【大宋宮詞~愛と策謀の宮廷絵巻~51話・52話・53話のあらすじとネタバレ感想。宮中で曹汝(曹利用の娘)と出会った趙禎は、しとやかな彼女を気に入りました。しかし劉娥は、郭崇信の娘である郭清悟を趙禎の皇后候補にと考えており……。
51話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
曹利用は娘の曹汝を宮中に出入りさせ、趙禎に接近させようと目論みました。
そして実際、宮中で曹汝と出会った趙禎は しとやかな彼女を気に入ります。
曹汝が帰宅すると、曹利用は今日の収穫を急いで尋ねました。
趙禎に気に入られたと知った曹利用は、曹汝の教育に熱を入れ始めます。
そのことを知った劉娥は曹利用を警戒し始め、郭崇信の娘である郭清悟を趙禎の皇后候補にと考えます。
しかし、趙禎本人はお転婆の郭清悟を気に入りません。
一方、寇準を見舞いに行った蘇義簡は、毎日寇準に侍医を遣わせているのは劉娥だと話し、完治後は宰相として戻ってきて欲しいと伝えました。
丁謂の話になると、寇準は上奏文を持って来る者に注意するよう助言します。
実際、権力掌握を狙う丁謂は、内侍(上奏文を届ける者)の雷允恭と結託していました。
本来、上奏文は重臣全員が協議したうえで提出するべきものですが、丁謂のみの署名しかない上奏文がいくつか紛れていました。
劉娥はそのことを朝議で問題視し、雷允恭の職を解くことに成功します。
51話の感想
あの屋根で何度も問題が起きているのに、まだ登れる状態のままだとは危険管理がザルすぎます(笑)
劉娥は郭清悟を趙禎の皇后にしたいようですが、肝心の趙禎は郭清悟を疎ましく思っている様子。
このままいくと、趙禎は曹汝と愛を育みそうですね。
曹汝を送り込んだ曹利用からすると、狙い通りといったところでしょうか。
結局 曹利用も、曹家の栄華が何よりも大切なのかもしれません、それを悟られないのが巧いだけで。
52話のあらすじネタバレ
劉娥から頼まれて皇陵の地相を占った刑中和は、位置を100歩上方にずらせば天の加護を受けられ皇室の子孫繁栄がかなうと報告します。
ただし、その場所は地下水が噴き出てくる可能性もありました。
刑中和はそのことを劉娥に伝えようとするも王欽若に遮られます。
劉娥は皇陵の移転を承諾しましたが、案の定、工事中に地下水が噴き出してしまいます。
丁謂は解決策として、石を敷き詰めて水を塞いではどうかと提案し認められました。
夫の丁献容に頬をぶたれた陵陽大長公主(趙恒の妹)が、泣きながら皇宮に戻ってきました。
そのことを知った丁謂は息子の丁献容を叱責。
数日後、丁謂は丁献容を劉娥の前で罰したものの、丁献容は反省も謝罪もしませんでした。
そこへ、再び皇陵で水が噴き出したとの報告が届きます。
この件を蘇義簡に調べさせた結果、丁謂と雷允恭の資金横領が発覚しました。
劉娥は確かな証拠を得るため、曹利用に雷允恭を尋問させ自供を引き出すことに成功します。
証拠となる帳簿も見つかり、言い逃れができなくなった丁謂は罪を認め職を解かれました。
52話の感想
友情が微笑ましい趙禎と蘇洵ですが、2人の会話には子供らしさが少しもないですね(笑)
それにしても、丁献容がひどすぎて逆に笑ってしまいました。
陵陽を殴っておいて、なぜ陵陽に助けを求める??思考回路がおかしすぎる(笑)
反省も謝罪もしない時点でひどい人間なのは間違いありませんが、こういう場合は上辺だけ謝って反省したフリをする人間のほうが厄介なんですよね。
しっかり謝罪されたら陵陽を返さないといけなくなるし。
ここまで丁献容が醜態をさらしてくれると、陵陽を返さずに済むから逆に安全。
53話のあらすじネタバレ
王欽若は娘の玉茹と丁謂を離縁させようとするも、玉茹は、逆境の時こそ丁謂のそばで支えたいと言うのでした。
左遷となった丁謂を助けたい丁献容は、妻の陵陽に劉娥へのとりなしを頼んだものの拒まれたため突き飛ばします。
その衝撃で流産した陵陽は子を産めない体となり、丁謂と離縁しました。
先帝趙恒の出棺日。
寇準は見送りに参列しようとするも、吐血してそのまま亡くなってしまいます。
趙恒の出棺を見送った劉娥は、重臣たちから垂簾聴政を続けてほしいと頼まれたものの迷いがありました。
しかし、寇準が残した自分宛ての手紙を読んだ劉娥は、垂簾聴政することを決意します。
53話の感想
王欽若は長女が楚王に嫁いだことを嘆いていましたが、たぶん長女は王欽若が思っているよりも100倍幸せに過ごしているのではないかな。
さて今回、丁謂が朝廷からいなくなりました。
こうなってくると、劉娥の独断場になる日も近い気がします。
そしてついに、趙禎が子役から大人キャストに変わりました!
あまり面影はないものの、少年みはありますね。
ちなみに、演じる郑伟は【大宋少年志】では薛英役でした。