【玉昭令】37話・38話・39話・40話のあらすじとネタバレ感想。端木翠は温孤を守るために兵権返上を決意しました。そのことを知った温孤は兵営を離れて崇城に戻ることにし、人間と幽族の和議実現を目指すことにしますが……。
37話のあらすじネタバレ
幽王の息子だと露呈した温孤を見逃す条件として、江易(江文卿)は端木翠に、轂閶営との統合もしくは兵権の返上を命じます。
端木翠は温孤を守るために兵権返上を決意しました。
そのことを知った温孤は端木翠に迷惑はかけられないと思い、兵営を離れて崇城に戻ることにし、人間と幽族の和議実現を目指すことに。
和議に大賛成の展顏は、和議を実現させるために轂閶を説得しに行きます。
その結果、轂閶は和議に賛同し、阿弥に説得された楊鑑も賛成しました。
あとは江易の承諾を得るだけです。
歴史どおりに事を進めたい江易(江文卿)は、歴史とは異なる「和議」など望んでいませんでしたが、ここで反対すれば皆からの怒りを買うと判断し、ひとまず賛成するふりをします。
そうして、温孤は崇城へ行くことが許され、紅鸞は同行を願い出ました。
その日の夜に送別の宴が開かれ、紅鸞は温孤に手作りの香り袋をプレゼントします。
温孤は「大切にする」と言って受け取り、自分も端木翠に香り袋を渡すことにしました。
ところが、展顏と端木翠が見つめ合っているのを見た温孤は、香り袋を渡すのを諦めます。
そして、心の中で《端木翠にとって、展顏こそが心を許せる相手だ。端木翠が幸せになれるのなら祝福しよう》と思うのでした。
崇城に到着した温孤と紅鸞は、幽王の部屋で噬心咒の源となる呪薬を探すも見つかりませんでした。
そこへ、幽王が入ってきたため2人は部屋の隅に隠れます。
幽王と側近の会話から、呪薬が作られている場所を知った2人は急いでその場所へ。
入り口には噬心咒の呪薬が仕掛けられていました。
温孤と紅鸞は仕掛けを解除して奥へ進むと、噬心咒で苦しむたくさんの人たちが閉じ込められていたのです。
37話の感想
轂閶と楊鑑が和議に賛成してくれて良かったです!
このまま無事に和議が結ばれると良いのですが。
それにしても、温孤と紅鸞がいい感じになりつつありますね。
2人にはぜひとも幸せになってもらいたい!
過去がいろいろと変わりつつありますが、その影響が現世にも現れるのでしょうか。
端木翠たちが現世に戻った時に、現世がどう変わっていくのか気になるところです。
38話のあらすじネタバレ
崇城では温孤と紅鸞が、呪いの源である“蚕の精”を見つけました。
蚕の精は幽王に幽閉され、噬心咒の呪薬を無理やり作らされていたのです。
温孤は蚕の精を解放してあげる代わりに、噬心咒の解毒薬を作らせました。
崇城での決戦を控えた幽王は、噬心咒で操っている決死隊を皆の前でお披露目します。
そこへ、温孤が姿を現しました。
幽王は温孤の帰還を喜びましたが、温孤は幽王の暴政を批判します。
その時、決死隊の者たちが一斉に幽王に剣を向けました。
実は温孤は、彼らの噬心咒を解除し 味方につけていたのです。
ところが、強大な法力を持つ幽王は一瞬で全員を蹴散らし、温孤にも一撃を食らわせ追いつめました。
そこへ、温孤の母親が駆けつけ温孤をかばいます。
幽王が温孤の母親に気をとられている隙に、紅鸞が幽王にそっと近づき逆鱗(弱点)に剣を突き刺しました。
逆鱗を突かれたことで法力が使えなくなった幽王はその場で崩れ落ちます。
温孤は幽王として即位し、和議の文書を人族の兵営へ届けさせました。
和議の文書を受け取った江易(江文卿)は同意の印を押します。
その動作を目にした展顏は、江文卿と同じ動作だと思うのでした。
38話の感想
長老の登場キター!
彼は幽王の側近というよりも、愛玩ペットだったようですね(笑)
幽王がピンチになった途端に、トカゲの姿で一目散に逃げだす長老に笑ってしまいました。
さて、ついに念願の和議が結ばれそうです!
