【一夜の花嫁~Pirates of Destiny~】21話・22話のあらすじとネタバレ感想。花溶のことを思って夢蝶山荘を去ると言い出す秦尚城。しかし、花溶は唐楚蝶の何か隠しているような態度が気になり、まだ滞在したいと言います。唐楚蝶は秦尚城の養父と自分の父の過去を語り……。
21話のあらすじネタバレ
金逸文は陸婉婉に、三箭の口を封じた武器は金家の執事の金福のものではないかと疑っていると打ち明けていました。
そこへ、莱生が金福が何者かと酒楼で密会していると報告に来ます。
金逸文は急いでその酒楼へ行き、会話を盗み聞きしました。
謎の男は金福に、3年前に唐楚蝶を助けた雲鶴大侠の正体は秦尚城だと夢蝶山荘で聞いてきた話を報告します。
また、金福は秦尚城の持つ白玉と夢蝶山荘が持つ白玉が両方揃ったところを狙う計画だということを話しました。
金逸文は声しかわからないものの、密会の相手は夢蝶山荘の者だと確信します。
一方、夢蝶山荘では秦尚城が、唐楚蝶のことで機嫌の悪い花溶をなだめるために考えを巡らせていました。
銭大有の案で秦尚城は、花溶の前でわざと唐楚蝶に向かってここに白玉がないなら夢蝶山荘を去ると伝えます。
ところが、本当にここに白玉はないのかと確認された唐楚蝶が一瞬躊躇したのを見逃さなかった花溶は、秦尚城の意に反してここに残ると言い出したのです。
そして、唐楚蝶にますます嫉妬を募らせる花溶は秦尚城に、私が白玉を手に入れてやると宣言するのでした。
その後、花溶は1人で宝物庫へ行き、先日見つけた隠し部屋に侵入します。
隠し部屋には名前のない位牌が祀られていました。
祭壇に置いてある箱を開けると仕掛けで扉が閉まり、隠し部屋に閉じ込められてしまう花溶。
しかし、箱には白玉の形のくぼみがあったものの、中身は空でした。
仕掛けの音を聞いて唐楚蝶と夜辰が隠し部屋に駆けつけてきます。
空の箱を見た夜辰は花溶が盗んだと思い込んで殴りかかろうとしますが、秦尚城が飛び込んできて止めました。
唐楚蝶も、そこには最初から白玉はなかったと打ち明けます。
祭壇を見た秦尚城は、祀られているのが養父愛用の武器だと気づいて驚きました。
唐楚蝶は秦尚城の養父と自分の父である夢蝶山荘の荘主は義兄弟だったが、何かをきっかけに袂を分かったようだと説明します。
荘主に直接話を聞きたいと言う秦尚城に、唐楚蝶は父が修行している場所に一行を案内すると約束しました。
一行は修行場所近くの温泉山荘に宿泊することにします。
山荘で食事に毒を盛られることを警戒した唐楚蝶は女将に、厨房を借りて自分が料理すると告げました。
それを聞いた花溶は対抗心を燃やし、自分も料理を作ると言い出します。
実は唐楚蝶の予想通り、山荘には金福の手が回っていて女将は料理に毒を盛るように命じられていました。
なんとか料理に毒を入れたい女将は、手際の悪い花溶を手伝うふりをして調味料に毒を混ぜます。
女将の行動を不審に思っていた唐楚蝶は花溶の作った料理を秦尚城が食べようとした時、わざと皿をひっくり返したのでした。
その後、温泉に行った一行は帰りに刺客に襲われます。
秦尚城と唐楚蝶が協力して戦う姿を見た花溶は”雲蝶侠侶”の芝居を思い出し、また嫉妬するのでした。
21話の感想
なんと秦尚城の養父と唐楚蝶の父が過去に義兄弟だったとは!
親同士の過去の因縁も恋愛ドラマあるあるですね(笑)
花溶が唐楚蝶にますます対抗心を燃やすのもわかるような気がします。
22話のあらすじネタバレ
刺客は倒したものの、敵の本当の目的は白玉だったようで騒ぎの間に双方の白玉がなくなっていたのです。
秦尚城は自分の盗まれた白玉は偽物だと言い、一行は騒ぎの直後に山荘を出た女将を尾行することにしました。
女将は妓楼に入って行きます。
秦尚城は夜辰と客を装って後を追うことにし、花溶と唐楚蝶には外で待つように言いました。
珍しく聞き分けよく秦尚城に従った花溶でしたが、唐楚蝶と一緒にまんまと妓女になりすまし、妓楼に潜入するのでした。
すると、貴賓室の客から花溶と唐楚蝶に指名が入ります。
貴賓室に行くとそこには金福がいて、花溶と唐楚蝶は配下に刀を突きつけられました。
その後、秦尚城と夜辰も貴賓室から招待を受けます。
秦尚城と夜辰が貴賓室に行くと、金福は秦尚城の白玉は偽物だった、人質と本物の白玉を交換しようと交渉してきました。
唐楚蝶は手にしていた琵琶を演奏するふりをして不快な音を出し、一同がひるんだ隙に弦で配下を攻撃して自分と花溶を解放させたのです。
金福は慌てて他の配下を呼びますが、外にいた配下はすでに銭大有と張弦に倒されていて誰も入って来ません。
孤立した金福は秦尚城たちに向かって武器を投げつけ、その隙に窓から逃げ出しました。
金福が投げつけた武器は三箭が口を封じられたものと同じだったのです!
