【策略ロマンス~謎解きの鍵は運命の恋~】11話・12話・13話のあらすじとネタバレ感想。梁翊と秋嫣は妓楼の中を調べるうちに偶然隠し扉を見つけます。2人が入ってみると中には複雑な地下洞が広がっていて……。
11話のあらすじネタバレ
梁翊と秋嫣は妓楼の中を調べるうちに偶然隠し扉を見つけます。
2人が隠し扉の中に入ってみると複雑な地下洞へとつながっていました。
地下洞の中で、梁翊は「こんな所でも変装を?」と言って秋嫣の付け髭を剥がします。
さらに地下洞を進んでいくと、先日、彫師の逃走を手助けした老人の骸が転がっていました。
彫師と同じ手口で口封じされていたのです。
地下洞の奥では妓楼の女将と2人の男が密談していました。
梁翊は秋嫣に、あの中に彫師を殺した男はいるか?と尋ねます。
秋嫣はよく見えないと言って前に出ようとして物音を立ててしまいました。
女将たちに気づかれた梁翊と秋嫣は逃げようとしますが、すぐに行く手を阻まれてしまいます。
梁翊が2人の男の相手をし、秋嫣が応援を呼びに行こうとした女将を取り押さえました。
1人の男は倒したものの、もう1人の男は腕に隠し持った弩※から矢を放って逃げようとします。
梁翊は矢をよけて逃げようとする男の足に刀を投げつけますが、結局逃げられてしまいました。
女将は秋嫣に取り押さえられたまま舌を噛んで自害してしまいます。
梁翊と秋嫣は地下洞から出ようとしますが、中は複雑で道に迷ってしまうのでした。
出口を探す中、梁翊は秋嫣に彫師を射たのと同じ弩を持っていた男が刺客のはずだが、どうしてさっきはわからなかったのかと尋ねました。
秋嫣は仕方なく、捜査に同行したくて刺客の顔を見たと嘘をついたと白状します。
引き続き出口を探す中、秋嫣は刷った偽銀票が乾かされているのを見つけました。
秋嫣は偽銀票から変な匂いがすることに気づきます。
その匂いを嗅いだ梁翊は、これは道教の敬神香だと言いました。
秋嫣がさらに手がかりを探そうと偽銀票が干してある台をどかすと、なぜかその裏に妓楼の侍女の1人が隠れていたのです。
侍女は萍児と名乗りました。
萍児は自分の父も妓楼の門番として働いているが病弱で、その薬代のためにここから偽銀票を盗んでいたと説明します。
もし自分が牢に入ったら薬が買えなくなって父が死んでしまうから見逃してほしいと懇願する萍児。
梁翊は出口へ案内することを交換条件に見逃すと約束します。
案内された出口はなんと皇帝の敬愛を受けている道教の国師が建てた聖宮につながっていたのです!
聖宮へは皇帝と国師の高弟しか出入りが認められていないため、梁翊は急いで立ち去ろうとしますが、門弟たちに見つかってしまいます。
梁翊は自分の身分を明かし、国師への面会を求めました。
国師に面会した梁翊は事情を話し、捜査させてほしいと申し出ます。
秋嫣は横から口を挟み、門弟の中に手負いの男がいるはずだと訴えました。
そこへ国師に次ぐ地位の掌教が現れ、刀傷を受けた門弟を見つけたと報告します。
梁翊がその門弟を連れ帰って取り調べさせてほしいと言うと国師は許可しました。
ところが連れ帰ろうとするとその門弟はいきなり梁翊の背後で刀を抜き、梁翊がそれに応じた隙に他の門弟たちも一斉に刀を抜いたのです。
国師は門弟たちの行動に驚きましたが、掌教1人が冷静でした。
梁翊は掌教に「お前が黒幕か?」と尋ねます。
掌教は今の皇帝が退位した後も活路が開けるように、皇太子の腹心に偽銀票で稼いだ金を貢いでいたと告白しました。
そして掌教は梁翊に、国師に偽銀票の罪を着せてくれれば自分が次の国師となってお前の恩に報いようと持ち掛けます。
梁翊が「この私が言いなりになるとでも?」と言うと、掌教は従わなければお前の親しい女子がここで命を落とすと言って秋嫣に近づいていきました。
とっさに梁翊は明日まで返事を待ってくれと言って時間を稼ぐのでした。
梁翊、秋嫣、国師の3人は翌日まで煉丹室に閉じ込められることになります。
その時、秋嫣は梁翊が腕に怪我をしていることに気づきました。
秋嫣は自分の衣の裾を破き、梁翊の腕に巻きます。
その行動で、梁翊は秋嫣のことを少し見直すのでした……。
同じ頃、梁翊が戻らないことから宋錦が兵を連れて妓楼に踏み込みましたが、建物の中では梁翊も秋嫣も見つかりません。
その後、梁翊は煉丹室にあった薬の材料で火薬を作り、壁を爆破して湖の底から逃げるという策を思いつきます。
湖の中を逃げる途中、溺れそうになる秋嫣。
梁翊は身につけていた腕輪のように美しい一対の手枷の片方を外して秋嫣の手首にはめ、引き上げました。
そして梁翊は秋嫣の口に自分の息を吹き込むのでした。
11話の感想
なんと偽銀票作りに皇帝のお気に入りの国師が関わっていたとは……と思ったら黒幕はナンバー2の掌教だったのですね。
寺院の中での人間関係もなかなか複雑なんですね。
そしてラブコメ定番の人工呼吸キス!
