【風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~】43話と44話のあらすじとネタバレ感想。李治は裴行倹に県令として赴任することを命じ、宮中に出入りするための腰牌も返納させます。また、先帝の喪が明けるのを待ち、李治は武媚娘を皇宮に呼び戻し側室とし…..。
43話のあらすじとネタバレ
瑠璃に妃となることを拒まれて深酒する李治を王伏勝がたしなめていると、部屋に1羽の鳩が飛び込んできます。
それはかつて李治が宮中の木の巣から落ちたところを助け、武媚娘が世話をしていた鳩でした。
鳩の足には武媚娘が寺で書いた手紙がくくりつけられていたのです。
それには即位を祝う言葉とともに悩むことがあったらこの鳩に手紙を託して飛ばしてくださいと書いてありました。
手紙を読んだ李治は武媚娘が想っていてくれることを感じながらも、今の自分の心には瑠璃しかいないとつぶやくのでした。
やがて11年前の事件の再調査が終わり、林尚服と卓錦娘には斬首刑が言い渡されます。
その後、李治はやっと裴行倹を呼び出しました。
裴行倹はこれでついに瑠璃との婚姻の許しを乞うことができると思って謁見しますが、李治は先手を打って”婚姻以外ならどんな褒美でもやろう”と言ったのです。
李治は瑠璃のことではないとごまかすように、両親を亡くしている裴行倹に後ろ盾を作るために貴族の娘と結婚させたいが先帝の喪に服している今はできないと付け加えました。
さらに李治は裴行倹に経験を積むためにこれから数年間、県令として赴任することを命じます。
裴行倹は皇宮外に赴任する者の決まりとして腰牌を返納することに。
なんと宮中に自由に出入りすることもできなくされてしまったのです…..。
翌年、先帝の喪が明けると李治は武媚娘を皇宮に呼び戻して側室としました。
3年後のある日、李治は武媚娘と瑠璃を連れて別宮へ避暑に行きます。
そこへ裴行倹が県境を越え、李治への謁見を求めてやって来ました。
瑠璃に会うことが目的だと感じた王伏勝は帰るように説得しますが、裴行倹は雨の中で門前に立ち帰ろうとしません。
王伏勝は武媚娘に相談しますが、武媚娘も普通に取り次いでも李治は会おうとしないだろうと考えます。
武媚娘は侍女にある指示を出し、自分は慌てた様子で飼っている鳩がいなくなったと李治に報告しに行きました。
その頃、侍女は密かに鳩を裴行倹に預けていたのです。
夜になって裴行倹は以前武媚娘が修行していた寺へ戻っていた鳩を届けに来たという口実で李治に謁見しました。
武媚娘は鳩が見つかって喜ぶふりをしながら、李治に裴行倹を雨の中、夜の山道を帰らせるのは心配ですと言います。
李治は武媚娘に促され、今夜は別宮に泊まっていくことを裴行倹に勧めます。
一方、瑠璃は避暑に連れて来られても李治を避けるように山頂にある楼に籠り絵を描いて過ごしていました。
王伏勝が瑠璃に頼まれた膠を溶かすための炭と絵を描くための油を届けに楼へ来ます。
瑠璃は王伏勝と部下の会話から、裴行倹がこの地へ来ていることを知りました。
その後、別宮で裴行倹が通された部屋は瑠璃が山頂の楼へ行く前に使っていた部屋でした。
侍従が瑠璃は静かな場所を好んで山頂の楼に移ったのですと説明し、窓から見える楼の灯りを裴行倹に指し示しました。
瑠璃も山頂の楼から以前自分が使っていた部屋に灯りがともったのを見て、きっとそこに裴行倹がいると思うのでした。
43話の感想
寺に入っても李治に伝書鳩を飛ばして自分の存在を忘れさせないようにする武媚娘はさすがです!