江文卿は表向きは和議に賛成のふりをしていますが、どうにか和議を壊そうと画策しているはず。
39話のあらすじネタバレ
江易に成り代わっている江文卿は、和議協定の場に高伯蹇を連れていくつもりでした。
そのことを知った展顔は不審に思い、江易の幕舎を訪れます。
展顔はわざと「義父上」と呼んで反応を探り、江易の言動を精査した結果、彼の正体が江文卿だと確信。
ただそうだとしても、本物の江易がどこへ行ったのか分かりませんでした。
和議協定の当日。
端木営と轂閶営は和平交渉の場所から10里離れたところで待機させられました。
他の者たちは江易(江文卿)とともに和議交渉の屋舎へ。
しかし、屋舎内に入れるのは人族と幽族それぞれ数名だけで、他の者たちは外で待機しました。
屋舎内に入ったのは以下の者たち。
人族 → 江易(江文卿)、高伯蹇
幽族 → 温孤、温孤の母親、紅鸞
江文卿は表向き幽族との和議を結んだ後、高伯蹇に毒入りの酒を持ってこさせて温孤に飲ませようとしました。
江文卿の目的は、歴史どおりに事を進めて“神仙の冊封”までたどり着き、自身が神仙になること。
それゆえ、歴史とは異なる「和議」を壊そうとしているのです。
しかし、医者である温孤の母親は毒入りだと見抜き、温孤が飲もうとするのを阻止しました。
すると、高伯蹇は温孤を殺そうとし、それに気づいた温孤の母親は身を挺して温孤を守り亡くなってしまいました。
母の死に悲憤する温孤は 江文卿に向かって法力を使おうとしましたが、思うように力が出せません。
実は、江文卿があらかじめ、幽族の力を制限する法陣を楊鑑に張らせていたのです。
屋舎の外で待機していた両種族の者たちは、屋舎内の異変を感じて乱入し、そのまま両族の戦いが始まってしまいます。
その頃、江易の幕舎で江易の死体を見つけた展顏は、端木翠に緊急事態だと知らせるため信号弾を打ち上げました。
信号弾に気づいた端木翠は、和議の最中に異変が起きたことを察知し和議の場へと急ぎます。
端木翠が到着した時、阿弥が楊鑑の腕の中で戦死していました。
江文卿は1人この場を離れようとしますが、到着した展顔に捕らわれます。
39話の感想
ようやく念願の和議が結ばれると思ったのに、江文卿にぶち壊されてしまいました。
母親を殺された温孤は江文卿を許せないでしょうね。
温孤は現世でも、“愛する人の死”がきっかけで正気を失ってしまったので、この世界でも同じように闇落ちしてしまうのではないかと心配です。
ところで、かつて展顏に1秒で負けた高伯蹇は弱いとばかり思っていましたが、思いのほか強くて驚きました(笑)
高伯蹇のアクションのレベルは主要キャストよりも上かも。
主要キャストたちのアクションは、編集(スローや一時停止など)のおかげでカッコよく見えますが、華麗な大技などはすべて顔が映っていないのでスタントマンがやっていると思われます。
その点、高伯蹇の殺陣は編集なしで顔もしっかり映っていたので間違いなく俳優本人の殺陣です。
最後に彼の見せ場があって良かったです(笑)
40話のあらすじネタバレ
屋舎内で人族と幽族が争う中、展顔が江易(江文卿)に剣を突きつけながら入ってきます。
展顔は全員の前で「この人は江易ではなく、入れ替わった偽者だ。今回のことは温孤を陥れるための、この人の罠だ」と説明し、幽族を解放するように言いました。
楊鑑たちは展顔の話を信じられませんでしたが、江易を人質に取られている状況下では、幽族を解放するしかありませんでした。
江易(江文卿)は一瞬の隙をついて展顔から逃れ、展顔の投獄を命じます。
そして江易は、幽族との全面戦争を宣言しました。
その知らせを受けた温孤も応戦の準備を命じます。
そんな中、端木翠は誰の話を信じればいいのか苦悶していましたが、最終的に江易に疑念を抱きます。
端木翠は江易(江文卿)に“過去の出来事”を話して反応を探った結果、江易が偽者だと気づきました。
そんな中、崇城の決戦が始まり……。
40話の感想
江文卿の過去の記憶は黒猫少年から与えられたものだから、江易の記憶があるわけではないのですね。
このままでは崇城の決戦が始まってしまいそうですが、それを止めることはできるのでしょうか。
そして予想どおり、母を殺された温孤は人族そのものを憎むようになってしまいました。
人族は悪くなく、江文卿ひとりのせいだと分かってくれるといいのですが。