【長歌行】12話・13話・14話のあらすじとネタバレ感想。公孫恒の留守宅に司馬図の兵が現れ、兵符を没収すると言われますが、李長歌たちは盗難に遭ったと言ってその場をしのぎます。李長歌は司馬図と阿詩勒部の和議を阻止する策を考え……。
【長歌行】12話のあらすじネタバレ
公孫恒の留守宅に司馬図の兵たちが現れ、兵符を没収すると言いました。
秦古と李長歌は、兵符が盗難に遭ったように見せかけてその場をしのぎます。
兵たちが去った後、司馬図が阿詩勒部との和議に動いているとの報告がありました。
李長歌は和議を阻止するための策を思いつき、秦古に相談しに行きます。
すると秦古は公孫恒から託された李長歌あての”号令に従う”という手紙を出し、策のために兵を動かせるようにしました。
李長歌は2人の将軍を呼び、1人の将軍には土喀設の軍営に連日のように夜襲をかけるように言い、もう1人には兵を率いて密かに城外で待機するように命じます。
また、李長歌は公孫恒の護衛である緒風にあることを命じました。
その頃、公孫恒が投獄されていて出兵できないはずの朔州軍が攻撃してくることを不審に思った土喀設は司馬健を司馬図に会いに行かせます。
緒風は司馬図の屋敷に忍び込み、密談を立ち聞きしました。
ところが緒風は侵入を気づかれて捕らえられてしまいます。
司馬健から拷問された緒風は……。
しばらくして公孫恒の屋敷に戻った緒風は李長歌に睡眠薬を嗅がせて連れ去ります。
緒風が李長歌を連れ去った先は司馬健のところでした。
司馬健は緒風に剣を渡して李長歌を殺すように言います。
緒風は躊躇なくその剣で李長歌の胸を突き刺したのです。
司馬健の報告を受けた土喀設は戦上手な人物はもういないと安心し、翌日和議のために城門に向かいます。
司馬図に手渡された投降書を土喀設が見ていると、1本の矢が投稿書を射落としました。
その矢を射たのは李長歌でした。
昨夜のことは緒風と事前に打ち合わせ済みで、李長歌は胸に血のりの入った袋を仕込んで殺されたふりをしていたのです。
ハメられたと思った土喀設は司馬図を斬り殺しました。
土喀設は兵たちに攻撃を命じますが、朔州軍は弓で迎え撃ちます。
形成不利になった阿詩勒部の兵たちは一旦乾期で枯れた川岸まで引き返すことにしました。
実はその川は乾期で枯れたように見せかけて朔州軍が上流で水を堰き止めていたのです。
朔州軍が堰を切ると川に水が戻り、ほとんどの阿詩勒部の兵たちは濁流に呑まれてしまいます。
司馬図の屋敷から助け出された公孫恒は李長歌の功績を讃え都尉※に昇格させました。
一方、晧都は街で”李主簿”の武勇伝を耳にし、それは李長歌ではないかと考えるのでした。
【長歌行】12話の感想
最初は緒風が裏切ったのかと思って驚きましたが、緒風が侵入に気づかれるところからすでに李長歌の策だったのですね。
そして少ない兵力で川という自然を利用して敵を敗走させる李長歌の手腕はさすがです!
