【清越坊の女たち~当家主母~】12話・13話・14話あらすじネタバレと感想。勘違い

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【清越坊の女たち】12話・13話・14話あらすじネタバレと感想。李照は丁栄を利用して翠喜を潰そうとしていましたが、翠喜もそう簡単に先祖代々続いた清越坊を潰すわけにはいきません。そこで他の織り元と共に一斉休業という手に出ました。しかし、先導した首謀者は杖刑されることになり……。

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【清越坊の女たち】12話あらすじネタバレ

翠喜は、舒芳の縁談を考えていましたが舒芳は「清越坊の大番頭になるのが夢」と縁談話に気が進まないようでした。それでも魏良弓なら縁談に応じると言うので、翠喜は良弓に気持ちを確かめることにします。

良弓が咳をしていたことから、翠喜が「体が弱いなら善良で聡明な女子に世話をしてもらうべきでは?」と勧めると良弓は「自分の心にはある女子がいるから他の女子のことは考えられない。でもその人には想い人がいる」と、宝琴を思い浮かべながら言ったのです。

翠喜は良弓の言葉を聞いて雪堂のことを思い出し涙を流しました。

「情の深い人ほど薄情になるものです 分かっているのに無辜の人を傷つける必要があるでしょうか」

(過去の回想)雪堂と宝琴が駆け落ち寸前で見つかった後のことです。翠喜の元に大女将がやって来て、曽家が差し押さえられる前に雪堂と婚礼を挙げるよう催促されました。

翠喜がためらっていると大女将は、こんな形で任家を潰すわけにはいかないと泣いて翠喜に頼み込んだのです。「お願よ、任家と雪堂を助けて。あなたが頼み込めば雪堂は拒みはしないわ」と。翠喜が自分が置かれている立場や悩みを必死で訴え、雪堂は翠喜と婚礼を挙げることに同意したのです。(回想おわり)

良弓の言葉で過去を思い出した翠喜は、任家の女主人である自分に生きる意味があるのかと苦しい胸の内を祠堂で訴えました。

秀山は、翠喜を喜ばせるために良弓が掘っていた木彫り人形を手渡しに来ましたが、翠喜にはそれが良弓が彫ったものだとすぐにわかりました。一度は返そうと思ったようで書斎に行きましたが、良弓の顔を見ると渡せなくなってしまいます。

翌朝、抜取検査で彩花庫錦さいかこきんが不合格になって戻って来たと如風が知らせに来ました。しかもそれらは、織造局から作り直しを命じられたというのです。彩花庫錦を検査したのは丁栄で、ほかの織元のはみんな合格していました。

翠喜と如風がこの件について話している所に丁栄がやって来ましたが、翠喜は「噂をすればだわ」と待たせるよう侍従に命じます。如風は、趙栄は領織で後ろ盾が李照だと心配しましたが、翠喜は「後には引けない」と闘う構えでした。

翠喜は、ほかの織り元の番頭を呼び寄せて相談し、その後 丁栄も清越坊に入らせます。すると丁栄は、怯えながら「復元した織物には技法に誤りがあるため、一緒に蘇州府に行って府の職人に織り方を詳しく教えて皆で完璧な方法を検討したらどうか」と提案してきたのです。これには、その場にいた一同は笑うしかありません。

先祖代々の技法と任家の基盤がやすやすと手に入ると?と、翠喜は怒りを隠さず丁栄に反論しました。他の番頭から「恥知らず」と罵られ、如風に殴られると態度を一変し「この技法を欲しているのは李織造殿だ。お前は嫌でも教えるのだ」と叫びます。

すると翠喜は、「証人が役人に心付けを送ることはあるけど、織造殿が役人から強盗に成り下がり職人の命を奪うのは初めて聞いた」と丁栄を見下しながら言いました。丁栄はそのまま清越坊を追い出され、翠喜たちは今後のことを話し合います。

李照は任家を狙っているがここで味を占めれば他の3家を標的にするだろうと推測し、代々受け継いできた技術を守るために店を一斉休業することにしました。そして、任家をはじめ蘇州四代織り元が休業したと知った宝琴も同じく、清越小坊を休業することにしたのです。

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【清越坊の女たち】13話あらすじネタバレ

四大織り元が休業となり李照は丁栄に「独断で先走りして私の名声を地に落とした」言いがかりをつけ、身重の妻 巧児を跪かせて翠喜の許しを乞えと命じたのです。

丁栄から、侍女だったお前が頼めば奥様は聞いてくれると頼まれた巧児は、任家の屋敷の前で跪きました。しかし、翠喜が巧児の元へ駆け寄ると巧児はそのまま倒れてしまったのです。翠喜は、すぐに医者に診せ巧児もお腹の子供も無事で済みました。良弓も、四代織り元が休業していると聞き心配してやってきます。

