【玉昭令】47話・48話・49話・50話のあらすじとネタバレ感想。神位を失った端木翠は白髪が増え、日に日に衰弱していました。展顔にはそれを隠していましたが、ある日 展顔の前で倒れてしまいます。展顔は楊鑑に、端木翠を救える方法はないかと尋ねますが……。
47話のあらすじネタバレ
端木翠は、展顔と共寝をした蔓青という女性に会いに行きました。
すると、彼女が自殺未遂をはかっていたので救出します。
蔓青は端木翠に「展顔を陥れる気はなかったの。私には劉という幽族の想い人がいる」と明かしました。
今回の共寝事件は、蔓青と劉氏の恋仲を隠蔽するために 蔓青の父親が仕組んだことだったのです。
劉氏は 種族違いの恋を許さない天道使君(江文卿)に命を奪われ すでにこの世にはいませんでした。
悲しみに暮れた蔓青はその後、共寝事件の真相を遺書に書き残して自害しました。
それにより、展顔の無実の罪は晴れたものの、端木翠は天道使君のむごい仕打ちに腹を立てます。
端木翠は白髪が増え、日に日に衰弱していました。
展顔にはそのことを隠していましたが、ある日 展顔の前で倒れてしまいます。
そこにやって来た楊鑑は、端木翠は神位を失ったため 次第に衰弱して命が尽きると教えました。
展顔は「端木翠を救える方法は?」と必死に尋ねますが、楊鑑は打つ手はないと答え、残りの時間を笑顔で過ごすようにと言うのでした。
47話の感想
本来なら神位を失えば瞬く間に老いるけど、端木翠は手首につけている「符縄」のおかげで老いを食い止めているようです。
楊鑑によれば「神位を失った者が 老いを免れた前例はない」とのことですが、温孤は神位を捨てたけど老いませんでしたよね。
うろ覚えですが、温孤は神位を捨てた当時、蓬莱図を体内に取り込んでいた気がします。
端木翠も蓬莱図を体内に取り込めば、老化を防ぐことができるかもしれません。
もしくは、江文卿から神位を奪い返せばすべてが解決する気がします。
48話のあらすじネタバレ
花嫁衣装を用意した展顔は端木翠に求婚しました。
端木翠は求婚に応じたものの、老い先の短い自分は展顔の重荷になってしまうと思い、婚儀当日に姿を消してしまいます。
展顔は端木翠を見つけ出し、残された時間が短いからこそ共に過ごそうと告げました。
端木翠もそれを受け入れ、2人は婚礼を挙げます。
その一方で、蓬莱の神仙たちは、天道使君(江文卿)が定めた新法に従い幽族を続々と捕らえていました。
温孤を温孤医館に連れてきた紅鸞は「あなたはここで患者を診ていたの」と教えます。
温孤には過去の記憶はありませんが、以前に紅鸞から教わった薬材の名前はすべて言うことができました。
「天性の医者ね」
紅鸞はそう言いながら、突然、苦しみます。
実は彼女は、温孤を蘇らせた際に自分の寿命を与えたため体に影響が出始めているのです。
――いつまで温孤と一緒にいられるかしら。
紅鸞がそんなことを考えていると、温孤医館の奥から物音が聞こえてきました。
奥にいたのは神仙から身を隠している幽族たちで、彼らは「幽王、よくぞお戻りに!どうか私たちを助けてください」と懇願します。
温孤医館が幽族の隠れ家だと知った端木翠と展顔は、温孤医館を訪れました。
死んだはずの温孤の姿を見た端木翠は「生きていたのね」と駆け寄ります。
しかし、紅鸞は「また温孤を殺すつもり?」と端木翠に敵意を向け、温孤医館から追い出しました。
その後、温孤と紅鸞は啓封府の街を出ようとしましたが、楊鑑に見つかってしまい閉じ込められます。
そこに現れた江文卿は温孤を殺そうとしますが……。
48話の感想
遠回りをしましたが、展顔と端木翠が結婚できて良かったです!
