【玉昭令】31話・32話・33話のあらすじとネタバレ感想。成乞が幽族と内通していたなら情報が筒抜けだったに違いないと判断した江易は、先鋒の役目を端木翠から轂閶に変更します。納得いかない端木翠が苛立ちを募らせていると、展顔が端木翠を気晴らしに誘い……。
31話のあらすじネタバレ
<現実の世界>
展顔や端木翠、江文卿がいない現実世界では、上官策が啓封府尹として啓封府を治めていました。
幽族と良好な関係を築いていたある時、人間と幽族の間で殺し合いが発生します。
自害する者も増えていると報告を受けた上官策は、張瓏と趙武を連れて現場へ駆けつけました。
すると、上官策たちは故気に侵され自我を失ってしまいます。
上官策が自害しようとしたところを鶴雪が助け、上官策たちは正気を取り戻しました。
上官策らは日に日に端木翠のことを忘れ始め……。
<千年前の世界>
展顔と紅鸞はしばらくの間、端木営にとどまることになりました。
そんな中、江易は、成乞が幽族と内通していたなら情報が筒抜けだったに違いないと判断し、来たる安邑城の決戦での先鋒を端木翠から轂閶に変更します。
納得いかない端木翠が苛立ちを募らせていると、展顔が端木翠を気晴らしに誘いました。
馬を走らせ気晴らしをした2人は、帰り道で怪しい足跡を見つけ、急いで兵営に戻ります。
すると、数人の刺客(幽族)が兵営に侵入していました。
2人は刺客を始末したものの、端木翠は幽族の毒に侵されてしまいます。
温孤は端木翠に治療を施しますが、治療中に幽族の証が体に現れてしまったのを楊鑑に見られ 投獄されてしまいました。
しかし、温孤は展顔と紅鸞に救い出され、端木翠の治療を再開します。
目覚めた端木翠に展顔は、千年後の世界から来たことを伝えるも信じてもらえませんでした。
後日、温孤がいじめられているのを目撃した端木翠は、温孤を端木営に引き抜きました。
一方で江文卿は、展顔が内通者を暴いたことで、少しずつ過去に変化が生じていることに気づきます。
31話の感想
温孤と紅鸞がいい感じに見えますが、結ばれるまでにはならない気がします。
結局、温孤の端木翠への想いが強固すぎるんですよね。
それにしても、端木翠のことを何でもわかっている展顔はさすがです。
32話のあらすじネタバレ
魑女から温孤の詳しい話を聞いた幽族の太子は、温孤こそが腹違いの弟だと気づきます。
一方、端木営に引き抜かれた温孤は、端木翠の期待に応えるため鍛錬に励んでいました。
そんな中、展顔は現代の知識を活かして新しい兵器や防具を作り端木営を支援します。
その結果、端木営は安邑城の決戦で先鋒を務めることになりました。
端木翠は展顔との信頼関係を深め、展顔を端木営の副将に任命します。
そんな中、端木営を妬む高伯蹇の配下が 端木営の武器庫に火を放ちました。
展顔があらかじめ武器を移動させていたため事なきを得ましたが、端木翠は放火犯を処刑します。
高伯蹇は無断で自分の配下が処刑されたことに激怒し、江易に端木翠の処罰を求めました。
江易は仕方なく、端木翠に減俸を言い渡します。
端木翠をかばって江易に反発した展顔は、上官に背いた罰として処罰されてしまいました。
端木翠は展顔に謝罪と感謝を伝え、2人の仲はますます縮まります。
しかし、展顔の体は消えかけており……。
<第一季 完>
*33話からは第二季のスタートとなります。
32話の感想
今回は第一季の最終話でしたが、あまり最終話っぽくない終わり方でした。
この感じだと、第二季も千年前の世界がメイン舞台になりそうですね。
ただ、展顔の体が消えかけているので展顔ものんびりしていられません。
早いところ、端木翠が現世の記憶を思い出してくれると良いのですが。
33話のあらすじネタバレ
<千年前の世界>
幽族に食糧を奪われたとの知らせが江易に届きました。
居合わせた轂閶は、この一大事を前に慌てた様子を見せません。
それもそのはず、これは轂閶が仕組んだ策略で、盗まれた食糧はすべて偽物でした。
轂閶は盗まれた偽の食糧を目印にして、逆に幽族の食糧庫を探して焼き払おうと考えているのです。
そうとは知らない端木翠は食糧奪回の役目を願い出ます。
江易は端木翠に真相を教えようとしましたが、轂閶がそれを遮り端木営に食糧の捜索を頼みました。
端木翠は数名の配下たちに食糧奪回を命じます。
ところが、3日経っても何の音沙汰もありません。
心配する端木翠に展顏は、轂閶の狙いを分析して聞かせました。
それを聞いた端木翠は、轂閶が端木営の兵を食糧奪回に向かわせたのは表向きで、本当の狙いは幽族の食糧を焼き払わせることだと気づきます。
そんなことをすれば、端木営の兵は死を免れない――と慌てる端木翠は觳閶を問い詰めました。
すると、觳閶はあっさりと認め「幽族の食糧を焼き払うことができれば、最小限の犠牲で戦に勝つことができる」と言うのでした。
仲間を犠牲にされた端木翠は激怒し「人の命を軽んじるあなたは独り善がりだ」と言い放ちます。
端木翠は仲間を助けに向かい展顔も同行しましたが、時すでに遅く、端木翠の仲間は無残に死んでいました。
端木翠は悲しみに暮れ、展顔はそんな彼女に寄り添います。
そんな中、ついに安邑城での決戦を迎えました。
幽族の太子と対峙した端木翠は、温孤から聞いた龍族の弱点を狙い 太子の討伐に成功します。
<現実の世界>
啓封府の人々は、端木翠や展顏のことを日に日に忘れかけていました。
そんな中、導かれるようにして細花流の草廬に足を運んだ上官策は楊鑑に出くわします。
上官策は楊鑑に、啓封府の様子がおかしく村人たちが攻撃的であることを相談しました。
また、どうも近ごろの自分は、大切な人を忘れかけている気がすることも相談します。
それを聞いた楊鑑は、村人が攻撃的なのは故気のせいで、故気を完全に鎮めるためには沈淵にある解毒剤が必要だと説明しました。
そして、忘れかけている事柄については「そなたらが忘れかけているのは端木翠や展顏だろう。2人は現世にはいない。2人を完全に忘れれば、現世に戻ることは困難になる」と教えます。
33話の感想
最小限の犠牲で戦に勝ちたいという轂閶の考えも分からなくはないですが、こんなふうに兵士をだますような形ではなく、危険な任務だと説明した上で志願者を募るべきでした。
仲間を犠牲にされた端木翠は觳閶を許せないでしょうね。
疑問なのは、觳閶はもともとこういう性格なのか?ということ。
それとも、展顔がこの世界に来たことで変化が生じ、觳閶と端木翠の間に溝が生じているのでしょうか。
さて今回、鏡の精も登場しました!
黒猫少年や長老の登場も心待ちにしているのですが、なかなか出てきません。
たしか、長老は幽王の側近だったはずなので、近いうちに登場すると思いますが、もしかするとこの頃は人の姿ではなかった可能性もありますね。