これで梁翊と秋嫣の距離が一気に近づいてしまうのでしょうか。
12話のあらすじネタバレ
なんとか湖からあがる梁翊、秋嫣、国師。
手枷に気づいた秋嫣は外したいと言って梁翊から鍵を受け取りますが、その時、門弟たちが追ってきます。
逃げる途中に鍵を池に落としてしまう秋嫣。
3人は追っ手から逃れて櫓に登り、梁翊は門弟たちが追って来れないように櫓へと渡る吊り橋を切り落としてしまいます。
そして梁翊は櫓から助けを求める狼煙をあげるのでした。
それを見た掌教は門弟たちに櫓の下に薪を置いて火をつけさせます。
その時、狼煙を見た宋錦と、話を聞いた秦暄が聖宮に駆けつけてきました。
宋錦は掌教を弩で撃ち、櫓に投げ縄をして3人を助け出します。
秦暄は手枷で繋がれた梁翊と秋嫣を見て密かに嫉妬するのでした……。
梁翊が帰ろうとすると、地下洞にいた腕に弩を隠し持った門弟が背後から襲ってきます。
それに気づいた秦暄はその門弟を刺し殺しました。
門弟の骸を調べた秋嫣は、この者は右腕に弩を隠しているが、彫師を射た刺客は左腕から弩を発していたと言い、刺客は別にいると推理します。
また、建物内にいた萍児も助け出されました。
その時、皇帝の遣いが来て罪人たちを連行して行こうとします。
梁翊は皇帝の遣いに、萍児は妓楼の侍女で事件には関係ないと説明して約束を守りました。
門徒たちが連行された後、梁翊たちが取引の名簿が見つからない話をしていると、萍児が以前に偽銀票を盗んだ時に帳面も一緒に持ち帰ったと話します。
萍児は梁翊、秋嫣を自分の家に案内し、父に偽銀票を出すように言いました。
それを待つ間、萍児は茶を入れるふりをしながら、なんと梁翊を短剣で襲ったのです。
一度は秋嫣が突き飛ばしたものの、またすぐに襲おうとした萍児を今度は萍児の父が止めようとしました。
萍児が父を突き飛ばした時、父は運悪く頭をぶつけて死んでしまいます。
ショックのあまり、短剣で自害しようとした萍児を梁翊と秋嫣が止めました。
萍児は以前、本当の父が梁翊に捕まって家が滅び、その後父と呼んでいたのはその時に助け出してくれた護衛だと説明するのでした。
秋嫣はその護衛が左腕に弩を隠し持っていたことを確認し、彫師の口を封じた刺客はこの人物だと確信しました。
梁翊は萍児に掌教との関係を問い詰めます。
萍児は家が滅びた後、偽銀票を描いて市場で食べ物を買おうとしていたとのこと。
そこへ通りかかった掌教が萍児の偽銀票を描く腕を買い、父子は偽銀票作りに加わることになったとのことでした。
その後、秋嫣は手枷を外したいと言いますが、梁翊はこれは外国からの献上品で、この国に鍵はあの池に落とした1つしかないと答えます。
仕方なく2人は手枷を繋ぐ金具だけを切断し、手枷はそのままにすることにします。
結局、偽銀票事件は梁翊とは別の部署が担当することになりました。
それを聞いた秋嫣は、妓楼で見つかった証拠を別部署へ引き渡す前に、秋家の取引の手がかりを探したいと言います。
秋嫣たちが手がかりを探していると、新たに事件を担当することになった元閬(チャン・イーツォン)が証拠を差し押さえに来ました。
実は3年前、元閬は梁翊に捜査の過ちを指摘されて左遷され、今回やっと都に戻って来たという因縁があったのです。
梁翊は秋嫣のためになんとか元閬を足止めしようとするのでした。
