【ラグナロク】シーズン3第3話・第4話ネタバレ考察。再び集結する神々

【ラグナロク】シーズン3第3話・第4話ネタバレ考察。戦神トールのマグネは巨人フィヨルの罠にハマり、世界最強の武器ミョルニルを失ってしまいます。幸いにもフィヨルにマグネがミョルニルを失ったことは気づかれてはいないものの、トールとしての力の源であるミョルニルを失ってはただの高校生になってしまうため必死の捜索を続けます。そんな中、マグネの弟ラウリッツは偶然見つけたミョルニルをフィヨルに手渡しました。

第3話あらすじネタバレ

セイズ

未来を見るための呪術的な儀式。

フレイヤはセイズに秀でている。

あらすじ

世界最強の武器ミョルニルの力に飲まれたマグネの言動は悪化を辿る一方で、その勢いは誰にも止められませんでした。マグネは常にサクサと行動を共にして家にも帰らず、我が物顔でヨーツル家に居座ります。

そんな息子を心配したマグネの母がヨーツル家まで様子を伺いに来ると、マグネは母にさえもミョルニルを突きつけて悪態をつきました。マグネに無礼を働かせたのは自分の責任だとする母に対し、マグネは母のような凡人にはなりたくないと侮辱するのでした。

一方、ヨーツル家に唯一残された道だったミョルニルを奪う計画は、サクサの心変わりにより頓挫。

マグネと相思相愛になったことを理由に計画を中止したサクサに腹を立てたフィヨルは、ラウリッツに一任していたミズガルズ蛇の世話を自ら買って出ることにしました。フィヨルはヨーツル工業の秘書を始め、たまたま出会った観光客の老夫婦を言葉巧みに誘い出し、ミズガルズのエサにしたのです。

また、マグネの戦神トールとしての武器ミョルニルを奪うべくボートレースを装い、ミズガルズ蛇の住むフィヨルドへとマグネを誘います。マグネはフィヨルとのボートレースに臨みますが、レースの最中でマグネのボートのエンジンが停止してしまいます。

これはマグネをミズガルズ蛇のエサにしようとしたフィヨルの作戦で、フィヨルはマグネを助けることもなく走り去ってしまったため、置き去りにされたマグネは助けを待つことに。暇つぶしにボートで見つけた釣り竿を湖に振り下ろしたマグネは物凄い手応えを感じ、全力で引き揚げてみると巨大なミズガルズ蛇が掛かります。

あまりに強大な力を持つミズガルズ蛇を相手に、マグネは咄嗟にミョルニルを投げつけます。ところが、水中で勢いを失ったミョルニルはミズガルズ蛇に飲み込まれてしまいました。

＊

女神フレイヤでありインフルエンサーのイマンがエッダの町に戻った直後、ヴォータンに話しかけられます。ヴォータンは言うことを聞かないマグネに手を焼いており、フレイヤの傑出した予言術セイズを使って未来を探るよう呪術道具を託しました。

その後、セイズを行ったイマンはマグネに関する様々なシーンを目撃します。

第4話あらすじネタバレ

ホズ

北欧神話に登場するオーディンの盲目の息子。

図らずもバルドルを殺してしまい、神々と巨人の決戦ラグナロクが始まる。

あらすじ

マグネは、無傷でヨーツル家へと帰って来ました。これには完全に勝ち誇った様子を見せていたフィヨルも表情を一変し、マグネに何があったのかを問います。

マグネは置き去りにされて釣りをしていたら助けがきたとのことで、その手にはいつも鎚ミョルニルを入れている鞄が握られていました。しかし、実際にはミョルニルはミズガルズ蛇に飲み込まれており、マグネは無くしたことを悟られぬよう鞄に石を詰めて細工していただけでした。

そんなことを知る由もないフィヨルたちは動揺し、マグネもまたミョルニルを失ったことを気づかれないよう焦りの色を隠せません。そこでフィヨルはマグネの弟ラウリッツを訪ね、兄マグネと恋人イェンスのどちらをミズガルズ蛇に食べさせるのかと圧力をかけます。

完全に追い詰められたラウリッツは、ついに自分が半神半巨人であることや神マグネらと巨人ヨーツル家の戦いまで、すべてイェンスに打ち明けました。それでも、イェンスはラウリッツの言っていることが妄想だと思っていたため、ラウリッツはイェンスをミズガルズ蛇のところに連れて行きます。