実は駆けつけて銭大有たちに加勢していた金逸文はそれを見て、三箭の口を封じた犯人を確信するのでした。
温泉山荘に戻った一行に金逸文は、全ての災いの黒幕は自分の兄だと告白して謝罪します。
また、金逸文は唐楚蝶に、夢蝶山荘に金福の密偵がいると報告しました。
居場所が敵に知られて荘主が襲われる危険性があると思った一行は、急いで修行場所に向かいます。
修行場所に着いた秦尚城が荘主に挨拶しようとすると、それは荘主になりすました刺客で、いきなり毒針を放ってきました。
秦尚城を守ろうとした唐楚蝶は肩に毒針を受けてしまいます。
花溶は秦尚城をかばって唐楚蝶が負傷したことに複雑な気持ちになるのでした。
その後、刺客を壁際に追い詰めた秦尚城は荘主の居場所を聞き出そうとしますが、自害されてしまいます。
一行はひとまず唐楚蝶の治療を急ぐことにしました。
花溶と金逸文が薬を買いに行き、秦尚城は針を抜きます。
秦尚城と2人きりになった唐楚蝶は、3年前に雲鶴大侠に助けられて以来立派な侠客になることを目標に稽古に励んできた成果を見てほしかっただけ、花溶からあなたを奪うつもりはなかったと打ち明けました。
それを聞いて目標は達成したなと答える秦尚城。
ちょうど薬を買って帰ってきて2人の会話を聞いた花溶は、侠客として未熟な自分は秦尚城と不釣り合いなのではないかと思うのでした。
金逸文はそんな花溶の様子を見て、夜空の星がそれぞれ違うように人もそれぞれ違うのだから人と比べてはいけないと言って慰めました。
それでも気は晴れず、花溶は1人で山奥へと入って行くのでした。
それを見た金逸文は秦尚城に、薬を煎じるのは自分がやるから花溶に言葉をかけてやるよう促しました。
花溶を追った秦尚城は、侠客としてふさわしいのは武芸や経験よりも義侠心だと言い、お前にはそれがあると言います。
それでもあなたには唐楚蝶の方がお似合いだと言う花溶でしたが、秦尚城は俺はお前といると幸せだと言って花溶を抱き締めるのでした。
一行が夢蝶山荘に戻ると、”荘主を人質にした 本物の白玉と交換する”という内容の矢文が投げ込まれます。
秦尚城は唐楚蝶に主要な弟子を集めて策を練ることを提案しました。
作戦会議は本物の白玉を渡して後から取り返すという案でまとまりかけますが、花溶が一度渡してしまったら取り返すのは困難だと反対し、秦尚城と口論になります。
その場を飛び出した花溶は秦尚城の部屋から白玉を持ち出し、山奥へと逃げるのでした。
会議に出ていた主要な弟子の1人、燕飛が花溶を追って来て刀を突きつけます。
花溶があなたが密偵だったのねと言うと、燕飛は白玉とともに金鐸雄に引き渡すと言ってアジトに連れて行きました。
アジトが見えてきたところで、なんと秦尚城が現れて花溶を助けたのです!
実は、花溶たちは夢蝶山荘で弟子たちの声を聞いた金逸文から金福との密談相手は燕飛だと知らされていました。
花溶が会議から飛び出したのは、燕飛にアジトに案内させるための演技だったのです!
しかし、アジトは巨大で荘主が捕らえられている場所は容易にはわかりそうもありません。
花溶はアジトの一部に放火すれば兵が集まって来るが、もし兵が動かないところがあればそこが人質がいる場所だと言い、秦尚城はその作戦を実行することにしました。
ボヤがあっても動かなかった兵を倒し、秦尚城と花溶はその中にいた荘主を連れて逃げるのでした。
22話の感想
花溶の激しい嫉妬心から険悪になっていた秦尚城と花溶でしたが、金逸文の機転で和解できてよかったです。
しかも、金逸文のおかげで夢蝶山荘の密偵も判明。
前半はなんだか報われないキャラだった金逸文ですが、ここに来て大活躍ですね!
敵のアジトがわかって荘主も救出でき、黒幕を追いつめるのも目前のようです。
そして、秦尚城たちはこのまま白玉の謎も解くことができるのでしょうか?