一方で、巧児と子の無事を聞いた丁栄は、李照に言われたことを話しましたが二度と無理をさせるなと翠喜に強く念を押されました。そして、李照に「技術は職人の命、織り元に商売を再開させるためにはすべての織り元と”技術の提供を迫らない”契約を結ぶように」と伝えるよう言ったのです。

伝言を聞いた李照は、翠喜を罵りながらも蘇州四代織り元の休業が知れ渡っている以上、名声に傷をつけないためにも契約せざるを得なくなりました。

後日、組合に契約に同意すると言う文が届き、快挙だと大喜びした織り元たちは花火を焚いて一斉に店開きをします。そんな中、翠喜と李照の対立が気になっていた良弓は宝琴を尋ねました。そこで、生糸の値のつり上げにも雪堂の失踪にも李照が関わっていること、李照の動きを探るために宝琴が動いていることを知ります。

その頃、舒芳は翠喜から婚礼の相手として如風を薦められ考えてみることに。そこに陳暁紅が飛んできて、一斉休業に関して先導した首謀者は杖刑40回の罰を受けると騒いでいました。

それを草陰で聞いていた如風は、令牌を持ち出して蘇州府署に行き”任家の当主”として、翠喜の代わりに処罰を受けたのです。処罰を受けている如風を見た舒芳は、心配しながらも如風を見る目が変わりました。

一方で、翠喜は曹文彬から「如風が無理を通さなければそなたが処罰されていた。我らの関係は良好だから助けるのは当たり前だが今回だけだぞ」と釘を刺されました。

舒芳は、杖刑を受けたことにより熱を出し意識も朦朧としている如風の看病を自ら申し出ました。そんななか、宝琴から杖刑について聞かされた良弓は、李照に会うため自ら織造局に出向きます。

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【清越坊の女たち】14話あらすじネタバレ

林舒芳は、如風を好きになり始めていると翠喜に打ち明けました。そこへ書硯と書墨がやって来て、良弓が李照と織造局へ入っていったのを見たと隙に報告します。良弓は、李照に会い職人の技術を奪わないでほしいと頼み、さらに科挙も受けないと断言しました。

李照は、楯突くと後が怖いぞと脅しましたが良弓は、後のことなどどうでもいい堂々としていただけというと、李照は良弓の頼みを聞き入れたのです。しかし、李照がこれで終わるわけがありません。とりあえず約束はしましたが別の方法で翠喜を潰す計画を立てるのです。

翠喜は、良弓が今回の一件で任家を守るために李照に会いに行ったと聞き、良弓に頭を下げて礼をしました。そして、その恩返しとして良弓のために巾着を織ることにしたのです。

良弓が清越小坊に行くと、宝琴から戻ってくるよう言われます。その理由は、李照は翠喜と対立関係にあるから任家を潰すための手段は選ばない。良弓と翠喜に汚名を着せるかもしれないと心配してのことでした。男女の潔白は証明しづらいこと、それに男は遊びで済むけど女には致命的だと翠喜のことを気にかけてのようでした。

一方で、李照から「翠喜の肌着を盗んで良弓の部屋に置け」と命じられた丁栄は、李照はまともじゃないと言いつつも、妻子を養い守るためには言いなりになるしかないと巧児に相談します。ただ、任家に入るのは難しいため巧児の出産を報告しに行った時に盗み出すと約束したようでした。

さらに、李照が翠喜を敵対視している理由が「翠喜がいると生糸の値が上がらないから儲からない」という、李照の懐を肥やせないためだと知った丁栄は、傍観する立場でいたいと巧児に話します。

また、舒芳を娶ることを楽しみにしていた如風は、婚礼によい日取りをリストアップし「好きなんだ、だから君と生涯を共にしたい」と暦を見せながらプロポーズしました。すると舒芳は、少し迷いながらも来月20日と返事をしたのです。

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【清越坊の女たち】12話~14話の感想

翠喜は、本当は雪堂を想っていたことがわかりましたが、彼を想うことは翠喜にとってとても辛かったようでした。生きる意味があるのかという悲痛な叫びは、彼女の苦労を表す言葉でもありました。

また、良弓の心にいる女子というのはどうやら宝琴のようです。翠喜はそれに気づきショックを隠せないみたいだったので、この時点で良弓に心を奪われているような感じなのでしょうか。

木彫り人形ですが、これは翠喜に似ていましたが良弓は想い人である宝琴のために掘っていたのです。翠喜は自分かと勘違いしていたようです。

Photo:「清越坊の女たち~当家主母~」©2022 Huanyu Entertainment Co., Ltd.
本ページの情報は2023年10月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービスにてご確認ください。