”を語りました。
楚王のおもちゃが王玉瑩(王欽若の長女)からの贈り物だと知った趙恒は、のちに、王玉瑩を楚王に嫁がせます。
嫁がせるのを阻止しようとする王欽若に対して王玉瑩は、楚王が好きだから嫁げて嬉しいと言うのでした。
宮中では、揉め事を起こした潘玉姝の侍女が 李婉児を負傷させてしまいます。
侍医に診てもらった李婉児は懐妊が発覚し、宸妃に昇格しました。
朝廷では寇准が李婉児を皇后にしてはどうかと進言し、劉娥も同じことを趙恒に提案。
しかし趙恒は、皇后にふさわしいのは劉娥だと告げ、世継ぎとなる者の養育を劉娥に求めました。
そんなある日、後宮の宴が開かれます。
潘玉姝は趙恒の前で李婉児を侮辱したうえに、劉娥を負傷させたため降格させられました。
ケガをした劉娥は、手当てをした侍医から懐妊を告げられ喜びます。
33話の感想
瓔珞は劉娥には忠実ですが、けっこう短気で気が強いですね。
いつか大きなドラブルを起こしてしまうのではないかと心配。
そして面白かったのは、潘玉姝です!
普通、ああいう嫌味は皇帝のいないところで言うものなのに、なぜ趙恒の前で堂々と言うのか(笑)
自ら趙恒の好感度を下げにいくスタイルに笑ってしまいました。
潘玉姝は、他の後宮ドラマの悪女に比べるとかわいいものですね。