12話の感想
手錠の鍵をなくしてしまうのもラブコメあるあるですが、今回は精巧な細工が施された手枷ということで、お揃いの腕輪のようになってしまう展開がおもしろいですね。
秦暄が嫉妬するのもわかる気がします……。
13話のあらすじネタバレ
梁翊の時間稼ぎのおかげで秋嫣は無事に秋家の偽銀票取引の証拠となる玉佩を見つけました。
秋嫣が玉佩を持ち帰ると、それは山で修行中のはずの秋家の長男、秋憲のものだとわかります。
秋大夫人は秋憲を呼び戻して叱責しますが、秋憲はこの玉佩は去年秋家に戻った時に盗まれたものだと言いました。
事件が解決していない中、四男の秋宏は遊びに出ようとして側室の寇姨娘に止められます。
ところが正室の米氏は「好きに行かせたらいい」と言い、秋宏は出て行ってしまうのでした。
秋嫣は使用人に秋宏を尾行させますが、見失ってしまったとのこと。
しかし、使用人は米氏が屋敷を裏門から出てこっそり芝居小屋へ行くのを見たというのでした。
後日、秋嫣と青黛は米氏を尾行してその芝居小屋へ行ってみます。
芝居小屋で尋ねると、米氏はよくここに来るが芝居を見るわけではなく、通りに面した部屋を定席にしているとのこと。
秋嫣が米氏の視線の先を見ると、そこにはワンタンの露店がありました。
そして秋嫣はその露店を営む両親は粗末な衣を着ているのに、娘だけが上等な衣を着ていることに気づきます。
また秋嫣はワンタン店で食事をし、その娘の誕生日が米氏の息子、秋荻と同じだということを聞き出しました。
実は秋宏は昔、寇姨娘と結婚したいがために米氏を離縁しようとしたことがあった。しかし、米氏が男子である秋荻を産んだため、秋宏は秋大夫人から離縁を禁じられた。
秋嫣は米氏が都合よく男子を産んだのにはからくりがあるのではと考え、青黛を当時の産婆のもとへと使いにやります。
青黛の報告によると産婆は年をとっていて言うことが要領を得ないが、秋荻の名を出したら「米様
ご安心を。秘密は墓場まで持っていく」と言ったとのこと。
秋嫣は当時、米氏が産まれた子が女子だったため、産婆に頼んで同じ誕生日の男子とすり替えて離縁を阻止したと確信しました。
その後、秋嫣は秋家の全員を集めて次のように話します。
- 秋憲は小さい時から過敏症なので、妓楼のような常に濃厚な香が焚かれている場所には行けない。
- 秋宏はこの1年ほぼ毎日別の妓楼に行っていて問題の妓楼に行く暇がなかった。
- 堅物だと思われている三男の秋寧だが、消去法で問題の妓楼に行ったのは秋寧以外に考えられない。
秋嫣に問い詰められた秋寧は妓楼に行ったことを認めます。
しかし、秋寧は自分が妓楼から持って帰った偽銀票は何者かに盗まれてしまったのだと言うのでした。
一同は信じようとしませんが、秋寧は自分の部屋には偽銀票に触れた手にかけると色が変わる薬液があると言い出しました。
秋嫣は使用人の徐氏にその薬液を取りに行かせます。
後から秋嫣はこっそりと徐氏の様子を見に行きました。
すると徐氏はその薬液を密かに捨てていたのです!
秋嫣は薬液を捨てるのは徐氏が秋寧から偽銀票を盗んだ張本人だからだと指摘するのでした。
13話の感想
秋家の内情がこんなに複雑だったとは……。
それにしてもベテランの使用人である徐氏はなぜ偽銀票を盗んだのでしょうか。
続きが気になります。