海中から姿を表したミズガルズ蛇を見たイェンスはラウリッツの言葉を信じました。すると、そこでミズガルズ蛇はミョルニルを吐き出したのです。ラウリッツはミョルニルを持ってフィヨルを訪ね、マグネとイェンスどちらにも手を出さないよう念を押したうえでミョルニルをフィヨルに差し出しました。

これはマグネを守るためでもありましたが、そんなことも気づかないマグネはラウリッツに大激怒し、神々を集めてミョルニルを取り戻すための計画を立てます。なお、この計画にはラウリッツと恋人のイェンスも協力します。

マグネたちの作戦は、フィヨルにミョルニルを持ち歩かせて隙を作り、ミョルニルを取り返すというものでした。そこでラウリッツは陽動役として、ミョルニルをヨーツル工業の地下にある古の炎で消滅させるようフィヨルに働きかけます。

1度はフィヨルとランに計画を悟られたうえ、権力に溺れたサクサにより先にミョルニルを奪われるなどの困難もありましたが、最終的にミョルニルは無事マグネの手に戻りました。しかし、サクサがミョルニルをフィヨルたちから奪った際、ランがサクサを目掛けて放った矢は近くに居た少年の右目辺りに突き刺さっていました。

イマン（フレイヤ）がセイズで見たのは”ラグナロク”なのか

イマンは、ヴォータンに促されて行った予言術セイズで断片的な数々のシーンを目撃しています。

イマンがセイズで目撃したシーンは、以下の通りです。

セイズは予言術で先を見据える能力とのことなので、これらは全て今後マグネたちの身に起きることで間違いないでしょう。とはいえ、未来というのは現在を元に作られるものであり、現在が変われば未来も変わっていくはずです。

つまり、イマンが見た未来はもしセイズに出てきた者たちが今の状態のままだった場合に訪れるものかもしれません。そのため、今からでもマグネが改心して言動を改めれば、また違った未来が訪れる可能性は十分にあります。

さらに、イマンが見たシーンというのも断片的なものだったので、仮にあれがラグナロクだったとしても結末が神々にとって良いものなのか、悪いものなのかもまだわかりません。

確かにセイズに出てきたイマンは大怪我を負っていましたが、マグネはただ倒れているだけのようにも見えますし、第一に神々と敵対する巨人たちが勝ったようなシーンもありませんでした。

いずれにせよ、今後このイマンのフレイヤとしての能力は重宝すること間違いないので、イマンにはこれからも来たるラグナロクに向けて協力してほしいものです。

ミズガルズ蛇とトールの戦いは3回起きている

マグネはフィヨルのボートレースを装った計画にまんまと乗せられてしまい、トールとしての武器ミョルニルを失ってしまいました。実は、こうしたミズガルズ蛇と戦神トールと戦いは、北欧神話で3回も起きています。

北欧神話でのミズガルズ蛇とトールとの戦いは、以下の通りです。

2番目のミズガルズ蛇との戦いは、まさに今回のマグネとミズガルズ蛇の戦いそのものです。これまでも【ラグナロク】は北欧神話に忠実に沿っているので、もしかしたら来るマグネたちのラグナロクも、北欧神話でミズガルズ蛇とトールによる3度目の戦いとなったラグナロクに近しい結末を迎えるのかもしれません。

ホズはランの放った矢が刺さった男性なのか

第4話の冒頭の神々の紹介では、オーディンの盲目の息子ホズについて紹介されました。ホズは図らずもバルドルを殺してしまい、神々と巨人の決戦ラグナロクが始まるとの紹介がされていましたが、これは今後起きるマグネたちのラグナロクを意味しているのか気になるところ。

そこで注目したいのが、第4話でランが放った矢が右目に突き刺さったと思しき人物の存在です。

フィヨルとランの後をつけてきたサクサにミョルニルを奪われた際、ランはサクサを弓で射抜くようフィヨルに急かされ矢を放ちます。ランの放った矢はサクサを大きく外れ、近くの生垣に飛んで行きました。

その後、ランの放ったものと酷似した黒い矢が右目辺りに突き刺さった人物は、両目を押さえて座り込んでいました。マグネたちはその矢はハリーが放ったボウガンのものだと勘違いしていましたが、矢の形状からしてランの放ったものと考えて良さそうです。

そもそも、ハリーが矢を放ったのはもっと前で、ランが放った矢が生垣に向かって飛んでいった直後に男性の痛々しい声が聞こえました。そのうえで、第4話の冒頭の神々の説明にあるホズが盲目であることを踏まえると、ランの矢が突き刺さった人物こそホズで間違いないと推測することができます。