【玉昭令】17話・18話・19話・20話のあらすじとネタバレ感想。紅鸞は邪毒に侵された温孤を救うため、解毒薬を取りに九獄へ向かいます。紅鸞が幽族の使者だと知った端木翠も、紅鸞を追って展顏とともに九獄へ。ところが、端木翠の法力は九獄の中では制限を受けてしまい……。
17話のあらすじネタバレ
温孤を連れ去った幽族の使者(紅鸞)は、眠っている温孤に「長老があなたを傷つけた。九獄へ行き、解毒剤を手に入れてくるわ」と語りかけます。
寝たふりをしていた温孤は彼女の腕をつかみ「お前が幽族の使者だったのか!」と詰め寄りました。
紅鸞は、噬心咒(心臓発作の呪術)をかけられたせいで仕方なく長老に従っているだけだと弁解し、温孤を一刻も早く救うため、解毒薬を取りに九獄へ向かいます。
そのすぐ後、紅鸞が幽族の使者だと知った端木翠も、紅鸞を追って展顏とともに九獄へ。
九獄に到着した端木翠は、展顏を守るために結界で閉じ込めておき、自分1人で九獄の奥へと進みます。
ところが、端木翠の法力は九獄の中では制限を受けてしまい、展顏のために張った結界も、展顏が剣で一突きしただけで破れてしまいました。
結界を破った展顏は、幽族の影族と出くわしてしまいます。
展顏はこの場を切り抜けるため、影族の仲間のふりをして端木翠を捕らえました。
端木翠が牢屋に入れられると、展顏は見張り役として端木翠の牢屋に残ります。
その頃、黒猫少年の扇動により草廬へ乗り込んだ村人たちは、「人殺しの温孤を出せ!」と騒ぎ立てていました。
そこへ、江文卿がやって来たため 事なきを得ます。
その後、黒猫少年は人間の姿で江文卿の元を訪れて「江墨」と名乗りました。
そして、江文卿のことを「父上」と呼び、ここで一緒に暮らしたいと言い出します。
江文卿は、過去に大勢助けてきたうちの1人だろうと思い、江墨を住まわせることにしました。
17話の感想
展顏は端木翠を遠ざけようと決意したものの、いざ彼女が危険な目にあうと心配で仕方がなく、つい そばにいたくなってしまうのですね。
それにしても、黒猫少年の江墨がかわいい!
悪い事をしている時はすごく「悪い顔」をしているのに、江文卿を慕う姿は純粋無垢そのもので、そのギャップに惹きつけられました。
このギャップと魅力は、「山河令」の蝎王に通じるものがある気がします。
黒猫少年が江文卿を慕う様子は、とても演技には見えませんでしたが、本当のところはどうなのでしょう。
18話のあらすじネタバレ
紅鸞は幽族の長老の部屋で解毒剤を見つけたものの、長老にバレて捕らわれてしまいます。
紅鸞は部屋から連れ出される直前、解毒剤の隠し場所に桃の花びらで目印をつけておきました。
その後、幽族の長老のもとに端木翠が連れてこられます。
長老は2人もろとも処刑しようとしましたが、影族として紛れ込んでいた展顔がこっそり2人の手錠を解錠しました。
展顔に気づいた紅鸞は、解毒剤が長老の部屋にあることを教えます。
展顔が解毒剤を取りに行っている間、端木翠と紅鸞は幽族たちを相手に戦いました。
そして、解毒剤を手に入れた展顔と合流し、九獄から逃げ出すことに成功します。
しかし実は、端木翠と一緒に九獄から逃げた紅鸞は本物ではなく、紅鸞に変幻した長老でした。
長老は戦いの途中で紅鸞に変幻し、本物の紅鸞とすり替わっていたのです。
そうとは知らない端木翠は、ニセ紅鸞を細花流の草廬へ連れ帰ってしまいます。
解毒剤を飲んだ温孤が回復し、安堵したのも束の間、蓬莱の天兵が温孤たち幽族を捕縛しに来ました。
端木翠は温孤たちを守るため、天兵を相手に応戦。
するとそこへ、楊鑑が現れ、人間界(草廬)に降りてきます。
草廬の入口では、細花流を非難する村人たちが騒いでいました。
楊鑑は展顔と話し合った後、村人たちに「黒猫傷害事件は啓封府に任せる。端木翠にも落ち度があるゆえ 彼女の法術を封じた」と伝えます。
村人に紛れてそれを聞いていた黒猫少年こと江墨は、法力を失った端木翠なら簡単に殺せるはずだと考えます。
江墨が端木翠を恨んでいるのは、端木翠が父親(江易/江文卿)から神位を奪ったと思い込んでいるからでした。
端木翠を殺して江文卿の神位を取り返したいと思っている江墨は、ある夜、端木翠に襲いかかります。
しかし、端木翠は法力を失っておらず、江墨はあっさりと捕らわれてしまいました。
端木翠が法力を失ったというのは、黒猫傷害事件の黒幕をおびき出すための噓だったのです。
江墨は巨大化して端木翠から逃げ出し、江文卿のもとへ。
江墨は江文卿に、千年前に江文卿に助けられて以来ずっと慕ってきたことや、端木翠が江文卿から神位を奪ったことを話しました。
江文卿は「その話が本当だとしても、私は自ら望んで神位を譲ったのだろう」と言い、江墨の犯した罪を咎めます。
江墨が許しを請うと、江文卿は父親の自分が責任を取ると言い、啓封府尹の職を辞めようとします。
端木翠はそれを止め、江墨が犯した過ちは自分で償わせるべきだと言いました。
18話の感想
変幻できる長老の能力、ややこしいですね(笑)
現在 草廬にいる紅鸞は ニセ紅鸞だと思われますが、今のところは大人しくしています。
本物の紅鸞は九獄に囚われたままなのでしょうか。
それにしても、パパ大好きな黒猫少年が可愛い!