そして、李治が裴行倹を宮外の任務に就かせ、皇宮にも自由に出入りできなくしてしまうとは…..。
嫉妬って本当に怖いですね。
何年も経って、武媚娘の機転で裴行倹はやっと李治に謁見できましたが、まだまだ瑠璃のことを切り出すのは難しそうです。
瑠璃と裴行倹は再会することができるのでしょうか。
44話のあらすじとネタバレ
窓から外を見ていた瑠璃は、雨が激しくなって山津波が発生したことに気づきました。
瑠璃は山津波を下の別宮に知らせようと鄧七娘と一緒に棒でたらいを叩いて大きな音を出しますが、一向に気づく気配はありません。
鄧七娘が止めるのも聞かず瑠璃は別宮に向かおうと雨の中を飛び出しますが、ぬかるんだ道に足をとられて転びそうになってしまいます。
それを抱きとめたのは、なんと裴行倹でした!
裴行倹は瑠璃のことが心配で雨の中、山を登って来たのです。
鄧七娘は今なら山津波の混乱に乗じて2人で逃げることができると助言しましたが…..。
一方、別宮で夜中に目を覚ました李治と武媚娘は床上まで浸水していることに気づきます。
侍女から裴行倹の姿が見えないと聞いた李治は瑠璃と逃げたと思い込み、これで2人からの借りも返せると言いました。
その時、裴行倹が駆けつけ、ここは水に飲まれる危険があるので山頂へ逃げましょうと言って自分の雨具を李治に着せたのでした。
李治が驚きながら暗闇で道が見えぬのにどうやって山頂へ?と問うと、裴行倹は山頂で火の手が上がって道が照らされているのを指し示します。
瑠璃は絵を描くために届けてもらった炭と油を使って楼に火を放っていたのでした。
そのおかげで李治たちは無事に山頂に避難することができました。
皇宮に戻った李治は瑠璃を呼び、まず雨の中で助けてもらった礼を述べます。
そして、褒美として皇宮を出て愛する人と自由に暮らすようにと言い、裴行倹の玉の飾りを返したのでした。
皇宮を出た瑠璃は裴行倹に会いに行きました。
”宮中での官職も失った身分の低い私をどうするつもり?”と瑠璃が尋ねると、裴行倹は”君を娶りたい”と答えました。
瑠璃は承諾し、2人は口づけを交わすのでした。
裴行倹は瑠璃を師匠の蘇定方夫妻に紹介します。
瑠璃はその時初めて裴行倹が実は以前一度婚姻していたことを知るのでした。
裴行倹の父の死後、裴家の家財は親族に預けられていて裴行倹が婚姻したら返却されることになっていたが、それを返したくない親族にいびられた妻は心を病んで亡くなったとのこと。
蘇定方の妻は瑠璃を守るために蘇家の養女にすることを提案します。
瑠璃はそれを受け入れ、婚礼まで蘇家に住むことになりました。
裴行倹は親族の家にも婚姻の報告に行きます。
相手について尋ねられた裴行倹は庫狄延忠の長女、瑠璃だと答えました。
親族は、以前裴一族の裴如琢が縁談を断られて大恥をかかされた庫狄珊瑚と同じ家の娘だと知って眉をひそめるのでした。
数日後、瑠璃は笠を被り蘇家の馬車に乗って伯父の衣装店を訪れます。
伯父は笠を被っていてもすぐに瑠璃だとわかり、店の奥に通しました。
2人は再会を喜び、来客だと思って茶を運んで来た阿霓も瑠璃の姿を見て涙を流して感激するのでした。
44話の感想
山津波の混乱に乗じて2人で逃げることもできたのに、李治を助けることを選んだ瑠璃と裴行倹の行動に感動しました。
この功績で2人は無事に結婚…..と思ったら結婚しても嫁ぎ先に何やら問題がありそうです。
それにしても、裴行倹が最初の妻のことを瑠璃にここまで黙っていたのはちょっと酷いですよね(笑)