【風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~】19話と20話のあらすじとネタバレ感想。謀反を皇帝に報告されそうになった李明はそれを逆手に取り、李治の謀反に見せかけようとします。しかし、武媚娘の機転により失敗。李明は次なる計画のために李治を狩りへと誘い……。
19話のあらすじとネタバレ
護送に行った莫坤から、甲冑を紛れ込ませた巻紙の箱が間もなく都に到着すると報告があります。
李治は侍衛を裴行倹のもとに遣わし、巻紙の箱が四門学の倉庫に納められたら甲冑が持ち出されないように見張ることを命じました。
その日、皇帝は宮中の行事の相談をするために妃と皇子たちを招集しており、李治は全員の前で李明の謀反を暴こうと考えたのです。
ところが、甲冑の存在を李治側に気づかれたことを悟った李明は、この機会を利用して反対に李治を陥れることを思いつきました。
そのために李明は密かに皇太子のものである印をつけた甲冑を用意して四門学の倉庫に納めさせたのです。
それを知らない李治は、妃や皇子たちも招集された面前で皇帝にご報告があります、と話を切り出そうとしました。
悪い予感がした武媚娘は咄嗟に、皇太子がご報告したいのは皇帝の健康を祈る写経の一部を実は私が代筆したということです、と言ってごまかします。
皇帝はそれを信じて李治の正直さと武媚娘の善行を褒め、李明の計略は失敗に終わったのです。
その後、李明は皇帝の前で李治を狩りに誘いました。
李明は甲冑の秘密を知ってしまった李治を、狩りの場で亡き者にしようと企んでいたのです。
李治は企みを感じつつも皇帝の前では断ることができず、一緒に狩りに行くことにしました。
身の危険を感じた李治は、裴行倹に狩りへの同行を依頼します。
狩りの日、李明は李治のために森の東側を封鎖したと言い、そこへ獲物を追い込んで仕留めるように仕向けました。
李治は言われるままに、裴行倹や自分の侍衛たちを連れて東に向かいます。
李明は”皇太子をお守りする”という名目で、自分の侍衛、蒲巴弩に李治一行の後を追わせるのでした。
19話の感想
自分の悪事がバレたことを逆手にとって相手を陥れようとする李明。怖いですね。
しかも、計画が失敗してもすぐに次の手を仕掛けてくるとは……。
また、今回も機転で李治を助けた武媚娘。
本当に先を見通す力がすごいですね。
李治と李明の争いは今後どうなっていくのかドキドキします!
20話のあらすじとネタバレ
東に向かった李治一行に蒲巴弩率いる刺客が襲いかかります。
裴行倹は侍衛に李治を連れて逃げるように言い、自分が刺客を迎え討つことにしました。
その後、李治の後を追った裴行倹は遠目に皇太子の衣を着た者が矢で射られるを目撃します。
しかし、それは李治と衣を取り換えて囮となった侍衛だったのです。
李治は腕を負傷して茂みに隠れていました。
裴行倹は李治を連れて馬で逃げますが、蒲巴弩は2人を見つけて追って来ます。
崖に追い詰められた裴行倹は李治とともに馬で崖を飛び降りました。
蒲巴弩から報告を受けた李明は李治の死を確信します。
李明は自分も怪我を負ったふりをして帰り、皇帝に嘘の報告をしました。
李治は暑さのために皇太子の衣を脱いで狩りをしていたので不審者と間違われて警備の軍に襲われ、驚いた李治の馬が暴走して崖下に落ちたと話したのです。
その時、崖から落ちる途中で木の枝を掴んだ裴行倹のおかげで助かった李治が皇宮に帰ってきました。
それを見た李明は白々しく李治を気遣うふりをし、皇太子をかばって侍衛が命を落としたそうだから代わりに私の侍衛の蒲巴弩を新しい侍衛としてください、と申し出ます。
李治は、李明が蒲巴弩を自分に仕えさせることで密かに暗殺を企んでいると察してそれを断りました。
そして、李治は皇帝に、裴行倹という者を新しい侍衛にしたいと伝えます。
皇帝は李治の身を案じて2人とも侍衛にしてはどうかと提案しますが李治は、侍衛は数より質なので裴行倹と蒲巴弩を武術で競わせ、その勝者を採用したいと言いました。
皇帝はそれを許可し、試合は10日後に行われることになります。
その後、李治の傷を治療するために宮中の侍医である宗太医が呼ばれました。
宗太医は楊妃の親族で、李明の息がかかっていると思われます。
李治は宗太医の処方した薬を信用することができません。
そこへ、武媚娘が実家の武家に出入りしている名医を宮中に連れてきて薬を処方させるのでした。
20話の感想
崖から飛び降りた時は絶体絶命かと思いましたが、裴行倹と李治が助かって本当によかったです。
それにしても李明の配下の蒲巴弩が、これから暗躍しそうで恐ろしいですね。