【一夜の花嫁~Pirates of Destiny~】9話・10話のあらすじとネタバレ感想。雲鶴大侠のことが忘れられない花溶。そんな中、花溶は灯籠祭りに雲鶴大侠が現れたという話を聞きます。見聞きした事柄からある人物を雲鶴大侠だと思い込んだ花溶は……。
9話のあらすじネタバレ
翌朝、酔っぱらった秦尚城が花溶の部屋を訪ねてきて雲鶴大侠の武勇伝を聞かせろとせがみます。
花溶は宿の食堂で多くの宿泊客を前にして昨夜の出来事を語りました。
話が終わった後、秦尚城は花溶の目の前で箸を指の間でくるくると回して見せるのでした。
それを見た花溶は、昨夜、雲鶴大侠が短剣を指の間でくるくると回していたのを思い出します。
花溶は真相を確かめたいと、配下や宿の者に秦尚城が昨夜何をしていたか聞いて回りますが、皆口を揃えて部屋で酒を飲んでいたと言うのでした。
そこへ、やっと牢から出られた金逸文と莱生が帰ってきます。
投獄されていたことを聞いた花溶は驚いて謝罪しました。
莱生の怒りは収まらない様子でしたが、金逸文はそれをたしなめて花溶を許してくれます。
花溶がお詫びに、昨日、雲鶴大侠に会った話をすると言うと、なぜか金逸文は身を乗り出して話を聞くのでした……。
灯籠祭りの日、花溶は小茴に扉の外で見張りをさせ、ご馳走を用意して部屋に閉じこもっていました。
花溶はあの日もらった鈴を鳴らせば、雲鶴大侠が来てくれると信じていたのです。
ところが、鈴を鳴らしても雲鶴大侠は一向に現れません。
花溶は待ちくたびれて眠ってしまいます。
一方、部屋の外では、秦尚城から見張りを扉から遠ざけるようにと命じられ、張弦が仕方なく小茴に話しかけることに。
顔が怖い張弦に近づいてこられ、小茴は気絶してしまいます。
張弦は慌てながら小茴を抱きかかえて、その場を離れました。
花溶が目を覚ますと、見張りのいなくなった扉から入り込んだ秦尚城がご馳走を食べていたのでした。
あなたのために用意したんじゃないと言って怒る花溶を見て、秦尚城はふざけて雲鶴大侠の鈴を取り上げて鳴らしてみせます。
花溶が鈴を取り返そうとして掴みかかった時、秦尚城がバランスを崩し、2人の唇と唇がぶつかってしまいます!
動揺して床に落とした鈴を足で踏んで潰してしまう秦尚城。
花溶は怒りに任せて秦尚城を殴り部屋から追い出しました。
秦尚城が部屋から出てきたのを見て、張弦は気絶したままの小茴を抱きかかえて扉の前に戻そうとしますが、小茴が急に眼を覚ましたので驚いて床に落としてしまいます。
床に倒れている小茴を見て、花溶の秦尚城たちへの印象はますます悪くなるのでした。
翌朝、小茴が昨夜の灯籠祭りに雲鶴大侠が現れたらしいという話を聞いてきます。
それを聞いた花溶は街へ出て、雲鶴大侠について聞いて回ることにしました。
人々の話によると、昨夜、雲鶴大侠は火事から人を救い、本人も髪の毛が焦げていたとのこと。
宿に帰った花溶は莱生が、洗濯に出した金逸文の衣の汚れが落ちていなかったと宿の者に苦情を言っているのを目撃します。
花溶が宿の者にそれを見せてもらうと、衣にはロウの汚れが付いていたのでした。
先日の謝罪を口実に、花溶が酒を持って金逸文の部屋を訪ねると、金逸文は髪の毛先が焦げていて、手には火傷の跡があったのです。
花溶は、以前、金逸文が武芸が苦手だと言っていたのは自分が雲鶴大侠であることを隠すためだったと考えました。
腕前を確かめるため、花溶はならず者を雇って金逸文を襲わせてみます。
なんと、ならず者たちは一瞬で倒されてしまったのです。
いよいよ確信を深めた花溶は、金逸文の留守中に部屋に忍び込んで待ち伏せすることにしました。
すると、金逸文が雲鶴大侠の衣装を着て窓から帰ってきたのです!
雲鶴大侠の正体が金逸文だと信じきった花溶は、その日から金逸文にべったりとくっついて何かと世話を焼こうとします。
面白くない秦尚城は花溶を妨害しようとしますが、扇子を壊されたり、顔に食事の汁を飛ばされたり、いつも被害を被るのは金逸文なのでした……。
そんな中、花溶を連れ戻すために趙元明が宿を訪ねてきます。
花溶は家に帰ったらもう雲鶴大侠に会えなくなるから、お別れを言う時間がほしいと頼み込んで趙元明に2日間だけ猶予をもらいました。
その後、花溶は金逸文を街に連れ出し、私が家に帰っても会いに来てほしいとお願いしたのです。
金逸文は言葉を濁し、事を済ませたらすべてを打ち明けると言いました。
その時、花溶と金逸文の様子を遠くから盗み見していた秦尚城は、怪しい男も2人の様子を伺っていることに気づくのでした。
夜になり、宿に刺客集団が侵入してきました。
金逸文の護衛が応戦しますが、すぐに全滅させられ、金逸文が1人で刺客と戦うことに。
騒ぎを聞いた花溶は助太刀しようと部屋を飛び出して行きます。
その様子を部屋から見ていた小茴は、花溶が刺客に壁際に追い詰められたのを見て、咄嗟に落ちていた刀を拾い、刺客を刺して花溶を助けたのでした。
戦いは続き、金逸文は負傷して倒れてしまいます。
そこに刺客が襲いかかり危機一髪という時、なんと雲鶴大侠が現れて金逸文を助けたのです!
