【長歌行】9話・10話・11話のあらすじとネタバレ感想。李長歌たちが李瑗のところへ行くと王君廓が李瑗を殺害していて謀反を起こそうとしたから討ったと言います。その後、李長歌は皇太子印を返すように迫ってきた魏叔玉を気絶させて逃亡し……。
【長歌行】9話のあらすじネタバレ
李長歌と阿竇が駐留軍とともに李瑗のところへ行くと、王君廓が李瑗を殺害していて謀反を起こそうとしていたから討ったと白々しく言います。
また王君廓は、魏叔玉は自分が匿い治療させていると言って罪を許してもらおうとするのでした。
それを聞いた李長歌は魏叔玉のところへ向かいます。
その後、王君廓は駐留軍の沈将軍に今立ち去ったのは李建成の娘だと密告しようとしますが、沈将軍は聞かなかったふりをして王君廓を捕らえました。
李長歌は魏叔玉にこれまでの経緯を説明し、李楽嫣を安全に送り届けるように言います。
魏叔玉が皇太子印を返すように迫ったので、李長歌は魏叔玉を気絶させて逃げました。
その時、晧都が駆けつけてきます。
沈将軍から”魏叔玉”が幽州の危機を通報したと聞き、晧都は李長歌が監禁されている魏叔玉になりすまして駐留軍に行ったのだと直感しました。
晧都がその人物を確認しに行こうとすると沈将軍が呼び止め、王君廓の処遇はどうするのかと尋ねて足止めします。
その間に李長歌は駐留軍の兵に変装して外に出て、残った阿竇が晧都に”俺が通報した者だ”と言い張るのでした。
その後、気絶していた魏叔玉を起こすとひと言目に”李長歌は?”と言ったので、晧都はやはりここに李長歌がいたのだと確信します。
城外へ逃げた李長歌は父の配下だった沈将軍に自分は皇太子印を持っている、一緒に李建成派の再起を図ろうと言いました。
しかし沈将軍は、皇太子印は単なる塊でそんなもので大軍は動かせないと言います。
そして沈将軍は李長歌に朝廷の手が届かない国境の朔州に行くことを勧めるのでした。
沈将軍は李長歌を見送った後、追ってきた晧都と魏叔玉を阻みました。
晧都は自分が応戦し、魏叔玉に李長歌を追わせることにします。
追いつかれた李長歌は魏叔玉の肩を剣で刺し、”これでは人の心は動かせない”と言って皇太子印を返しました。
魏叔玉は沈将軍に捕らえられている晧都のところへ行って皇太子印をを見せます。
晧都は李長歌を逃がしたことを責めたものの、今は李楽嫣を送りに行くよう魏叔玉に言いました。
ところが宿に1人でいた李楽嫣は人さらいにさらわれていたのです!
晧都と魏叔玉は幽州と李楽嫣のことを報告するため都に戻ることにしました。
朝廷では幽州での出来事を受け、李建成の旧臣がいる他の場所でも同様のことが起こるのではないかと懸念されていました。
さらに杜如晦は魏徴に、ご子息が幽州に行ったにもかかわらず問題が起こったと嫌味を言います。
魏徴は憤慨し、自分が李建成の旧臣がいる他の場所を回って説得すると言い出すのでした。
夜になり道中の山小屋に入った李長歌は、また阿詩勒隼と再会します。
阿詩勒隼は逃走を邪魔したことで阿詩勒渉爾たちから追われ、背中に傷を負っていました。
傷の手当てをしながらいろいろと質問する李長歌に、阿詩勒隼はついに自分は阿詩勒部の人間だと告げます。
そして李長歌が朔州に行くと聞いた阿詩勒隼はそこは戦乱が続いていて危険だからと言い、次は宿に泊まれと言って金の入った袋を渡しました。
【長歌行】9話の感想
沈将軍が李建成の旧臣で、李長歌を逃がしてくれて本当によかったです。
一方、李楽嫣は人さらいにさらわれてしまうなんて!
