【暴風眼-特命捜査官-】15話と16話のあらすじとネタバレ感想。鼎華のデータ室が前日に施錠されていなかったことが判明。防犯カメラの映像を確認すると、誰もいないはずの時間帯にデータ室の中に明かりが映っていて……。
15話のあらすじネタバレ
翌朝、鄒教授が計算を頼んだデータが未計算のままだと喩浩然を叱りつけました。
実は喩浩然はその仕事を呉淼に丸投げしていて、その日呉淼は欠勤していたのです。
その後、鄒教授から仕事を頼まれた程雷がデコーダを取りに行こうとすると、昨日データ室が施錠されないままになっていたことがわかりました。
保安部に確認すると、データ室への出入りは昨日午後の程雷が最後だと言われます。
それに納得できない程雷は警備員に昨日の防犯カメラの映像を確認させました。
すると最後の社員が退勤した後の映像でデータ室の中に明かりが見えたのです。
程雷はこの件を林社長、龐副社長、鄒教授に報告します。
林社長はこの件はひとまず内密にし、調査後に社員たちに説明すると言いました。
その頃、特捜本部でも苗霏の後に何者かがデータ室に入ったとの情報が入っていました。
安静は昨夜、苗霏がデータ室を出た後、傍受に電波障害があったと報告します。
捜査員たちは雷による障害だと思っていましたが、人為的なものだったと判明したのでした。
特捜本部は今日、姿を消した呉淼が怪しいと睨みます。
呉淼の行先がつかめずに苦労する中、馬尚の提案で呉淼の前の会社の社長が金を下ろした後にどこか特定の場所に行ってないか調べることになりました。
すると毎月、郊外のある町へ行っていることがわかります。
特捜本部はそこが呉淼の金の隠し場所であり隠れ家がある地域だと考えました。
安静がその町へ向かう途中、知らない番号から電話があります。
それは安静の母の恋人、王医師でした。
運転中に事故に遭い、同乗していた安静の母は軽い脳震盪だけだったのにどうも様子がおかしいからすぐ来てほしいというのです。
安静は必ず行くが今すぐは行けないと言って電話を切りました。
車を運転し横で話を聞いていた杜猛はすぐに病院に向かうように言いますが、安静は呉淼を追うのが優先だと言って聞きません。
杜猛は仕方なく再び目的地へと向かいます。
道中、安静は10年前に父は産業スパイを追っていて交通事故に遭い、今、自分が産業スパイを追っていて母が事故に遭ったのは同じ人物の手口なのかもしれないと不安を口にするのでした。
一方、周恋のレストランを苗霏が訪ねてきます。
周恋は苗霏を元気づけるふりをして、賈長安は悪い男だったけどあなたには優しかったわよね?と言いました。
すると苗霏は賈長安には他に女がいたようだと言います。
周恋は動揺しながらも状況を聞き出そうと秘密は守るから何でも話してと言いますが、苗霏は仕事があるから会社に戻ると言って帰って行くのでした。
その頃、謎の男は国外から指示を出しているジェフリー(ジャン・レイ)に残りの報酬はいらないからこの件からは手を引くと電話していました。
するとジェフリーは実は私の部下がもうデコーダを入手していると言います。
謎の男は激怒し、あとの事はそいつに頼めよと怒鳴りました。
ジェフリーは謎の男をなだめ、デコーダは私の部下がすぐに君に渡す手はずを整えると言って電話を切るのでした。
郊外の町に到着した安静たちは公衆電話から何者かに電話をかける呉淼を目撃しますが、話の内容までは聞き取れません。
そこで捜査員が酔っぱらいの振りをして呉淼に近づき服に盗聴機を取り付けました。
その後、呉淼は集合住宅の一室に入って行きます。
聞こえてくる音からは呉淼は1人で酒を飲んでいるようで、室内に他の仲間がいる気配はありませんでした。
安静はすぐに呉淼を連行するか悩んだ末、このまま仲間が現れるまで交替で見張ることにします。
杜猛は電話で宋局長に状況を報告するとともに、安静の母の事故の件を伝えるのでした……。
15話の感想
安静の言うとおり、このタイミングで安静の母が交通事故に遭うのは偶然とは思えないですよね。
10年前の父の事故と今回の事故はやはり同一人物の仕業なのでしょうか。
また、ジェフリーの言う私の部下とは一体誰なのかも気になります。
16話のあらすじネタバレ
宋局長は安静の母が入院している病院へ向かいました。
安静の母は点滴を取り換えようとした看護師の髪を引っ張ったり、腕を引っ掻いたりしたとのこと。
宋局長は病室でうずくまる安静の母に声をかけます。
安静の母は夫の同僚であった宋局長を見て、夫を殺した犯人に自分も狙われている、事故死に失敗したから薬物を打ちに来たのではないかと言いました。
宋局長は自分が調査すると言って安心させてから、事故の詳しい状況を聞き取りするのでした。