花溶は本物の雲鶴大侠は別にいると気づくのでした。
本物の雲鶴大侠が宿の外へと走って行き、それを追って外に出た刺客たちは海賊たちに包囲されます。
入れ墨から刺客は黒龍党の一味だとわかりました。
刺客のリーダーを捕らえた秦尚城は、襲撃の目的を聞き出そうとしますが自害されてしまいます。
秦尚城は金逸文を雲鶴大侠と呼んで襲われた心当たりは?と尋ねますが、金逸文は立ち上がって私は雲鶴大侠の名を騙っていただけだと謝罪しました。
金逸文は万疆国の豪族出身の者だと名乗り、母の病気を治す薬のために必要な月影真珠を探すために身分を隠してこの国に来たと言います。
月影真珠はある海賊が持っていたが、その海賊が2年前に雲鶴大侠に殺されて月影真珠は行方不明になっっているとのこと。
金逸文は雲鶴大侠をおびき出ために変装してその名を騙っていたのです。
9話の感想
秦尚城が花溶の目の前で箸を回したのは、本当は自分が雲鶴大侠だと誇示したかったのでしょうか(笑)
そして、ラブコメ定番のアクシデントキス!
海賊島にいる時はクールだったのに、唇がぶつかったことで動揺してしまう秦尚城がちょっとかわいかったです。
また、金逸文が実は武芸も得意だとわかったのに、まだ扇子を壊されたり、顔に汁をかけられたりと悲惨なキャラから抜け出せないところに笑ってしまいました。
10話のあらすじネタバレ
人を殺してしまったことで精神的に不安定になる小茴。
花溶はそんな小茴に、もしあなたが刺客を殺してくれなかったら私が死んでいた、あなたは私の命の恩人だから、これからも私のことを守る護衛になってと言って元気づけました。
翌朝、小茴は強い護衛になるためと意を決し、怖がっていた張弦に武芸の弟子にしてほしいと頼みに行きます。
最初は相手にしなかった張弦でしたが、なかなか諦めない小茴にとうとう武芸を教えることにしました。
その後、護衛を失って怪我もした金逸文は、母からの命令で一旦帰国することになります。
花溶は、もしこの国で月影真珠を見つけたら万疆国まで届けに行くと約束して送り出すのでした。
一方、花溶が家に戻ると約束した期日が翌日に迫り、趙元明が宿にやってきます。
花溶と趙元明が話しているところへ秦尚城が、嫌がってるのに無理に連れて帰るのは許さないと口を挟んできました。
何者かと尋ねる趙元明に、秦尚城はここに滞在する豪商だと嘘をつきます。
趙元明は商人にしては言葉遣いが乱暴だと秦尚城を怪しむのでした。
夜になり、旅支度を終えた花溶がふと窓を開けると、宿の前に雲鶴大侠が立っていました。
花溶は外に出て雲鶴大侠に、もし月影真珠を譲ってくれたらお礼をすると持ちかけます。
どんなお礼だと尋ねながら顔を近づけてくる雲鶴大侠を怪しいと思った花溶が咄嗟に仮面を剥ぐと、そこにいたのは秦尚城だったのです!
秦尚城はまた花溶に殴られてしまうのでした……。
翌朝、花溶が出発しようとしていると趙元明が駆け込んできて、父である花満天が落馬してここからは遠い伯父の別荘で療養することになったと知らせました。
花溶は趙元明が止めるのも聞かず、遠路はるばる伯父の別荘に向かいます。
出発前に花溶から、もしついてきたら本当は海賊だということをバラしてやると言われた秦尚城は、策を練ることにします。
別荘で一行を迎えた花満天は、岳風と小茴に今まで花溶の世話をしてくれた感謝を述べ、お礼を持ってこさせるために護衛を呼びました。
なんとその護衛は秦尚城だったのです!
驚く一行に花満天は、落馬による怪我が治って任務に向かう途中で刺客に襲われ、そこに偶然通りかかって助けてくれた秦尚城に護衛になってもらったのだと説明しました。
秦尚城が何かしでかすのではないかと気が気でない花溶はしばらく別荘に滞在することにします。
そんな中、役所から花満天に任務の遂行を督促する手紙が届きました。
花満天は任務の代理を趙元明に頼むことにしますが、きっと花溶がついて行くと言ってきかないのではと案じます。
そこで、花満天は秦尚城に護衛として任務への同行を頼むのでした。
また、岳風は花家の養子となり、花満天の世話をすることになりました。
任務に向かう日、別荘に住む従姉の蘇青青(ワン・ペイハン)がなぜか秦尚城に色目を使い、花溶は嫉妬しながら出発するのでした。
ところが、道中の宿で趙元明が何者かに毒を盛られ、一行は別荘に引き返すことに。
趙元明は任務を他の役人に引き継ぐことを提案しますが、花溶は自分が変装して任務に行くと言い出します。
しかし、花満天にそれを咎められた花溶は部屋を飛び出してしまうのでした。
10話の感想
秦尚城が花溶に殴られるオチが定番になってきて思わず笑ってしまいます。
別荘では見事に先回りして花溶の父を味方につけていた秦尚城ですが、この地には何か巨大な悪が潜んでいるようです。
これまで対立してきた秦尚城と花溶は、これをきっかけに協力して悪に立ち向かうことができるのでしょうか?
今後の展開が気になります。