人さらいの方もまさか現皇太子の娘だとは思ってないので、李楽嫣はどうなってしまうのでしょうか……。
そして、阿詩勒隼と李長歌がまた運命の再会。
ちょっと偶然すぎるような気もしますが(笑)、2人の関係は朔州ではどうなっていくのでしょうか。
【長歌行】10話のあらすじネタバレ
阿詩勒隼と別れて朔州に来た李長歌はこの地を治める公孫恒(ルー・シンユー)は前王朝の旧臣だと聞き、唐の皇太子だった父のために挙兵させるのは難しいと感じました。
李長歌は合流した阿竇とともに、公孫恒を味方につけるために一計を講じることに。
まず李長歌と阿竇は山道で山賊の話を立ち聞きし、襲われそうになっていた公孫夫人と娘を助けます。
そして、公孫恒に面会した李長歌と阿竇は自分たちは前王朝の旧将を親に持つ兄弟だと偽り、公孫恒に仕えさせてほしいと言いました。
公孫恒は信じませんでしたが、公孫夫人のとりなしでひとまず屋敷に置いてもらえることになります。
一方、阿詩勒隼は延利可汗から、朔州攻めは土喀設が主導するのでそれに従えという軍令を受け取っていました。
阿詩勒隼の部下である穆金(イー・ダーチェン)は、土喀設は手柄を奪うつもりだと悔しがります。
その後、阿詩勒隼は内情を探るために穆金とともに朔州に行くことにしました。
ある夜、同様にさらわれたもう1人の女子が人さらいたちを泥酔させ、李楽嫣に一緒に逃げようと持ちかけます。
ところがその女子は李楽嫣を踏み台にして外に出たまま戻って来ないのでした……。
同じ頃、公孫恒の部下の秦古(リー・ジェンイー)から都から知らせが来ていると聞いていた李長歌は、その内容を知るため夜になるのを待って公孫恒の部屋に忍び込んでいました。
それを秦古が攻撃。
李長歌たちの素性を疑っていた秦古がわざと都から知らせが来ていると言って、李長歌の行動を見張っていたのです。
秦古は李長歌に、公孫家に決して害を及ぼさぬようにと忠告するのでした。
翌朝、李楽嫣が目覚めると1人で逃げた女子は人さらいに殺されていました。
人さらいは逃げようとしたら同じ目に遭うと言って李楽嫣を脅すのでした。
【長歌行】10話の感想
阿詩勒部は内部の手柄争いが激しいですね。
こんな状態で他国を攻めていて大丈夫なんでしょうか。
それにしても李楽嫣は一緒に逃げなくてよかったですね。
宮廷を出たら本当に誰にも頼れないですね……。
【長歌行】11話のあらすじネタバレ
李長歌と話をするうちに徐々に信頼していった公孫恒は、李長歌を主簿※に任命するのでした。
その後、街で李長歌と阿竇が食事をしている時、阿竇がもう金がないと言い出します。
李長歌は店主に財布を忘れて来たから弟に取りに行かせると言って、先に阿竇を逃がしました。
残された李長歌は店主に役所に突き出されそうになります。
その時、朔州の街を偵察していた阿詩勒隼が通りかかって代わりに食事の代金を払ってくれました。
李長歌が阿詩勒隼を城外まで送って行った時、阿詩勒部の斥候が走って行くのを見かけます。
阿詩勒隼は李長歌に朔州はもうすぐ攻撃されるから早く去るようにと言いました。
李長歌は急いでそれを公孫恒に知らせ、出陣するように言います。
しかし公孫恒は軍を動かさず、李長歌と阿竇を屋敷に閉じ込めてしまうのでした。
李長歌は朔州は陥落するかもしれないと諦めますが、しばらくして屋敷に戻ってきた公孫恒はなんと「勝利した」と言ったのです。
実はあの時、公孫恒は弓隊を潜ませて敵が近づくのを待っていて、弓の攻撃で敵の足並みを乱してから攻撃に転じて土喀設率いる兵を敗走させていたのでした。
李長歌は公孫恒の兵法に感服します。
その後、都から朔州に派遣されている軍司令官の司馬図が公孫恒を呼び出しました。
何かを察した公孫恒は李長歌宛ての手紙を秦古に託して出かけます。
司馬図は阿詩勒部の急襲に対して自分の許可を得ずに軍を動かしたことに難癖をつけ、公孫恒を投獄しました。
実は司馬図の弟である司馬健は阿詩勒部に寝返って土喀設の部下となっていたのです。
公孫恒の投獄は朔州を自滅させるために、司馬健が司馬図をそそのかしたからでした。
【長歌行】11話の感想
李長歌がせっかく公孫恒の信頼を得てきたのに、公孫恒の身に危険が迫っていそうです……。
しかもそれが阿詩勒部側の指示によるものだったとは!
李長歌は朔州を救うことができるのか気になります。