白の婚礼服が素敵でしたし、2人をお祝いする食器類もかわいくて癒されました。
可愛いと言えば、生き返った温孤も可愛すぎます(笑)
温孤は本作の登場人物の中で、変化が一番多いキャラではないでしょうか。
①神仙。千年分の激重な愛を胸に抱く
↓
②闇落ちした幽王
↓
③ピヨピヨ兵士(千年前)
↓
④まともな幽王
↓
⑤3歳児温孤(今ここ)
残りの話数から推測するに、温孤はこれが最後のキャラ変だと思われるので、“3歳児温孤”のままフィニッシュとなりそうですね。
49話のあらすじネタバレ
天道使君(江文卿)は温孤を殺そうとしましたが、突然、激しい頭痛に襲われます。
温孤と紅鸞はその隙に逃げたものの、今度は街なかで幽族とバレてしまい民たちに捕らわれそうに……。
ちょうど現れた端木翠と展顔は2人を助けましたが、江文卿との戦いで深手を負った紅鸞は倒れてしまいます。
端木翠はひとまず、2人を細花流の草廬へ連れ帰りました。
目覚めた紅鸞はまだ端木翠を恨んでいましたが、展顔の話を聞いて態度を少し軟化させます。
その晩、紅鸞は沈淵での出来事を夢に見ました。
夢の最後で江文卿に殺された紅鸞は端木翠に、「天道使君は江文卿かもしれない」と話します。
その後、端木翠は幽族を救いたいという思いから、人間でも使える術を練習し始めました。
失敗続きの端木翠に紅鸞は、札で神器を操る方法が記されている秘術書を渡します。
一方、激しい頭痛に苦しむ江文卿は、手当たり次第に幽族から生気を奪っていました。
彼はすでに多くの幽族の生気を吸収しているのに、なぜまだ自分の体は蓬莱図と融合できないのか、幽族の生気を吸収し続けるしかないのかと思います。
魔物化していく江文卿の姿を目にした楊鑑は、天道使君は江易ではなく 江文卿だと確信しました。
また、端木翠や紅鸞も、天道使君が江文卿だと確信。
江文卿と戦うことを決意した一同はまず、江文卿の結界に閉じ込められている幽族を救出しました。
端木翠たちが草廬へ戻ると、江文卿がやって来たので立ち向かいます。
温孤は江文卿の体から龍族の気息を取り除きますが、それでも江文卿の力は強大で、全員吹き飛ばされてしまいました。
江文卿は端木翠たちにとどめを刺そうとしましたが、再び激しい頭痛に見舞われ草廬を出て行きます。
すると、正面から江夫人が歩いてきました。
江文卿は江夫人を見て一瞬だけ正気を取り戻しましたが、結局 江夫人を殺してしまいます。
49話の感想
江文卿は神仙になっても頭痛が治らないどころか、日に日に痛みも頻度も増しているようですね。
その隙に逃げられるから有難いけども(笑)
今の彼は何かに憑りつかれている感じで、正気を失っているようにも見えます。
50話のあらすじネタバレ
蓬莱図と一体化し 強大な力を得た江文卿は、神仙の法力や天地の力まで取り込めるようになりました。
世の中の万物はすべて自分の手中に落ちたと満足げな江文卿は、人間界に火石を降らせます。
そのせいで民の救出に追われる端木翠は、子供の命を救おうとして力を使い、一気に白髪になってしまいました。
草廬で休息する端木翠のもとに、小天が蓬莱の現状を伝えにきます。
小天によれば、江文卿は楊鑑ら神仙を雷獄に閉じ込めたうえに、雷鎖で拘束したとのことでした。
端木翠は楊鑑らを助けに行くことにし、事態を収拾するには江文卿から神位を奪い返すしかないと決意します。
端木翠と展顔は札を使って蓬莱へ行くと、温孤と紅鸞もやって来て「力になりたい」と申し出ます。
拘束されている神仙たちを発見した端木翠は、「義兄上、起きて!」と楊鑑に駆け寄りました。
目を開けた楊鑑は「我らの元神で江文卿を一時的に眠らせた。今のうちに展顔の剣で江文卿を殺せ」と指示します。
しかし、江文卿を殺せば 元神を使った楊鑑たちも死んでしまうため、展顔は「まずは皆の雷鎖を絶ち切りましょう」と提案。
続けて「魔物化した江文卿を剣で成敗できるとは思えない、皆で戦ったほうが勝ち目はある」と楊鑑を説得します。
一理あると判断した楊鑑は「後ろの塔に剣を突き刺せば雷鎖は消える」と教えました。
展顔が塔に剣を突き刺すと、神仙たちを拘束していた雷鎖が消えるのと同時に、江文卿が目を覚まします。
一同は人間界に降りて結界を張り、江文卿に対抗する策を話し合いました。
その結果、三族の「心力」を集めて江文卿を討つことに。
心力を集めるためには三族の心を1つにする必要があるため、一同はそれぞれ準備にとりかかります。
紅鸞は決戦前に温孤を眠らせ、自身は展顔と端木翠とともに出陣することを希望しました。
啓封府に残ることになった楊鑑は、出陣する3人に念を押します。
「三族の心が1つになった時、心力を神器に変えて江文卿を討て。倒す機会は一度きりだ」
50話の感想
悪に立ち向かうために、三族が力を合わせるという展開が熱いです。
できることなら、もう誰も犠牲になって欲しくありませんが、果たしてどうなるでしょうか。
もともと江文卿は悪人ではなく、むしろ善人だったのに、こんな事になってしまい残念です。
怠けている神仙に代わって自分が神仙となり世を正す、という最初の心意気が、いつの間にか「支配する」に変化してしまったように思います。