【長歌行】13話のあらすじネタバレ
阿詩勒部の精鋭部隊”鷹師”が朔州の食糧庫に火を放ったとの報告があります。
実は鷹師を率いるのは阿詩勒隼でしたが、阿詩勒隼は朔州軍に李長歌がいると考え仮面をつけて参戦していました。
激しい戦いの中、公孫恒が負傷し李長歌が代わりに指揮をとることになります。
李長歌の機転により戦況は朔州軍が優勢に。
そこで李長歌は阿詩勒隼だとは知らずに敵将に向かって矢をつがえます。
対抗して阿詩勒隼も李長歌に向かって矢をつがえ、双方が同時に放ちました。
阿詩勒隼は矢をよけ、李長歌は肩に矢を受け倒れてしまいます。
阿詩勒軍は敵将を討ったと思って勢いにのりますが、李長歌は矢を抜いて立ち上がりました。
それにより朔州軍の兵たちの士気が上がり、阿詩勒隼は一旦兵を退いて朔州を包囲することにします。
敵軍が去って行くのを見届けた李長歌は再び倒れてしまうのでした。
一方、延利可汗から阿詩勒隼に、阿詩勒渉爾の代州攻めに協力するように命令が下りました。
阿詩勒隼は自分は朔州に留まり、穆金を派遣することにします。
さらに阿詩勒隼は穆金に、代州で敵の軍装を回収し唐軍に扮するように命じるのでした。
代州では阿詩勒渉爾の軍が民までも襲っていました。
この時、代州には人さらいに連れられた李楽嫣も滞在していたのです。
人さらいたちの滞在先も兵に襲われ、李楽嫣はその混乱に乗じて逃げ出すのでした……。
朔州で、阿竇と街を歩いていた李長歌は晧都に襲撃されます。
李長歌が応戦し、阿竇は助けを呼びに行きました。
危機一髪という時、阿竇が秦古を連れて戻ってきます。
秦古が助太刀し、今、朔州の民の安全は”李都尉”にかかっているから傷つけさせはしないと言うと、晧都は後悔するぞと捨て台詞を残して去って行くのでした。
鷹師が朔州の包囲を続ける中、李長歌は包囲を抜けて外へ援軍を求めることを提案します。
阿竇はその役目を買って出て、戻ったら”大将軍”と呼んでくれと言って出発しました。
道中、阿竇は代州が阿詩勒軍に占領されたことを知り、現状では都に援軍を求めることは不可能だと悟るのでした。
代州に到着した穆金は、阿詩勒渉爾の兵が民を襲っているのに遭遇して助けます。
助けられた民の中には李楽嫣もいたのでした……。
【長歌行】13話の感想
もしかして阿詩勒隼はわざと李長歌の急所を外して矢を射たのかもしれないですね。
またしつこく追ってくる晧都ですが、今回は秦古の言葉が心に響き李長歌に朔州を守らせるために立ち去ってくれたのではないでしょうか。
阿竇、李楽嫣の今後も気になります……。
【長歌行】14話のあらすじネタバレ
朔州に戻る途中、阿竇は土喀設の兵に捕まってしまいます。
阿竇は土喀設に、自分は李都尉の実の弟だから人質にして交渉すれば朔州を手に入れられるとうそぶきました。
阿詩勒隼より先に手柄を立てたい土喀設は阿竇を連れて再び朔州の城門に行きます。
ところが阿竇は城門の前で助けを請わずに「代州は陥落した。援軍は来ない!」と叫んだのです。
激怒した土喀設の部下は阿竇を刺し殺してしまいます。
その時、唐軍に扮した阿詩勒隼の兵が城門に到着。
しかし阿竇の最期の叫びを聞いていた朔州軍は、すぐにそれが援軍ではなく阿詩勒軍が扮したものだと見破り戦闘態勢に入るのでした。
阿詩勒隼の策がバレては自分たちも不利になると悟った土喀設は自分の軍を退却させます。
李長歌はそれを追って阿竇の仇の兵を討とうとしますが、背後から別の阿詩勒軍の兵に狙われていました。
それに気づいた阿詩勒隼はその阿詩勒軍の兵を矢で射り、李長歌に仇討ちを果たさせます。
阿詩勒軍の撤退後、李長歌は”竇大将軍”の名で阿竇の墓を建てるのでした。
その後も阿詩勒軍の包囲は続き、朔州内の食糧が尽きかけます。
公孫恒は阿詩勒隼に手紙を送り、1対1で会いたいと申し入れました。
阿詩勒隼に会った公孫恒は鷹師が食糧庫に火を放った時に民を傷つけなかったことを讃え、朔州を献上する代わりに民を守ってほしいと頼みます。
そして公孫恒は阿詩勒隼に、それを約束してくれれば阿詩勒部全員が納得する手土産を持参すると言うのでした。
翌日、公孫恒は李長歌に朔州の全てと妻子を託すと言い、朔州の民を守る代わりに阿詩勒隼に自分の首を差し出すと言いました。
李長歌は驚きますが、公孫恒は李長歌が前皇太子の娘だと知った上でそれを申し出ていたのです。
実は秦古が李長歌に助太刀した時に晧都との会話を聞いて正体に気づき、公孫恒に伝えていたのでした。
【長歌行】14話の感想
阿竇はとても愛嬌のある少年だったので、その死がより一層切なく感じられます。
それにしても李長歌のために味方の兵を射てしまった阿詩勒隼ですが、それは後々問題にならないのでしょうか。
そして公孫恒が朔州の民を守るために自分の首を差し出すことを決断……。
朔州では良い人との別れが相次ぎ悲しくなります。