悪いこともたくさんしましたが、すべてが江文卿のためだと思うと 許してしまいたくなります(笑)
そして、毎回毎回 端木翠をかばう楊鑑のシスコンぶりが面白いです。
19話のあらすじネタバレ
黒猫少年こと江墨は「千年かかっても罪を償い、また会いに来る」と江文卿に別れを告げます。
その瞬間、黒い影が襲ってきました。
身を挺して江文卿を守った江墨は瀕死状態となり、過去の記憶をすべて江文卿に移します。
千年前、人族の宰相だった江易(江文卿)は、義理の子どもである端木翠と楊鑑、それから轂閶(端木翠の許嫁)に支えられていました。
江易は人族を率いて幽族との戦に勝利しましたが、戦死した端木翠を生き返らせるため、江易は端木翠に神位を譲ったのです。
そうして、人間として生きる道を選んだ江易は黒猫の江墨を拾い、我が子のように育てたのでした。
前世の記憶を思い出した江文卿は、かつてのように江墨を「墨」と呼びます。
江墨は満足そうな笑みを浮かべ、そのまま息を引き取りました。
それ以来、江文卿は江墨を失った悲しみで塞ぎ込んでいました。
江夫人はそんな彼を慰めた後、彼の心の中の野望までもを察し「高みを目指したいのなら止めないわ」と言葉をかけます。
その後、江文卿は端木翠と楊鑑に会い行きました。
江文卿は2人に「江墨の記憶によれば、幽族の長老の狙いは「蓬莱図の断片」のようだ」と話します。
それを聞いた端木翠は乾坤袋の中身を確認すると、以前に鏡の精からもらった「蓬莱図の断片」がなくなっていました。
その代わりに、蚕事件の時に手に入れた蚕が「蓬莱図の断片」へと姿を変えます。
江文卿は断片同士が反応しあうことを教え、九獄よりも先に他の断片を見つけるよう促しました。
その後、端木翠は“蓬莱図の断片”を机の上に置いたまま部屋の外へ。
ニセ紅鸞はその隙に“蓬莱図の断片”を盗み、偽物の断片とすり替えました。
19話の感想
え?? 黒猫少年は本当に死んでしまったのでしょうか。
日本の公式サイトでは主要キャラとして紹介されているのに、もう退場だなんて早すぎます。
可愛くて魅力的なキャラクターだっただけに残念です。
一方、温孤はようやく紅鸞に心を開き始めましたが、ニセ紅鸞なのがこれまた残念。
本物の紅鸞なら、泣いて喜んだだろうに。
20話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
端木翠は蓬莱図の最後の断片を手に入れるため 汶水県へ旅立ちました。
江文卿に背中を押された展顏も、端木翠を追って汶水県へ。
一足先に汶水県に到着した幽族の長老は、蓬莱図の断片が王繍という女性の体内にあることに気づきました。
長老は王繍の恋人である劉氏に姿を変えて近づき、彼女の体内から断片を取り出そうとします。
しかし、蓬莱図は血の中に潜んでいるため、王繍が自ら心臓の血を差し出さない限り、体内から蓬莱図の断片を取り出すことはできません。
王繍の体内にある蓬莱図の断片はもともとは仙薬で、彼女の夫 梁文祈が王繍を救うために飲ませたものでした。
王繍は仙薬を飲んだ後、病が治った上に一瞬で若返りました。
しかし、夫が自分のために飲ませてくれたことを知らない王繍は、老いぼれた貧しい夫を嫌い、劉氏と一緒になったのです。
長老はもう一度 劉氏の姿に変幻し、王繍に自ら血を献上させようとしました。
そこへ、端木翠がやってきて王繍を救います。
端木翠から逃げたニセ劉氏(長老)は、今度は展顏に姿を変えて端木翠の前に現れました。
油断した端木翠は、ニセ展顏の法術により体を小さくされてしまいます。
その頃、本物の展顏は王繍を訪ね、梁文祈(王繍の亡き夫)の事件を調査していました。
端木翠は小さい姿のまま展顏の前に現れます。
2人は一緒に捜査を始めましたが、端木翠は自分の持っている“蓬莱図の断片”がニセモノとすり替わっていることに気づきました。
その後、展顔と端木翠は王繍に、梁文祈が王繍を救うために仙薬を飲ませたことを教え、彼の遺書も見せました。
遺書を読んだ王繍は罪悪感に駆られ、体内から“蓬莱図の断片”を取り出してほしいとお願いします。
端木翠は「取り出せば 老いて死ぬ」と言いますが、王繍は「永遠に生き続けるよりも、老いて死にたい。梁文祈に会いに行くわ」と答えました。
端木翠は承諾し、彼女の体内から蓬莱図の断片を取り出しました。
事件解決後、展顔は端木翠ともう一度やり直したいと思い「私には君だけだ」と告げます。
以前のような関係に戻った2人は、失われた蓬莱図の断片を探しに出かけました。
すると、幽族の長老が現れ、端木翠をさらいます。
20話の感想
小さくなった端木翠がとても可愛くて癒されました。
長老は自在に姿を変えられるだけでなく、相手を小人にする能力もあるなんて強すぎる気が。
と思いきや、彼自身の法力は弱いようです。
確かに、自分ひとりでは九獄からも出られない様子だったので、法力は本当に弱いのかもしれません。
見た目は強そうだしカッコイイのに、原型がまさかの爬虫類だとは、そのギャップに笑ってしまいました。
変幻できる能力から推測するに、おそらく長老の原型はカメレオンでしょう🦎