一方、呉淼の隠れ家に1人の女性が訪ねてきます。
国安局の調べでその女性は呉淼の離婚した妻だと判明しました。
呉淼は元妻に大金を渡し、両親と子供のために使えと言います。
元妻が汚れた金は受け取れないと言うと、呉淼は俺が産業スパイをしたのは誰のためだと思ってるんだと声を荒げました。
安静はその発言を自供ととらえ、捜査員に呉淼を確保するように指示します。
宋局長は安静の母の事故を通報した人物にも話を聞いていました。
そこへ呉淼を確保して病院へ駆けつけた安静が現れます。
実は事故を通報したのは安全推進委員として街をパトロールしていた馬尚の母だったのです。
馬尚の母が驚いて安静に声をかけたので、宋局長が知り合いかと尋ねました。
安静はその場では友人のお母様ですと答えてごまかします。
馬尚の母が帰った後、安静は宋局長に彼女が馬尚の母であることを報告しました。
宋局長は馬尚の本当の職業は隠し通すように指示します。
また、宋局長は今回の事故はトラック運転手の過労による単なる事故という見解になっているが、調査を続けてもいいと言いました。
呉淼は取り調べでは、前の会社で金を横領をしていたが社長から鼎華に入社して情報を流せば横領金を返さなくていい上に報酬も渡すと言われたと白状します。
余罪を追及された呉淼は、鼎華のデータをネット掲示板で売ったとだけ答えました。
デコーダを盗んだのではないかと問い詰められると、呉淼は助手の立場ではデコーダの保管場所にも入れないと言って否定するのでした。
その夜、馬尚の母は復縁のきっかけになればと思い、馬尚に安静の母が事故に遭ってそれを自分が助けたと電話します。
電話を受けた馬尚は、母に付き添う安静に夜食を届けるために病院へ行きました。
事故のことを母から聞いたと言う馬尚に、安静は日を改めてお礼に伺うと言います。
馬尚は元気のない安静を笑わせようと馬家の嫁になる覚悟がいるぞと言いますが、安静は笑うことができません。
話題を変えて容体を尋ねる馬尚に安静は、事故での怪我は軽いが実は母は10年前の父の事故以来精神を病んでいると告白しました。
続けて安静は突然大学を辞めたのもそんな母に付き添うためだったと告げます。
話を聞いて馬尚は思わず安静を抱きしめました。
そして、自分が悪人を引きずり出し君を守ると約束するのでした。
翌日、安静が母の退院の支度をしていると王医師が訪ねてきます。
母は安静に荷物を預け、喜々として王医師と出かけて行きました。
安静は複雑な表情で見送ります。
その後、特捜本部での安静と馬尚の様子を見た杜猛は、自分しか知らなかった10年前の件を安静が馬尚にも話したと察し動揺するのでした……。
特捜本部ではその日、苗霏の後にデコーダを複製した者は喩浩然の指紋を使って金庫を開けていたと報告されました。
呉淼以外の容疑者として3人が挙げられます。
①楊迅 当日は残業者が多く苗霏が実行を諦めようとしたところ、楊迅が残業者を帰宅させた。
②周恋 苗霏が行動を起こす前日、周恋は苗霏に電話して会いたがっていた。
③苗霏 国安との協力関係を利用し犯人が動きやすいようにサポートしていたのかもしれない。
特捜本部での会議後、馬尚は宋局長に、安静には内密に安静の父と母の事故の関係、また徐鶴との関係を調べたいと申し出るのでした。
その後、安静と杜猛は苗霏のマンションを訪ねます。
安静が会社で不審な動きをしている者はいないか尋ねると、苗霏は馬尚の名前を挙げました。
この時期に入社してきて、繰り返しセキュリティに関する提案をしてきているというのです。
安静は慌てて話題を変え、デコーダのコピーを実行する前日、苗露が訪ねてきたわね?と確認し、杜猛も馬尚の身元は調査済みだと説明しました。
苗霏は妹のことは巻き込まないでと言いますが、安静はお父様の逮捕を隠し通すのは無理だから早く話した方がいいと諭します。
また安静は最近、他には誰がマンションに来たか尋ねました。
苗霏は賈長安が亡くなった後、周恋という友人が数日ここに泊まってくれたと答えます。
杜猛が周恋と賈長安はどんな関係性だったかと尋ねると、苗霏は少し考え込んでいるようでした。
安静がどうしたのか尋ねると、苗霏は賈長安のことを思い出しただけだと言い、2人はただの知り合い程度だと思うと答えるのでした。
16話の感想
10年前、安静が突然姿を消した一番大きな理由を馬尚が知ることにになり、2人は無事に復縁できるのでしょうか。
しかし、そうなるとずっと安静を見守ってきた杜猛がかわいそうな気もします……。
また、もしかして苗霏は周恋と賈長安の関係に勘づいたのでしょうか。
周恋に裏があることがわかったら一気に捜査が進展しそうですね。